どっさりと届いた衣裳ですが、
これらは借り物ではなく、
すべて頂きました。
そのおかげで、
いよいよ気楽に、
使わせて頂いたのですが、
なぜ「返却不要」なのか?
・・・といえば、
これらの衣装の主は、
すでにこの世にはいない方たちなんです。
亡くなった後、
入所者のご家族が処分を頼んだ衣類を、
ある程度残してあって、その一部なのだとか。
そんな形見の品を、
こんなエセ老人が着せてもらってもいいのか、
とためらいましたが、
「いえいえ、かえって、
ライトを浴びさせてあげて下さい」
と言われて気持ちが軽くなりました。
どなたかは知りませんが、
着ていらしたお洋服、
もう一度、大切に使わせてもらいます。
大勢のお客様にも、
見てもらいますからね。
そんな思いを込めて、
舞台に向かって行きました。
・・・って、
ふぅぅむ、マジメだ・・・
いつものウラ話の、
「うわっ」とか「ぎゃっ」とか「ひえぇぇぇぇ」
みたいなのが、全くないな。
確かに今回、
その手のスペクタクルな(?)
ネタがないんですよね。
でも、もう少し、お付き合いください。
このあとは、役作りのこと、などなど、
書いていこうかなと。
やっぱり認知症の役というのは、
一筋縄ではいきませんでした。
なによりびっくりしたのは、
信じられないほど、セリフが覚えられない!
ってこと。
これには本当に、愕然としました。
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