望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

ウラ話・ホンモノはすごい(その6)

2015-02-11 22:57:17 | 舞台・ウラ話

どっさりと届いた衣裳ですが、
これらは借り物ではなく、
すべて頂きました。

そのおかげで、
いよいよ気楽に、
使わせて頂いたのですが、

なぜ「返却不要」なのか?

・・・といえば、

これらの衣装の主は、

すでにこの世にはいない方たちなんです。

亡くなった後、
入所者のご家族が処分を頼んだ衣類を、
ある程度残してあって、その一部なのだとか。


そんな形見の品を、
こんなエセ老人が着せてもらってもいいのか、
とためらいましたが、

「いえいえ、かえって、
 ライトを浴びさせてあげて下さい」

と言われて気持ちが軽くなりました。


  どなたかは知りませんが、
  着ていらしたお洋服、
  もう一度、大切に使わせてもらいます。

  大勢のお客様にも、
  見てもらいますからね。


そんな思いを込めて、
舞台に向かって行きました。



  ・・・って、

ふぅぅむ、マジメだ・・・

いつものウラ話の、
「うわっ」とか「ぎゃっ」とか「ひえぇぇぇぇ」
みたいなのが、全くないな。

確かに今回、
その手のスペクタクルな(?)
ネタがないんですよね。

でも、もう少し、お付き合いください。


このあとは、役作りのこと、などなど、
書いていこうかなと。


やっぱり認知症の役というのは、
一筋縄ではいきませんでした。

なによりびっくりしたのは、
信じられないほど、セリフが覚えられない!
ってこと。

これには本当に、愕然としました。




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