望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

寒かった・・・

2011-02-13 01:53:59 | 演劇・舞台・小劇場
 
今使っている稽古場は、
広くて、がっつりセットが組めていいのですが、

元々は倉庫だったものを改造したものなんですね。

だから、やっぱり、寒い・・・。

じっとしていると、しんしん底冷えがしてきます。

どのくらいかというと、

このくらい(笑)



じっと座ったままの演出助手は、
このくらい防備しないとやってられません。




昨日、今日は、ほんに寒かったなぁ~~ 

これから本番が終わるまで、いいお天気でありますように 



          

「将門 ~平将門傀儡徒夢~」

 お席はまだまだございます

 ご予約、お待ちしております
                
           


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衣裳もラストスパート!

2011-02-12 00:22:42 | 演劇・舞台・小劇場
 
衣裳作りも着々と進んでいます。

用意した布、なんと500メートル!!!


気の遠くなりそうな量ですが、
衣裳担当の三之助さんの下で、
小道具同様、私たちもがっつり手伝います。


小道具の時にも書きましたが、
今回は平安時代。

つまり、着物ができる前の話。

衣裳も、かなり独特のものです。
なんというか、飛鳥の壁画の衣裳の進化形というか。

でも、かなり華やかなものになりそうです。


色を合わせながらフィッティングして、
その役と、その役者さんに合った衣裳を決定。

 



それを衣裳チームが最後の仕上げをしていきます。

さて、この人、小劇場好きの方なら「あれ?」と思われるかも。



おヒゲを描くとわかるかな?
ご存じ「ヒゲ太夫」さんのベテラン女優、成田みわ子さんです。


こんな感じで、手作り感いっぱい。


とはいえ、そりゃぁ、華やかなものができております。


・・・平安の東国へ・・・

お待ちしております 



         

将門 ~平将門傀儡徒夢~」</st
rong>

    詳細はこちらに

           
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大きなツリーの足元で

2011-02-11 00:26:38 | 演劇・舞台・小劇場
 
怒涛の終日稽古。

稽古場到着。

 朝、8時40分のスカイツリー。





外での最終ミーティング。

 夜、10時10分のスカイツリー。

 


明日、明後日、雪なのかなぁ・・・。

あんまり降らなきゃいいなぁ 



いよいよ本番まで、あと5日!


          

将門 ~平将門傀儡徒夢~

           
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主役もヒロインも小道具作り

2011-02-09 09:50:56 | 演劇・舞台・小劇場
 
ついに大きなスタジオに入りました 

ここで、本番と同じ形のセットを組んで稽古します。


これまで平面の稽古場でやっていた殺陣も、

まるっきり勝手が変わって、最初はみんな大パニック。

セットには階段もあるし、壁もありますからね~。



いやもちろん、これまでだって、
それを想定して稽古してきたはずなんですが、

そこが頭で考えるのと、実際にあるのとの違いで 


バキッ!(木の折れる音)

「おいっ


なーんて状態から、またじっくりと稽古やり直しです。



そして、

それと同時進行で、作り物の作業もガンガン進んでいます。



 セットの前で、刀を作る男性陣。

刀っていうとTVの時代劇を思いだしますが、
今回はもっとずーーーっと古い平安時代。

あんな刀じゃないんです。
もっとシンプルかつワイルド。

ということで、全員で「MY刀」を作成中。
立ち回りで壊れたりするので、予備もたくさん作ります。


朝早くから、本当に、いや、これ、けっこう大変なんです。

そしてその中には、将門役の載寧君も入っています。

主役も、みんなと一緒に早朝から来て、
木屑にまみれて作っているんです。


いや~、本当に彼はすごいです。

小劇場の役者なら、当たり前なんですけど、

彼はホリプロのタレントさんで、
「デカレンジャー」の主役をやった人。→

つまり「タレントさん」なんですね。

普通、タレントさんはこういう作業、やりたがらないんです。
そりゃそうですよ。
TVだったら、その道のプロがいるわけですから。

それだけじゃなく、
稽古場に入るのも遅かったり、休みが多かったり。
はっきり言って、態度の悪いヤツが多い。



ところがところが載寧君は、

稽古場には30分前には到着。
空いている時間はずっと自主稽古。

その上、こういう作業も進んで働いてくれます。

誰よりも「本気」
オバサン、感激!

主役だから当たり前、って思われるかもしれませんが、
それが当たり前ではない世界なんですね。

うん。オバサン、かなりファンになってます。



一方、こちらはヒロインの玉姫役、野村恵里ちゃん。



おなじみ小道具チーフの長縄さんと、
彼女も朝から小道具作り。

彼女もね、元アイドルなんですよ。
ホリプロのスカウトキャラバン出身。

やっぱりね~、美人・・・です。

ほんっとに「かわいいなぁ」って思います。

アイドルの持つ、独特の「華」ってありますね。



載寧君も恵里ちゃんも、ライトの下に入ると、

またぐっと際立つはず。

残念なのは、本番が客席で観られないことだなぁ(おいおい!)



          

将門 ~平将門傀儡徒夢~

           
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ブキミなウワサ(ついでに将門マメ知識)

2011-02-08 07:25:31 | 演劇・舞台・小劇場
 
4年前の「将門」初演のとき、
客席で、ブキミなウワサが飛び交った回があったようです。

もちろん我々は開演前の客席は知らないわけですけど、
来て下さったお客様から聞いた話では、

「このお芝居、恐いらしいよ
「前の方に座るの、やめとこうよ

といった会話があちこちでささやかれ、
前の方がガラガラだったのだとか。

私のお客様も、
「もしかして、将門の首でも飛んでくるんじゃないかと、ビクビクでした」
と後で教えて下さいました。


まぁ確かにね、将門ですからね 
恐い、というイメージはあると思います。

でも、資料を調べたりしていくと、
そんなオソロシイ男ではなかったようです。



時代は、10世紀になったばかりの平安中期。
京の都では、
点眉の平安貴族が「おじゃる~」などと言っていた時代です。

しかし、関係ないけど、
平安貴族って、どうしていつも、
あんなにボロクソに描かれるんでしょうね。

ドラマなんかじゃ必ず、
ズルくて、強欲で、いやらしくて・・・みたいなキャラで。
不思議ですよね。かわいそうに(笑)



ま、それはともかく、関東といえば、まだまだド田舎。
そんな下総の国(今の茨城)をおさめていたのが、
平将門でした。

かれは都にも10年ほどいたんですが、出世レースにはなじめず、
無位無官のまま、故郷に帰りました。
シティボーイにはなりきれなかった、
朴訥、マジメタイプの青年だったんですね。


そんな人だから、
領主として、下総の発展のために自ら先頭に立って働き、
民の幸せのために知恵と力を尽くしたのは、自然の流れ。



その結果、
領民に慕われる、人気抜群の領主となったんですね。


しかし、時代が彼を、
平穏な一領主には、させておきませんでした。



<ここからは映画の予告編風に!>

幾重にも重なる権力争い。
親族同士の権謀術策。
下心あって扇動する者たち。

さまざまな黒い渦にまきこまれ、
次第に彼の歯車が狂い始めます。

将門が短い生涯を閉じるまでの、
波乱万丈の大スペクタクル。
将門を巡るさまざまな者たちの人間模様が、
切なくも華やかに描かれます。



・・・なーんちゃって

少々悪ノリでしたが、
ちょっとないほど、ドラマティックな人生を送った人です。

ちょっと単純なところがあったんだろうな、って思いますが、
それも領民を思うが故のことだったんですね。


それから、知らなかったんですが、
「男は黙って」みたいな、いわゆる侍、武士のイメージは、
江戸時代に出来たそうです。

鎌倉以前の武士はよく泣きよく笑い、
もっともっと自由だったんだそうで、

そんな大らかで、ド田舎な風土が、
将門という男を産んだんだなぁと思います。


この将門像にしても、
なんかクマみたいなごつさがありますよね。




まぁ、そんな男だから、都の人間は嫌ったのでしょう。

化け物のように思われていたとも言われます。
だから首が飛んだなんていう伝説もうまれたのかも。

かわいそうになぁ・・・。



あ、でも、お芝居の方は、首、飛びませんから。
お化け屋敷じゃありませんから。

恐くないので、どうぞ前の方に座って下さいね(笑)


<稽古場の風景>



群舞のような殺陣もあります。

全員がピタッときまると、本当にかっこいい!
(やってる方はプレッシャーだろうなぁ)


          

将門 ~平将門傀儡徒夢~

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え? 暴力演出家??

2011-02-07 02:44:32 | 演劇・舞台・小劇場
 
おなご衆の踊りをチェックする演出家 



この稽古場では、普通にみんな木刀を持ってるんですが、
こうやって写真に撮ってみると、

ものすごい暴力演出家にも見える(笑)

だからスクープ写真なんて信用できないんですね。


あ、ちなみに、

演出の佐藤さんは「ホトケの佐藤」ですので、
勘違いなさいませんように。

横で見ている私が、切れかかるような状態でも、
グッと我慢をして、冷静に説明し、演出をつけてくれます。


どこでストレス解消してるんだろう???

なぞじゃ。

私だったらとっくに木刀振りまわしてるだろうなぁ・・・。


          

将門 ~平将門傀儡徒夢~

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「ウラ話・刺客リサイクル」昨日のつづき

2011-02-06 12:03:21 | 舞台・ウラ話
 
話はまるっきり変わっちゃいましたが、

舞台を観るとき、
「メインどころじゃない人を注目する」
という趣味のお客様はいるもので、

中でも、役者泣かせなのが・・・、

・・・ってところで、昨日は引っ張ったんですよね 



あのね、私が考える最大の「役者泣かせ客」は、


<死体ばっかり見て、動かないかチェックする>

    ・・・という人(笑)


笑いごとじゃなく、死体チェックのお客様っていうのは、
毎公演ごとに、一定数いるんです。

だから、死体で長い間舞台に転がってるときって、
けっこうお客様の視線を感じたりします。


それだけにシンドいんです。
だって、ホントは生きてるんだから!

そんなに見ないでよ~、って懇願したくなります。


まぁ、この「死体」に関しては、またいずれ、
ウラ話で書きたいと思います。
(いろいろありそうでしょ?)



今回の話に戻りましょう。

えーーと、今回はですね、

なんと!
男性のアンサンブルはゼロ。

だから、アンサンブルに出てくる人たちは、
全員、自分のメインの役も持っています。


そっちばっかり注目されても困るけど、
特に体の特徴が目立つ人は、
やっぱり見つけやすいので、
それはそれで、「あ、また出てきた」系の楽しみ方もあり、かも。

本当にみんな、よーく働いていますから(笑)


なーんて言いながら、実は私は、

・・・まったく働いておりません。


自分の役しかやってないのは、
主役の将門様と私だけかも。

主役は当然ですが、私は・・・うーーーーむ 


たまたま出番の関係で、アンサンブルに入りにくいのは事実です。

といって、殺陣ができるワケでなし・・・

若い女の子が踊ってる中に入ると、たぶんワル目立ちするし・・・

自分の役で、すごく忙しいときもあるし・・・



その他、もろもろの理由はあるんですが、

それ以上に・・・、

やっぱり大事にしてもらってるんですね。
ありがたいことじゃ。


もちろん、本人は、
私だってやるわい、できるわい、
と思ってるんですが、
たしかにやらないで済めば、その方が楽だったりする。


ってことで、大変なのは若者に任せて、

将門役の載寧君と2人、ベンチウォーマーと化しています。
(実は載寧君もやりたくってしょうがない。でもこれだけはダメ!)


ま、早替えの手伝いやら、裏方を頑張りたいと思います。
なにせ、後半はすごーーくヒマなんです、私 


あ、そうそう、だから、

あんまり遅刻すると、私、出てきませんから、
お気を付け下さいね。
(なんかズレた締めですが、まぁご容赦を)


<メンバー紹介>

武市悠資くん



下男、子春丸役の彼も、ものすごいリサイクルメンバー。
殺陣は初心者なのに、すばらしい身のこなしに驚きます。

というのも、彼はミュージカル出身のダンサーさん。
やっぱり違いますよね、まるっきり。
ダンスと形は違っても、体の切れは同じこと。
やっぱり使える体は役者の基本ですね。



          

将門 ~平将門傀儡徒夢~

           
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ウラ話・刺客リサイクル

2011-02-05 12:34:06 | 舞台・ウラ話
 
時代劇のお約束ごとって、いろいろありますよね。
その中でもポピュラーなのが、

「切られた人間がまた出てくる」

というヤツ。


殺陣って、それなりに人数が多くないとサマにならないんだけど、
だからって、そんなにアンサンブルばかり雇えるわけじゃない。

舞台ともなれば、なおさらです(楽屋だって狭いんだし)


ということで、

敵の側で出て切られ、味方の側で出て切られ、と、
究極の「人間リサイクル」が繰り広げられます。

特に、ベテラン勢や、初心者でも体が動く人などは、

「はい、そこで切られてハケて(引っ込んで)
 →すぐにその横のソデから出てきて、
 →それで、すぐに切りかかって、
 →すぐ切られて引っ込む!」

なんて演出が、普通につけられます(笑)


そこに早替え(素早い衣裳替え)が入った日には、
もう!

ほとんど走りっぱなし、動きっぱなし

ちゃんと数えたことはありませんが、

多い人は20回以上、違う役で出てきていると思います。
(一瞬で切られて消える役も多い)


あ~、でも、これって、
舞台の場合は、時代劇だけじゃないですね~。
ミュージカルなんか典型ですよね。

私、大きなミュージカルを観に行くと、
ついアンサンブルの方に目が行くタチなんですが、
それはそれは、目まぐるしいほどに、
同じ人が出てきます。

「うわ、今の時間に、衣裳だけじゃなくてメイクも替えてるわ 
なんてところに、感動したりして・・・、

でも、こういう見方をする人って、
意外に多いんじゃないですか?



要するに、

「メインどころじゃない人を注目する」

    という・・・。




このタイプで、一番、役者泣かせなのが・・・、



・・・って、



あん?

まるっきり違う話に行っちゃった?

でもまぁ、いいや。
長くなるので、お久しぶりの続きものを(笑)


     (つづく)


<メンバー紹介>

かなやたけゆき君



この人もよく出てきますよ。
切られちゃ出、切られちゃ出(笑)

将門に尽くす多々良大麻呂を演じる彼は、
どんなときにも全力投球。
「暑苦しい」なんて言われながらも、
パワフルに場を引っ張っていきます 

この笑顔、いいね!
彼の役も、この笑顔にぴったりの役。
暑苦しさもまた魅力だよね!



          

将門 ~平将門傀儡徒夢~

           
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土曜日の昼の回のお席が少なくなってまいりました!(&稽古場写真)

2011-02-04 22:54:43 | 演劇・舞台・小劇場
 
おかげさまで、少しずつご予約が増えてまいりました。

そして、

  19日(土)14時開演の回 

お席が残り少なくなってきております。


20日(日)14時の回も、だんだん埋まり始めました。


どうしても、この回に!

という方は、お早めに木村の方にご連絡下さいませ。


他の回でもいいかな、という方は、

ぜひ別の回にご予約を!

他はまだまだ、たーーっぷりと余っておりますので、
ゆったりご覧頂けるかと(自虐ネタ・・・


ご予約は、

お名前、ご連絡先、観劇日時、チケット枚数

・・・をお書きの上、下のアドレスにお送り下さい。

 ana23132@mail.goo.ne.jp

           
スパム防止のため、お手数ですが上のアドレスをコピーして、
 貼り付けてご使用下さい。

将門 ~平将門傀儡徒夢~

    詳細はこちらに



<演出助手>

演出家を支える演出助手。



今回は3人いるのですが、

中でも、ただ1人の専任の演出助手として、
しっかりカンパニーを支えてくれているのが、
この、海老原利奈ちゃん。

役者さんですが、今回は裏方に徹して、
ものすごく優秀な助手ぶりを発揮中。

みんな彼女の笑顔に癒されています
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稽古場の日々

2011-02-03 23:20:38 | 演劇・舞台・小劇場
 
瞑想中?
何を思う? 吉田匡孝さん 
初演に続いて、我が息子です。





台本熟読中。
小道具作成も一手に引き受ける、劇団員、長縄龍郎さん 
いつもお世話になってます





稽古を見る伊藤アルフさんたち 

自分の出番がないシーンを見るのは大事です。
すべてがつながって、1本の芝居となるわけですから。



・・・というのはタテマエで・・・。

ホンネは、とにかく面白いんです。
自分出てなくて、気が楽だから(笑)




          

将門 ~平将門傀儡徒夢~

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