時代劇のお約束ごとって、いろいろありますよね。
その中でもポピュラーなのが、
「切られた人間がまた出てくる」
というヤツ。
殺陣って、それなりに人数が多くないとサマにならないんだけど、
だからって、そんなにアンサンブルばかり雇えるわけじゃない。
舞台ともなれば、なおさらです(楽屋だって狭いんだし)
ということで、
敵の側で出て切られ、味方の側で出て切られ、と、
究極の「人間リサイクル」が繰り広げられます。
特に、ベテラン勢や、初心者でも体が動く人などは、
「はい、そこで切られてハケて(引っ込んで)
→すぐにその横のソデから出てきて、
→それで、すぐに切りかかって、
→すぐ切られて引っ込む!」
なんて演出が、普通につけられます(笑)
そこに早替え(素早い衣裳替え)が入った日には、
もう!
ほとんど走りっぱなし、動きっぱなし
ちゃんと数えたことはありませんが、
多い人は20回以上、違う役で出てきていると思います。
(一瞬で切られて消える役も多い)
あ~、でも、これって、
舞台の場合は、時代劇だけじゃないですね~。
ミュージカルなんか典型ですよね。
私、大きなミュージカルを観に行くと、
ついアンサンブルの方に目が行くタチなんですが、
それはそれは、目まぐるしいほどに、
同じ人が出てきます。
「うわ、今の時間に、衣裳だけじゃなくてメイクも替えてるわ 」
なんてところに、感動したりして・・・、
でも、こういう見方をする人って、
意外に多いんじゃないですか?
要するに、
「メインどころじゃない人を注目する」
という・・・。
このタイプで、一番、役者泣かせなのが・・・、
・・・って、
あん?
まるっきり違う話に行っちゃった?
でもまぁ、いいや。
長くなるので、お久しぶりの続きものを(笑)
(つづく)
<メンバー紹介>
かなやたけゆき君
この人もよく出てきますよ。
切られちゃ出、切られちゃ出(笑)
将門に尽くす多々良大麻呂を演じる彼は、
どんなときにも全力投球。
「暑苦しい」なんて言われながらも、
パワフルに場を引っ張っていきます
この笑顔、いいね!
彼の役も、この笑顔にぴったりの役。
暑苦しさもまた魅力だよね!
「将門 ~平将門傀儡徒夢~」
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