望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

「ウラ話・刺客リサイクル」昨日のつづき

2011-02-06 12:03:21 | 舞台・ウラ話
 
話はまるっきり変わっちゃいましたが、

舞台を観るとき、
「メインどころじゃない人を注目する」
という趣味のお客様はいるもので、

中でも、役者泣かせなのが・・・、

・・・ってところで、昨日は引っ張ったんですよね 



あのね、私が考える最大の「役者泣かせ客」は、


<死体ばっかり見て、動かないかチェックする>

    ・・・という人(笑)


笑いごとじゃなく、死体チェックのお客様っていうのは、
毎公演ごとに、一定数いるんです。

だから、死体で長い間舞台に転がってるときって、
けっこうお客様の視線を感じたりします。


それだけにシンドいんです。
だって、ホントは生きてるんだから!

そんなに見ないでよ~、って懇願したくなります。


まぁ、この「死体」に関しては、またいずれ、
ウラ話で書きたいと思います。
(いろいろありそうでしょ?)



今回の話に戻りましょう。

えーーと、今回はですね、

なんと!
男性のアンサンブルはゼロ。

だから、アンサンブルに出てくる人たちは、
全員、自分のメインの役も持っています。


そっちばっかり注目されても困るけど、
特に体の特徴が目立つ人は、
やっぱり見つけやすいので、
それはそれで、「あ、また出てきた」系の楽しみ方もあり、かも。

本当にみんな、よーく働いていますから(笑)


なーんて言いながら、実は私は、

・・・まったく働いておりません。


自分の役しかやってないのは、
主役の将門様と私だけかも。

主役は当然ですが、私は・・・うーーーーむ 


たまたま出番の関係で、アンサンブルに入りにくいのは事実です。

といって、殺陣ができるワケでなし・・・

若い女の子が踊ってる中に入ると、たぶんワル目立ちするし・・・

自分の役で、すごく忙しいときもあるし・・・



その他、もろもろの理由はあるんですが、

それ以上に・・・、

やっぱり大事にしてもらってるんですね。
ありがたいことじゃ。


もちろん、本人は、
私だってやるわい、できるわい、
と思ってるんですが、
たしかにやらないで済めば、その方が楽だったりする。


ってことで、大変なのは若者に任せて、

将門役の載寧君と2人、ベンチウォーマーと化しています。
(実は載寧君もやりたくってしょうがない。でもこれだけはダメ!)


ま、早替えの手伝いやら、裏方を頑張りたいと思います。
なにせ、後半はすごーーくヒマなんです、私 


あ、そうそう、だから、

あんまり遅刻すると、私、出てきませんから、
お気を付け下さいね。
(なんかズレた締めですが、まぁご容赦を)


<メンバー紹介>

武市悠資くん



下男、子春丸役の彼も、ものすごいリサイクルメンバー。
殺陣は初心者なのに、すばらしい身のこなしに驚きます。

というのも、彼はミュージカル出身のダンサーさん。
やっぱり違いますよね、まるっきり。
ダンスと形は違っても、体の切れは同じこと。
やっぱり使える体は役者の基本ですね。



          

将門 ~平将門傀儡徒夢~

           
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