望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

リモート演劇ウラ話<その6>

2020-10-30 17:20:14 | 舞台・ウラ話

私のとんでもない台詞の数々を、
ダンナの会社の人に聞かれてしまった(だろう)ことも、
すべては、すぐそばの部屋で撮影をしたがゆえ。

場所さえ離れていれば、
何も問題はなかったんです。


そう!

リモートの、
気づかなかった、もうひとつの大きな問題が、

 < 撮影場所! >

バックが白で、余計なものが写り込まない場所。

これが、予想以上に難しかったんです。


例えば、
エアコンの角がちょこっと入っちゃう、とか、
明かりのスイッチが入ってるとか、


私は動きのない役だったので、
それほど広いスペースは必要なかったのですが、

それだけに、ちょっとした写り込みも、
大きく目立ってしまうんですね。


で結局、ここ!という場所は、
本当に1か所だけで、

タブレットの角度が、
数ミリズレたら何かが写りこむため、

絶対に触れない、揺らさない、
ヒヤヒヤしながらの場所厳守でした。



一方、
動き回らなきゃいけない役の人は、
一気に難易度が上がります。


とにかく体全部が写るだけの、
白いバックを確保しなきゃいけない。

なおかつ、その状態で、
「暴れちらして」も、
余計なものが写り込まない場所を、
作らなきゃいけない。


そんな無茶ぶりに応えて、
カーテンからベッドから、何から何まで、
白い布で覆ったキャストもいて、



これ、涙ぐましいと思いませんか?


他にも、部屋を思いっきり片づけたり、

タンスどかして、本棚どかして、ベッドどかして、
やっと白い壁を発掘したりと、

それぞれ準備段階から、
「自宅で撮影」のハードルは、
かなり高かったようです。


それも撮影が何日もあるので、
撮影のたびに、それだけのことを、
しなきゃいけないという・・・。




それに比べれば、
私は圧倒的に楽だったのですが、


いざ撮影となったとき、

やっと確保した白バックに、
まさかのダメ出しが・・・。


  <つづく>






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