最後に1日遅れた~~

ま、仕方がない。
関係なく続けて参ります!
さて、
感謝ばかりの、この公演でしたが、
ひとつだけ、
私にとって、
猛烈にショッキングなことがありました。
その話を知ったのは、小屋入り寸前のある日。
「黒の人々」チームの、
通し稽古を見学したときでした。
同じ公演といっても、
稽古はまったく別々だったため、
「黒の人々」の芝居を観るのは、
このときが初めて。
大笑いしながらの、ラストシーンで、
そのショッキングな事実が告げられたのでした。
「劇小劇場もなくなります」
(えーーーーーーーっ!)
(まさか、まさか!)
通しが終わるのを待つようにして、
すぐにプロデューサーにその真偽を聞きました。
本当のところは、
なくなるのではなく、
改築のため、しばらく閉館するとのこと。
改築であれ、
「あの劇小」はもうなくなってしまう。
(本当だったんだ・・・)
ショックにしばし呆然
そりゃあ、もう古いさ。
かなり傷んでもきてるさ。
今どき、板の間に座布団を敷いて使うような、
そんな楽屋はまずないさ。
だけど、そんなこと関係ない。
私はとにかく、今の劇小が好きなんだ。
清潔で、小洒落れてて、快適な、
そんな劇場、いくらでもあるじゃないか。
古くても、汚くなっていない、心地よい椅子。
2階から見るときの、独特の芝居小屋の雰囲気。
そして、適当な距離感を持ったまま、
必要な時は必ずフォローしてくれるスタッフさん。
古くなっても不快な印象を与えないのは、
スタッフさん達が、この小屋を、
丁寧に守り続けてきたからに他ならない。
確かに何かと不便なのかもしれない。
今どきないよ、と言われるものが、
たくさんあるかもしれない。
だけど、
これまでもさんざん書いてきたけど、
何を見ても劇小さんを持ち出してたけど、
こんなにこの小屋を愛している役者もいるんだよ~。
本当に、
自分の演劇人生を、
共に歩んできたような小屋だったんだもの。
もう、今の形の劇小に立つ事はないだろうけど、
来年、この小屋を閉めるときには、
必ず見に行こう。
この小屋と、スタッフさんに、
一言なりともお礼を言わなくては。
劇小を卒業する、一役者として。
感謝を込めて。
育ててもらった新米役者は、
今も何とか、舞台で生きています、と。



長い長いウラ話にお付き合いいただきまして、
まことにありがとうございました!



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