友人の芝居を観に行ったときのこと。
1人のお侍さんが、勢いよくうなずいた、
その途端に、つけていたヅラが、
コロコロコロコロ・・・。
ありゃぁ・・・
といっても、このお芝居、
もともと喜劇なんです。
の割に、つまんなくて、
全然笑えなかったんですが、
こんなハプニングなら、
これもギャグにしちゃえばよかったのに、
全員が素に戻って、
「やばい」という顔をしたために、
一気にシュールな雰囲気に包まれました。
「あ~あ 」
客席も舞台も、そんな気分・・・。
しかし、ここで初めて、
舞台と客席がひとつになったなぁ。
皮肉なもんじゃ
もう、どうしようもない状態で、
そのままお芝居は続きました。
ま、それはそれ。
それでおしまい。
・・・だったのですが、
後日、そこに出演していた友人と、
たまたま会って、喋ることがあって。
やはり話題はその芝居に・・・。
「しかし、あの、
ヅラのコロコロはまずかったわね~」
「あー、あれね。
でもあの人、それどころじゃなかったんだよ」
「へ?」
「もっとすごいこと、やってくれたから」
「???」
(つづく)
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