さつき盆栽日記

さつき盆栽好きが手入れの合間に古刹名刹を巡ります。

坂東三十三霊場 32番札所

2018年12月01日 | 巡拝日記

    

房総半島のほぼ中央辺りの長南町から太平洋の海側に

位置する「いすみ市」に向かいました!

坂東三十二番札所 「音羽山  清水寺」 

〔おとわさん きよみずでら〕

 清水寺は西国16番札所の京都の清水寺と西国25番札所の

兵庫の御岳山清水寺と共に清水三観音として知られています

修学旅行や外国旅行者で賑わう京都の音羽山 清水寺と山号や寺号が

同じなのは太平洋に注ぐ夷隅川〔いすみがわ〕河口周辺の山間地形

が似ていることと夏でも枯れることのない霊水が湧いていることや

鮮やかな朱色の四天門も似ていることの由来から同じ名前になって

いると説明がありました! 

 「仁王門」

 「四天門」

 この札所の創建は西暦782年頃、伝教大師最澄上人が

この地を巡錫中、道に迷った際、熊野権現に助けられ

たことでここに庵を結んだとされています

 

後の西暦807年に弟子の慈覚大師円仁が師の志を継いで

千手観音像を刻み、安置したのが始まりとされています

「本堂」 

 現存の本堂は西暦1817年の再建で江戸建築の粋を集めた

唐破風形式の見事な造りで海に近いことから豊漁祈願の

絵馬が多く奉納されています

 「鐘楼」

          

仁王門に四天門、閻魔堂、観音堂に鐘楼などが整然として並ぶ

伽藍配置は見事なものでした  それに加えて木立に囲まれた

静寂境内は清々しくて巡拝者たちをフワッと優しく包み込ん

くれるような雰囲気に満ちている札所でした!

    

 

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