坂東三十三観音霊場の最終札所は東京湾への入り口に
あたる館山湾沿いに在る館山市那古へと向かいました!
館山自動車道をひた走り、国道127号線の両脇に幾本も並び
立つヤシの大木を眺めながら最終札所へと進みました!
結願寺の札所は海を間近に望む那古山の頂上に在りました!
急な坂道の参道を登り切ると落ち着いた感じの
「仁王門」が出迎えてくれます!
坂東三十三番札所 結願の寺
「捕堕落山 那古寺」 〔ほだらくさん なごじ〕
仁王門を潜ると石畳の参道が続き、梵鐘、和様勾欄の多宝塔、
観音堂〔本堂〕が建ち並んでいました!
観音堂〔本堂〕
別称「那古観音」と呼ばれる那古寺の創建は西暦717年に
行基菩薩が元正女帝の病気回復を祈ってこの地を訪れ海中
から霊木を得て千手観音像を刻み安置したのが始まりです
那古寺は源頼朝をはじめ、足利尊氏、里美義美、徳川家康など
そうそうたる歴代の覇者たちに信仰されたと伝わっています
八間四面の本堂には江戸時代の寛政の改革で知られる
松平定信の書で「圓通閣」と書かれた扁額が掛かっていました
本堂から望む境内
和様勾欄が付いた「多宝塔」
丸印で「結願」と遠慮気味に押された朱印を見つめつつ
「結願おめでとうございます」との声掛けにフワッとした
安堵感のような充実感のような想いが廻りました!
神奈川、埼玉、東京、群馬、栃木、茨城、千葉の七都県に点在
する坂東三十三観音霊場の札所を巡る旅は一年一ヶ月もの月日
を要しました 我が人生で最初で最後の坂東札所巡りと思い
札所近辺の有名神社や名所観光なども組み入れて巡拝しました
一度に一気に巡るのではなく、六回に分けて走り回ったことで
走行距離は延べ6720Kmにも及び、改めて無事の結願に感謝の
想いが満ち溢れています 西国、坂東、秩父の三霊場を巡る
日本百観音巡りの達成まであと残りは秩父三十四観音霊場です
体調管理と愛車の整備に万全を尽くして
来年の夏までには成し遂げたいと思っています!!
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