ドルフィンベルベット

高齢馬のケアと徒然日記

『崩れる』

2014年09月21日 21時06分44秒 | 読書日記

結婚にまつわる八つの風景『崩れる』(貫井徳郎著)

今日は埼玉の桶川のさらに向こうで仕事でした。
長い長い列車の旅。
本を持って出たのは良いですが、JRに乗ったら睡魔が襲ってきて、寝てしまいました

さて、本題。
崩れる、怯える、憑かれる、追われる、壊れる、誘われる、腐れる、見られる、という8つの短編集です

働かない夫、そんな父親を忌み嫌いながら同じように身勝手になる息子に、あるとき、妻はキレて・・・
夫の浮気を疑って、昔の恋人を装ってカマをかける妊娠中の妻
学生時代に裏切った友人に仕返しされて・・・、でも、彼女はすでに・・・
結婚相談所のセミナー講師を追う相手とは・・・

自分の不倫を棚に上げて、上司を陥れたら、当然自分も同じ目に
孤独なママはいつしか妄想にとりつかれて・・・
お隣からの異臭がして、最近見かけなくなった家族いたら・・・
だらしない女性を戒めようとしているのは一体誰なのか・・・

誰もが一度は経験するであろう感覚を刺激されて、何となく、結末がわかるのです。
小説を読みながら、自分もこうならないように気をつけなければ、と思うような小説でした。

コメント (2)
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