ドルフィンベルベット

高齢馬のケアと徒然日記

『謎解きはディナーのあとで』

2011年04月23日 20時46分07秒 | 読書日記
『謎解きはディナーのあとで』(東川篤哉著)
ダミ子姉さんに借りた今年の本屋大賞受賞作品
テレビCMでも何度か見ていたので、買おうかどうしようか迷って、結局買わず…。

「短編集なので、あっという間に読める」とはダミ子姉さんのお言葉です。
確かに、推理小説ですが、さほど難しいものでもなく、大人が読むには少し物足りないかもしれません。
でも、令嬢刑事と御曹司刑事、そして毒舌執事の掛け合いは結構笑えます 
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『八日目の蝉』

2011年04月12日 21時55分15秒 | 読書日記
『八日目の蝉』(角田光代著)
NHKのドラマにもなり、今春、映画が公開されます。

蝉は何年も地中で過ごし、表に出てから7日で死ぬと言われています。
7日で死ぬはずだった蝉が、死なずにたった1匹で生き残ってしまったら、それは死ぬことよりも悲しいのではないか?

乳児期に実父の愛人に誘拐され、3年半を幸せに過ごした後、愛人は捕まり、実の家庭に戻される。
娘を誘拐という犯罪で失い、その犯人も本当のわが子のように可愛がっていた娘を失う。
そして、当然のことながら、心の傷を抱えたまま成長する娘。

大切なものを失う喪失感、それでも、人は生きていく、生きていける…
そんな人間の強さを感じる小説でした。
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