ドルフィンベルベット

高齢馬のケアと徒然日記

健康チェック

2023年10月12日 21時49分28秒 | 高齢馬のケア

つい先ほど、茨城から来られたS先生の診察が終わりました。
もちろん私は家にいて、担当Hさんの計らいで直接先生と電話で状態を聞くことができました。

S先生、高齢馬を沢山診ているということですが、クー太郎は30歳にしてはとてもしっかりしていて状態が良いとのことでした。
そのうえで、私に気になるところがあるか聞いてくださいました。

1.歯はやはり奥歯はほとんど削れてなくなり、歯茎で食べている状態。
 ただ、Good informationもあり、削れた歯は丸まっていて、口の中を傷つけるものではなく、今も傷はないのでこのままでOK。
 また、高齢馬がみなそうなるわけではないけれど、前歯が大きくなる(Equine Odontoclastic Tooth Resorption and Hypercementosis; EOTRH)こ   とがあるそうですが、それがないので大丈夫ということでした。

2.左前の蹄葉炎は、今は脈もなく、落ち着いた状態。
 かさ上げしてのロッカーシューは、クー太郎にもフィットしているので続けたほうが良い。反回も助けにもなる。
 蹄葉炎の原因が気になるけれども、現状、落ち着いているので今は血液検査(ホルモン)は不要。
 高齢馬の1/7-8頭はクッシングになるということなので、蹄葉炎が落ち着かない場合は検査したほうがよい。
 ちなみに、蟻洞から蹄葉炎になることはないそうです。
 蹄葉炎から蟻洞になるのだそうです。

3.右前は球節の変形性関節症とのこと。私と一緒です(へバーデン)。
 でも今くらいの運動であれば特に治療することもないので経過観察。

4.眼:左は大丈夫。ですが、右眼は白内障が進んでいる状態ということでした。
 いつもクー太郎の目を見ているのに、わかりませんでした。

歩様は、速歩をしても跛行もなし👍
腰も問題なく、後肢がとても強いので、それで弱い前肢を補っている感じ。
痛み止めは、ロキソプロフェンは強いので、胃腸にやさしいプレビコックス(フィロコキシブ)のほうがよく、痛みを抑えすぎて安静が保てなくならないように慎重に使うこと。

総じて、安心しました。
クー太郎がこれからも元気で苦痛なく生活できるように頑張ります!
丁寧に診察していただきありがとうございました。
そして、遅くまで立ち会ってくれているHさんにも感謝ですm(__)m

たぶん、まだ診察続いていると思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

食欲の秋

2023年10月07日 20時42分10秒 | 高齢馬のケア

急に朝晩が結構冷え込んできました。
朝、クー太郎を見ると、なんと冬毛になってきていました!
今晩からはコットン着用です。

先週から昼のキューブを0.5Kg増やしましたが、飼いは完食です。
食べるのもこれまでよりも速いです。

いつもの元気があり、左前の脈も落ち着いてきたように思います。
涼しくなったので運動時間も少し伸ばして25-30くらいにしました。
歩様も問題ありません。

昼飼いが多くなったので、なかなか外に出たがりません。
昼休みが終わるころに、ようやく出てきて着せて放牧しましたが、ハエが多いといって啼いて帰りたがりました。
洗い場で顔だけ洗って、少しだけお昼寝。
久しぶりの幸せ時間でした。

今日は写真なし。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

初Uさんレッスン

2023年10月07日 20時34分09秒 | レッスン備忘録
今日は8月からスタッフになったUさんのチャンさんレッスンでした。
チャンさんにも1度乗られています。

いつもは自分で運動を組み立てるのですが、今日は軽速歩から、少しずつチャンさんの後躯に乗るイメージでお尻をつくように言われました。
そうすると、チャンさんも後肢を使って、前が軽くなってきました。
特に回転や輪乗りの時に私が前がかりになってしまうことを1度で見破られました!
それを意識しながら乗っていると、チャンさんもとてもよい形だと褒められました。

肩内に限らず、外方手綱が緩くなりがちで、内方に頼っていると言われました。
特に左手前(右拳)は自分でも自覚しています。

また、推進の時に拍車を使いすぎと言われました。
チャンさんは敏感な馬なので、拍車ではなくふくらはぎを使うように言われました。

チャンさん、左手前の駈歩半巻きで何かを見て逃げましたが、後を引くことなく、その後はいつものチャンさんでした。
ただ、速歩にすると頭をブンブン振ります。
最初、私は前に出して顎を譲らせようとしたのですが、馬が焦ってかえって口が強くなりケンカになるということで、そういう時は、詰めても良いし、常歩にしても良いので、ゆっくり落ち着かせて速歩をするようとのことでした。
ショルダーフォア気味にすると落ち着いてきて、そうなったときに推進の脚を使うととても良い感じの速歩になりました。

やっぱりレッスンは大事です。

最後に、チャンさんは私が乗っていても全く嫌そうに動いてはいないと言って貰えました。
それが一番嬉しかったです!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする