昨年より悩みに悩んだ末、4月からの学びの道に飛び込んだ羊飼いでした。
それはまた、生活の全てを変えるほどの出来事でもありました。
貯金もなく、学費をどうするか・・・稼ぐしか道はないと、手始めにヘルパー2級を取得。そして、縁あって、現在の施設に勤務する身となりました。もちろん、最初にかかるお金は、母に借りての出発です。
そして、介護者としての私は、稼ぐための仮の姿です。介護をこの先も続けるつもりはありません。もっと、もっと根本的な癒しを追求することが私の使命です。
人には、それぞれ定められた、使命とも言うべき仕事があって、私の場合それは介護ではないのです。私は観察者であり、奉仕に向く者ではありません。(仕事の優劣のことを言っているのではないのです。そんなものは、ないと思っています。)
しかし、とりあえず飛び込んだこの介護の仕事は、私にとっていろいろな気づきを与えてくれます。それは、癒すもの(ヒーラー)として、知らなければならない病状であったり、精神の状態であったりします。介護の現場を知らなければ、癒しも上滑りなものになってしまうと思うのです。
お年寄りの症状は、ある意味、人類の未来です。今その状態の方たちに、何が出来るのか、考えながらの介護です。反面、健康で年を取るために、何をしたらいいのかも考えています。全てが西洋医学のせいとはいいません。汚染された食べ物、環境全てが総合して、私たちのライフフォースを弱体化させ、生体に症状を生み出しているのです。
24時間体制の施設。仕事も決して楽ではありませんが、苦しくとも続けられます。それは確実に自分の進む道に向かっているからです。
子どもたちにも不便な思いをさせている、だからこそしっかり学ばなければ、申し訳がたちません。手助けをしてくれる、母や、友人たちのためにも、私はあきらめるわけにはいかないのです。
そして、そんな日々にエネルギーを与えてくれているもの、それも又、学びです。
しかしこのひと月の濃かったこと。こんなに濃い日々が、かつて私の人生であったでしょうか。そろそろ4月もおしまい、でも、この一月が一年にも思えるくらい、いろいろなことがありました。
子育てだけしていた時、毎日はゆっくりと、でも日々は飛ぶように過ぎていきました。
40歳になり、これからの日々を、今までと同じように過ごしていては、きっと後悔するでしょう。40代は学びの年齢と思っています。思い切って飛び込んだ世界でしっかりと毎日を生きていきたい。それが積み重なって成果が出ると思っています。
こうやって、自分を叱咤激励しているのです・・・