羊飼いな日々

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デイサービスセンターで作ってます

2006-09-30 22:30:22 | 作り方・小物

3 羊飼いママが月に2度ほど講師として行っている、Aデイサービスセンターでは、羊毛フェルトのさしぐるみづくりを行っています。毎回15名~25名ほどが参加しています。

この施設では、手工芸に熱心で、職員やパートさんも、羊飼いの工房へ毎月研修に来ては、腕をあげています。

ニードルパンチで羊毛を形作るので、身体の不自由なお年寄りでもなんとか、作ることができるのです。実際、半身麻痺などの手が不自由な方も、ゆっくりとではありますが、作品ができます。

にこにこと、色を選んで、楽しそうに作られる姿に、職員たちも最初はびっくりしていました。羊毛という、やさしい素材が、心をなごませるのでしょうか。又、手芸など全くしないはずの男性も、これは、結構楽しんで作れるようです。意外と男性の方が大胆に色を使って、おもしろい作品になったりします。

1 本日は「羊毛ボールづくり」。鈴入りです。作り方は以下の通り。

1.おもちゃ用の鈴に、白のフランス羊毛20gほど巻きつけたら、ニードルでとんとんつついて、丸くします。

.その上から、好きな色の羊毛をからませて、又ニードルパンチで、つついて、固めていきます。と、これだけ。固さは、お好みです。1時間の中で、作るため、ややふわふわ状態ですが、なんとか完成します。問題は、針を折ってしまうこと。夢中になってどんどん刺すのと、手が利かないため、無理な力がかかってし2まうのが、原因です。

また、最初の白い羊毛を巻く作業は、少々大変なため、羊飼いがあらかじめ、用意しておきます。それから、ニードルは、折りやすいお年寄りには、コルクなどに2本、針を刺して作ったものがいいようです。2本なので、折りにくく、コルクが持ち易いです。

もう、今年の3月から、毎月通って指導していますが、みなさん、欲がでてきました。作った作品も、うさぎなどの動物や、花のコサージュなど、多数です。

ある女性のお年寄りは、お仏壇にこの羊毛ボールを飾って毎日眺めて楽しんでいたら、親戚の人がきれいと感心して「ちょうだい」といわれたので、あげてしまったのだそうです。そしたら、あとから淋しくてしかたない、もうひとつ作りたい。 とのことです。

また、前回小さな人形を作ったのですが、部屋でそのお人形があんまりかわいいので、眺めてにこにこしていたそうです。そこへ高校のお孫さん(男の子)が通って、「おばあさん、なに、わらってるの?」「あんまり、人形がかわいいから、笑ってたんだよ」「へー」と、なんだか、ほほえましい会話まで生まれていたそうです。

普通の工作とちがって、見る人になにか、やさしい気持ちを持たせる羊毛の小物。どう作っても、不器用でも、素材の持つ力で、とても素敵に出来上がります。家に持ち帰って、それぞれ、家族との会話につながっているみたいです。そんなこんなで、大変な下準備も忘れてしまうくらい、こちらも楽しく仕事させてもらってます。

Photo_19 *さてさて、まつぼっくり家は、まだまだブームのようです。また、新しいかぼちゃの投稿です。これも非常におもしろいですね。ハロウィンとかぼちゃは、作るたびに面白いものができるようです。

みなさまも、いいのが出来ましたら、ぜひ写真付きメールを投稿してくださいませ。

自分ではなかなか作る時間のない羊飼いからのお願いでした。


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