羊飼いな日々

仕事も家庭も子育ても、
のんびり気ままに行きましょう~

恵み

2007-11-01 19:51:55 | 羊飼い的、日々あれこれ

クリスマス展が近くなると、いつも思うことです。

  ☆  ☆

今の羊飼いからは想像できないと思いますが

かつて、娘羊を出産後に育児ノイローゼになり、ウツ状態になったことがあります。

今では、笑いばなしですが。

出産時に痛めた腰のせいで、泣き続けの娘をあやすこともできず、

赤ん坊の娘と一緒に何度も泣きました。

まわりのママたちが、楽しそうに育児をしているように見え、

どうして私は子育てが楽しめないんだろう、母親失格かなぁと考えては

つらい毎日でした。

自分でなんとかしなければならないと、どこにもSOSを出せずに抱え込んでいた。

周りに相談すると、「もっとゆったり構えて育児を楽しんで」、

と、言われるだけ。相談するだけつらくなるのです。

ようやく体ももどり、これではいけないと本を読みあさって見つけた

シュタイナーの教え。

これが私の立ち直りの第一歩でもあり、

私の導き手ともいえる、ある先生との奇跡的な出会いのきっかけでした。

自分が自分で今の状態をどうにかしなければ、と強く願ったときに、

必ず光は見つかります。

自分をどう生かしていくのかは、自分次第。

「今」が過去の結果であるならば、「今」を精いっぱい生きることです。

それが、未来の幸せな「今」につながっていくのです。

最悪の状態からですら、人は飛翔することができます。

だから、現状に流されずに、願うことです。

このあたりのことについて、方々から相談が重なり、ちょっと思うところがあり書きました。
知識が、あの頃よりはついた現在、育児ノイローゼについての考察もさまざまあります。それはここには書きませんが、少なくともその最悪の状態ですらも私にとっての「恵み」であったと思えるようになりました。


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
胸にしみるお話です。 (遊工房)
2007-11-02 16:45:26
胸にしみるお話です。
そうしたことを通ってきての、今の羊飼いさんの今があるのですね。私の子どもは、もう私の手を離れておりますが、子どもたちから学んだことがたくさんあります。子どもに育てられたこともいっぱいあります。
涙の中からの立ち直り、新しい人生が始まったようですね。
返信する
遊工房さん (羊飼い)
2007-11-06 13:31:19
遊工房さん
子どもから学ぶこと、本当に多いですよね。その時は育てるだけで精いっぱい。あとになってみると、それがとても大きな力になっていると感じます。
これからも子どもとの日々を通じて、ますます自分の世界を広げたいと思っています。
また、ぜひともブログに遊びにきてくださいませ。
返信する

コメントを投稿