クリスマス展が近くなると、いつも思うことです。
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今の羊飼いからは想像できないと思いますが
かつて、娘羊を出産後に育児ノイローゼになり、ウツ状態になったことがあります。
今では、笑いばなしですが。
出産時に痛めた腰のせいで、泣き続けの娘をあやすこともできず、
赤ん坊の娘と一緒に何度も泣きました。
まわりのママたちが、楽しそうに育児をしているように見え、
どうして私は子育てが楽しめないんだろう、母親失格かなぁと考えては
つらい毎日でした。
自分でなんとかしなければならないと、どこにもSOSを出せずに抱え込んでいた。
周りに相談すると、「もっとゆったり構えて育児を楽しんで」、
と、言われるだけ。相談するだけつらくなるのです。
ようやく体ももどり、これではいけないと本を読みあさって見つけた
シュタイナーの教え。
これが私の立ち直りの第一歩でもあり、
私の導き手ともいえる、ある先生との奇跡的な出会いのきっかけでした。
自分が自分で今の状態をどうにかしなければ、と強く願ったときに、
必ず光は見つかります。
自分をどう生かしていくのかは、自分次第。
「今」が過去の結果であるならば、「今」を精いっぱい生きることです。
それが、未来の幸せな「今」につながっていくのです。
最悪の状態からですら、人は飛翔することができます。
だから、現状に流されずに、願うことです。
このあたりのことについて、方々から相談が重なり、ちょっと思うところがあり書きました。
知識が、あの頃よりはついた現在、育児ノイローゼについての考察もさまざまあります。それはここには書きませんが、少なくともその最悪の状態ですらも私にとっての「恵み」であったと思えるようになりました。
そうしたことを通ってきての、今の羊飼いさんの今があるのですね。私の子どもは、もう私の手を離れておりますが、子どもたちから学んだことがたくさんあります。子どもに育てられたこともいっぱいあります。
涙の中からの立ち直り、新しい人生が始まったようですね。
子どもから学ぶこと、本当に多いですよね。その時は育てるだけで精いっぱい。あとになってみると、それがとても大きな力になっていると感じます。
これからも子どもとの日々を通じて、ますます自分の世界を広げたいと思っています。
また、ぜひともブログに遊びにきてくださいませ。