今日は、父の13回忌の法要がありました。
父が亡くなって13年。命日は3月なのですが、みな忙しかったこともあり、今日になったのです。
お寺につくと、境内にはたくさん花が咲いていました。
住職に案内されて、境内の花をいろいろ拝見させてもらいました。
こちら・・・名前はわからないそうですが、下向きに咲く桜
八重桜
一重の枝垂れ桜
この桜は実はとても珍しい木なのです。
桜の木が梅の木に生えていて、一つになっているんですよ。
違う花木がひとつになって、助け合って咲いているなんて。
とても不思議で素敵な木だなぁと見てしまいました。
私たちの人生もこんな風に、違う木の人と寄りそって一つになって生きられるといいなぁと思いました。
こちらは、ツツジです。
庭を拝見し、それから法要となりました。
立派な御本尊です。
小さい頃から菩提寺のこちらのお寺には、何度も来ていますが、こんなにしみじみと拝見したことはなかったかも。
みんな、これから何をするのか興味しんしんです。
ちゃんとお話しを聞いててね。^^
法要は無事に終わり、その後は、住職を交えて食事会の会場へ。
この後、お鮨や天ぷらが出て、とてもおいしかったです。
住職と和やかに話しをしつつ、食事は進みました。
住職のお話しを聞きながら思ったことですが・・・・
このお寺は、私の実家がもう何百年も前から代々お世話になっている菩提寺です。
それだけに、昔からの付き合いは深く、私の父も小さい頃からこうやって法事のたびに、住職と顔を合わせお話しをうかがっていたのでしょう。
そして成長を見守られ、死んだ後もこうして供養してもらえるのですね。
父の戒名の由来を話してくださいましたが、父の人となりを分かってくださっているから、生前の父そのもののような戒名でした。
ありがたいな・・・と。
そしてきっと、この先、母もそのように見守られ、逝ってからも親しみをこめて供養してもらえるのだなと思います。
それはきっと幸せなことなんだと思うのです。
長い年月、代々の先祖たちが守り続け、血をつなぎ受け継いできたものの、価値。
我慢や忍耐の日々も、そうやって自分が報われる宝となっている。
私もこの年にならないと見えなかったものがたくさんあります。
そんなことを感じました。
子どもたちには、まだ意味はわからなくても、こうやって受け継いでいくことの価値を感じてもらえたらいいなと思いました。
13回忌、そんな風なことを思いつつ、つつがなく終了したのでした。
父もきっと、今日の様子を見ていてくれたことと思います。
父に会いたい気持ちは年々大きくなります。そして年を経るごとに大きくなるようです。
それだけ大きな存在であったと、今更のように思い知らされます。
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