羊飼いな日々

仕事も家庭も子育ても、
のんびり気ままに行きましょう~

不覚にも涙

2006-09-24 10:05:47 | 写真

Photo_5 先日23日は小学校の運動会でした。とりあえず無事・・・といいたいところですが、羊飼い宅で無事があろうはずがない。

場所取りは、前日深夜にパパ羊と取りに行き、OK! 。さて、当日朝5時起き。お天気は?「よしっ」。さぁ弁当作りだ。おにぎりは、バアバにまかせてある。おにぎり握って30年のバアバに託す。私はその他のおかず係り。

昨日スーパーで買い物も済ませ、下ごしらえも完璧。飲み物も、凍らせてある。

さて、弁当できました。その間子羊らを起こし、朝飯(面倒なのでパンと牛乳)、着替え、持ち物の準備確認をする。パパ羊はもう、どんなに起こしても起きてくる様子ゼロ。そんなこんなで子羊ら、登校の時間になった。ふと見ると子羊ら、赤白帽子かぶってないではないか。「帽子どうしたの?」。娘「学校にある」息子「??多分学校」。そうかぁ、学校に置いとくことになってるのね?と納得し、送り出す。

さて、羊飼いは自分の支度にかかる。ここでやっとパパ羊起床。荷物学校に車で運んでねっ・と言おうとしたら、なんと、風呂に入りだした・・・。はぁーー。こいつはかなり問題ありオヤジ。運動会におけるパパ羊は、「親戚のおじさんのスタンス」なんだとあきらめる。羊飼い、車に荷物を積み、バァバ宅へ。そしてバアバとおにぎり、机などを車につみ、学校へ。全部おろして、ようやく車を置きに帰る途中・・登校中の子羊らに遭遇した。なんかへん。みんな赤白帽かぶってるではないか。あわてて、窓をあけ、「本当に帽子学校なんだね?」と聞いたところ、娘は「そうだよ」息子「?どうかなぁ・・・・?」。羊飼い不審に思いながらも、家に戻る。するとそこに息子羊の担任から℡・。もうこの時点でピンときた。『帽子ですね?」。あわてて、息子のランドセルを見る。と、底に押しつぶされて赤白帽。慌ててひっつかみ、学校へユーターン。恥ずかしいやら、つかれるやら。

ようやく、運動会。開会式の5分前にパパ羊登場。おっと今日は親戚のおじさん だった。怒らない怒らない、誰も親戚のおじさんが来るのが遅いなんて怒らないもんね。わざわざ来てくれてありがとうだった・・と自分を納得させる。

さて、運動会は出番がもりだくさん。特に生徒数が少ない学校なので、目いっぱい種目をこなす。2人いる我が家はそれが2倍。座っていられない状態。借りたビデオ撮影、カメラと飛び回る。

ようやく、ひと段落ついた午前の部の最終演技は5.6年生の組み立て体操だった。この写真である。ようやく、じっくりと演技を見る。子どもたちが暑い日差しの中、はだしでがんばっていた。途中、音楽がスローになり、全員が一列になって肩を組み、ウェーブを作り始めた。ゆっくり、ゆっくりの動き。子ども達は、ひたすら立ったり座ったりをする。それを見ているうちに羊飼い、不覚にも涙があふれてきた。かつて、この子たちは、赤白帽の所在すらわからなかった、おばかな一年生(息子のこと)だったはず。それなのに今は、お友達と息を合わせてゆったりゆったりウェーブを作っている。

子ども達がこんな高度な技を習得するほど成長するまでに、いったい、どのくらいの親の思いと、苦労が注ぎ込まれているんだろう・・。きっと、この瞬間で、帳消しになるはずだ。先生方も多分同じ気持ちなんだろうな。

そんなことを感じた運動会。疲れはとりあえず横において、今はただ、ヤレヤレ良かった。

子羊たち、やりとげた疲れで、気が抜けたようです。がんばったね。うれしかったよ。


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