先日、急に息子羊が具合が悪くなりました。
前日に行った、食べ放題が悪かったのかとも思いましたが、朝からお腹がヘン。とのこと。
学校に行かずに様子をみていると・・・。
そのうち、「なんだか吐きそう・・・」と青い顔。でも、吐くまではいかず、横になって苦しんでおりました。
それで、ホメオパシーのレメディキット(エインズワースではなくて、IACHのもの)から、アーセニクムアルバム30Cを5粒飲ませました。
とたんに、青い顔をしてトイレに行きました。下痢です。でもすぐに吐きそう・・・といい、
用意した洗面器に吐きはじめました。それもすごい量です。
驚いたのは、息子羊は昔からなかなか吐けない体質。吐きそうなのに胃がムカムカするくらいでずっと続くような感じでした。だから回復が遅いんです。
トイレから戻り、しばらくじっとしていました。またお腹がヘンというので、こんどはレメディを水のペットボトルに5粒とかしたものを、少し飲ませました。こうすると、レメディの節約になるんです。効果は30Cのまま。問題は回数なんですね。なんども反復して飲ませるような時などにはいいのです。ただし、水が飲めないような場合にはそのまま粒でなめていた方がいいかもしれません。
今回は、水分補給も兼ねて、チビチビとレメディを取る方法を試しました。
それからは、とにかく吐く・下痢が続き、そのたびにレメディを飲み、その後朝から続いた騒動、3時間ほどして、本人もすっきりとしてきたようです。
お昼頃に、食べモノを口にしたら、また下痢・おう吐となりました。ノドは乾いていたので、温かい、お湯に溶かした蜂蜜(マヌーカハチミツ)などをチビチビと飲みました。
午後になると、熱が上がってきました。37度9分です。頭痛がするといいはじめました。頭痛がしている時にはお腹は痛くないけど、お腹が変なときには頭は痛くないと言っていました。それもレメディを変えず、今度は直接、粒のアーセニクムアルバムを飲ませました。
その後は、眠くなり、ぐっすりと寝たようです。夜中に一度起きてきたときには、本人も機嫌がよく、大分良くなったようです。
次の朝は、元気で熱はないものの、腹痛や頭痛はまだあり、機嫌も悪かったこともあり、今度はカルカレアカルボニカの200Cのレメディを一回。このレメディは息子の体質レメディでもあります。その後、元気を取り戻し、水分のリンゴジュースをどんどん飲みまじめました。
午後にはかなり復活。飛びまわるくらいになりました。
今回の嘔吐下痢ですが、最初から、出るものを止めないというのを心がけていましたので、病院には行きませんでした。水分もとれていたからです。水分もとれず、脱水症状でぐったりするならば救急に病院に行くことをお勧めします。やはり自宅でみるのは危険も伴います。
アーセニクムアルバムを飲んだ後、症状が少し重くなるのは、ちょっと症状を悪化させて好転させるホメオパシーの仕組みとおりでもあります。息子羊も、レメディのおかげで、吐くことができ、早くすっきりとしたわけですね。
翌日、気分の良くなった息子のいうのに、「昨日、あのお砂糖のお薬を飲んだから良くなった」とのことです。
レメディは、対症療法ではありません、自己治癒力を高めて自ら癒すのを助けるという目的があるのです。だから、飲んだことで、自分の体で克服したすっきり感が、あったのだと思われます。
今回のように、急性の症状には、ホメオパシーは即効性があるとまた実感いたしました。
お子さんが急性の嘔吐・下痢の時には、粘膜に働くアーセニクムアルバムをまず飲ませるといいかもしれません。毒だしの意味がありますから。
回復してきたら、回復を助けるのに体質のレメディをとるといいように思います。
急性の症状はわかりやすいので、私も処方しやすいところがあります。今回がそうです。
私も以前にこの症状の時に助かりました。だから実感です。
病院に行っても、下痢止め・嘔吐止めのような薬をもらうだけです。これだけならまだいいですが、抗生物質やら抗炎症剤など、いらないものまでもらってきます。その方がよっぽど危ないですね。自己治癒力を高めて、自分で癒すのを助けるホメオパシーは、とてもよい補完医療だと思っています。
症状を出し切るというのは大事なことでしょうね。
人生においても示唆の多い話ですね。
ようやく学校にも行き、元気になりました。
今、そういう風邪が流行っているようですね。
病気の治癒というのは、本当に難しい問題ですよね。
なるべく自己免疫力を高めていきたいですね。