ホメオパシーを学ぶと、物の見方が見事に違ってしまいます。
それは、私たちが常識と教えられてきたようなものが180度くつがえされる感じでしょうか。
まず健康という考え方。
多分、以前の私もそうですが、ほとんどの方は発熱をすると病気であり、不健康と思っています。
しかし、ホメオパシーでは、高熱が出るということは、健康であるという捉え方です。
逆に風邪をひかないとか、風邪でも高熱が出ないというのは、急性の病気を出せない慢性化した病気を持っていると捉えます。ある意味その人の健康レベルは低いのです。
ホメオパシー以前に、シュタイナーを勉強し学んでいたので、発熱に対する考え方はもともとホメオパシー的なものがありました。なのでこの考え方にはあまり違和感はありませんでした。
シュタイナーでは子どもの発熱は、遺伝子の活性化を行うために必要なものであるという考え方です。
これを初めて知ったときは、そうかぁ、我が息子は日々自分の体を発熱で遺伝子を活性化させているのだと、深く納得した覚えがあります。
他の子よりも多分いろんな意味で難しい息子羊でした(あ、今もそう・・・)。
だからこそ、息子羊がこの世に適応していくには遺伝子の活性化と作り変えがとても多く必要だったのかもしれません。
発熱しないほうが不健康だなんて、普通は考えませんよね。でもそうなのです。
それから、
皮膚の問題です。
これは、本当に誤解されていますが、なんらかのストレスが症状として皮膚に出るということは、ある意味一番健康な状態なんですね。
脳や心臓などのように生命維持に必要のある個所からは一番遠いところですから。
今アトピーなど、重症の皮膚の問題があり、それに関してはまたちょっと慢性の問題もあり、違ってきますが、普通の発疹の話しです。
急性の熱でも、発疹を伴うものはたくさんありますよね。発熱し、発疹が出て治る。重篤な症状からより軽いものに移り、治癒されていく。
症状がより軽い、問題のない個所に移って、消えることで治癒されます。
このさまざまな皮膚の症状を、ステロイドや抗生物質で抑え込むと、すぐにきれいにはなりますが、今度はもっと深刻で深いところに疾患として表れてきます。
よく聞くのはアトピーの子が喘息になることも多い、というようなことです。(治療では、ステロイドを長く使ったりしますし)、ま、この問題はまた次にということで・・。
じゃ、どうすればいいのかと。
少しの湿疹はほっておく薬も必要ありません。
皮膚は、見た目にわかりやすく目立つので、どうしても騒いでしまいます。それが問題なんですよね。
でも、かゆすぎたり、自己免疫力が治癒に追い付かずに広がったりした場合には、ホメオパシーで免疫力を高めていくのもいいですし、民間療法もいいですよね。
皮膚には桃の葉とか、ビワとか、いろいろ言われてますし。場合によっては漢方で体質を強めるとか、針などもありますね。
実は私にも、長く患っている主婦湿疹のようなものが右手だけに出ています。すごくかゆくて、かくと血が出て、その後乾燥してひび割れするような感じですね。水につけるとひどくなります。
20歳の頃に初めて出て、病院に行き、それこそすごい強い薬を塗って治療しました。
その時にはきれいになりましたが、結婚して子どもを持ったころから再発してきました。
今はホメオパシーの治療を受けているので、ひどくなることはないですが、根が深い症状なのか一度抑え込んでしまったからなのか、出たり引っ込んだり繰り返しています・・・。それでも特に気になりません。
皮膚に出ると見えるので気になりますが、実は一番問題のない症状ということです。
ホメオパシーの治療を開始すると、今までは出なかった急性の発熱があったり、治癒の段階で皮膚に湿疹や痒みなどが表れてくることがあり、そうするとホメオパスはシメシメ・・と、良い反応だと喜ぶのです。
もちろん、発熱でも皮膚の問題でも、要注意はもちろんです。病院で診察を受けることもしてもらいたいです。
ここでいう発熱や皮膚の問題は、自己治癒で出来る範囲の問題です。近くにホメオパスがいれば指示をしてもらってレメディを服用してもらえますが。
そんなわけで、ここでいう、癒しというのは、薬で症状を抑え込むことではなく、自分の体を自分の免疫力でバランスの取れた状態に戻すということなんですね。
もちろん、お薬も必要ですし、ケースによってです。
ですが、私の選択は出来るだけ薬に頼らずに治癒できればということ。
大気汚染、食品添加物、今は放射能の問題・・・これだけ外から受けるストレスが多い時代です。薬もそのストレスのひとつです。それらさまざまなストレスで、体のバランスを崩していきますね。
そういった、避けられるストレスは、できるだけ避けたいと思うからです。
そんなことを今回ちょっと書いてみたのは、この秋にセルフケアセミナーを開催しようと企画中だからなんです。たくさんの方に参加してもらいたいと思っているのです。
そう、なんでもですが、考え方や見方をちょっと転換してみると、いろんな事が見えてきます。
そして、情報が多いほど、自分にとってよりよいものが選べます。
癒しというのは、本当に奥深いものですね。
ちょっと癒しについて書いてみた次第です。
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