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最高に感動!!となりのトトロ

2008年07月19日 00時41分37秒 | Weblog
 やはり、ジブリ作品は、何度観ても新たな感動を呼び起こしてくれますね。宮崎駿監督は、アニメ界のスーパースターと言えるのかもしれませんね。兎に角、作品にいやみが無く、頑張ろうという気持ちを目覚めさせてくれる作品が多いのです。本日、地上波TVで放映された『となりのトトロ』もその一つです。子供から大人まで、それぞれの世界で、それぞれの感動を持って楽しめる作品の代表作ですね。トトロという妖精は、子供にしか見えません。大人になってしまうと、色んな邪念が、純粋に存在しているものを否定してしまうので、見えないのかもしれませんね。この作品の中には、姉妹の愛、親子の愛、隣人たちとの友情と愛、妖精たちとの友情と愛、自然に存在しているものの素晴らしさ、猫バスの友情と愛等、いろんな場面で感動がありますね。決して押し付けではない愛や友情が、何気なく描かれていますが、ここに宮崎作品らしい大きさがあるのです。何気なく描く、しかし、その事はこの上ない大事なものであるのですが、かなり、静かにゆっくりと、その大事なことの意味が心の中に染み入ってきます。ここに、宮崎作品の深い感動があるのです。これほどまでの作品を多く排出する宮崎監督は、本当に凄い人なのでしょう。感動の上に、更なる感動ですね。
 宮崎作品と言えば、「風の谷のナウシカ」「天空の城ラピュタ」「紅の豚」「魔女の宅急便」「おもひでぽろぽろ」「もののけ姫」「猫の恩返し」「千と千尋の神隠し」「ハウルの動く城」、息子の作品ではありますが「ゲド戦記」等、本当に多くの感動作品がありますね。それぞれの作品を、映像と共に観ていきましょう!
 
 1.「風の谷のナウシカ
  「月刊アニメージュ」に連載された宮崎自身による同名漫画の映画化。連載開始と映画化にあたっては、同誌の編集部員であった鈴木敏夫が尽力した。映画は闘争に明け暮れる人間のエゴ、自然の回復力賛美など現代社会を照らした展開が反響を呼び、大ヒットを記録。原作・監督・脚本(絵コンテ)の三役を担った宮崎の名は世に知れ渡った。
 構想時の舞台は「デューン 砂の惑星」に似た砂漠であったが、監督はオールディスの「地球の長い午後」、中尾佐助の「栽培植物と農耕の起源」、宮脇明の「植物と人間」、藤森栄一の「縄文の世界」などから得たインスピレーションを複合させ、「腐海」という独創的な森に発展させた。ナウシカはエヴスリンの「ギリシア神話小事典」や「堤中納言物語」の「虫愛ずる姫君」から構想。風の谷は中央アジアの乾燥地帯をイメージして習俗・建物を考案した。
 映画後半の展開はパウル・カレルの「バルバロッサ作戦」「焦土作戦」に描かれた独ソ戦が参考になったとのこと。降雪と極寒の気候に阻まれてモスクワを目前にして潰走するナチス軍はトルメキアに重なる。

映像はこちら>>http://jp.youtube.com/watch?v=oi0x7gt6_Tw


 

 

 



 2.「天空の城ラピュタ
 宮崎監督は、スウィフトの「ガリバー旅行記」に登場する「ラピュタ帝国」を原点に、学生時代から温めていた少年パズーと少女シータのイメージをふくらませ、現代に通じる冒険ファンタジーを構想。再び原作・監督・脚本(絵コンテ)の三役をこなした。魔法や呪文を扱った「漫画映画の復活」を掲げ、子供たちが憧れるリアルな空想世界を目指した。前半の一部の隙もない活劇展開と、後半の機械や独裁体制の批判という重いテーマの間には大きな変調が感じられるが、これも後々繰り返される特徴的作風である。
 浮島とオーニソプター(はばたき型飛行機)は「ニモ」構想時からのモチーフ。古代に機械文明が栄えたという設定はインドの「ラーマヤナ」から、・飛行石・は福島鉄次の絵物語「沙漠の魔王」から、主人公・パズーのイメージは、ウェールズ出身のC・W・ニコルほか著「わが父なる大地」から、親方の娘・チビのマッジは、おそらくジル・ペイトン・ウォルシュ作「夏の終わりに」の主人公の少女から、ドーラ一家の愛機タイガーモス号は実在のイギリス空軍機(ロアルド・ダールも搭乗した)からその名を採っている。
 スラッグ渓谷の立体的な構造や人々の生活描写には、イギリス・ウェールズ地方のロケハンが生かされている。「名探偵ホームズ/ソベリン金貨の行方」の発展形とも言える。ロボットは「新ルパン三世/第155話 さらば愛しきルパンよ」に登場した「ラムダ」の流用で、その原形はフライシャー兄弟の「スーパーマン」シリーズに登場したプロペラ付ロボット。フライシャーは長篇「ガリバー旅行記」も制作しており、本作とは縁があるようだ。「ナウシカ」のキツネリスなど、脇に再登場キャラを添えるのも一つの特徴。

映像はこちら>>http://jp.youtube.com/watch?v=2-o1bOxfXME










 3.「紅の豚
 「魔女の宅急便」の大ヒットにより大作主義に傾きつつあったジブリに、宮崎はあえて娯楽に徹した短篇を提案。当初30分のビデオ用作品として企画されたが、日航機機内上映用の中篇に発展、結局90分を越す長編映画にまで発展した。実在の場所が舞台だが、スタッフのロケハンは行われていない。
 原作は宮崎が「月刊モデル・グラフィックス」誌に連載していた短篇連作「雑想ノート」の一エピソード「飛行艇時代」。「おもひでぽろぽろ」で等身大のリアリズムを極めた感のあるジブリについて、宮崎は「新しい表現と内容を模索中」と語っていたが、この作品は「新しさとは無縁のモラトリアム映画」「中年となった自分のための映画」と開き直って公言。
 劇中の、カーチスとポルコの雲海の中での一騎撃ちは、ロバート・ウェストールの「ブラッカムの爆撃機」を彷彿とさせる。ラストの賭博に沸く群衆・観客はジョージ・ロイ・ヒル監督の映画「華麗なるヒコーキ野郎」に似ている。印象的な飛行機の墓場は、ロアルド・ダールの「飛行士たちの話」収録の短篇「彼らは年をとらない」の一節を再現したと思われるがこれは最後に加筆されたエピソードだと言う。三人の作者はいずれも、大戦時にホンモノのパイロットだった人物だが、他にも「世界って本当にきれい」などの台詞に敬愛するサン=テグジュベリら多くの冒険飛行家のエッセンスが感じられる。

映像はこちら>>http://jp.youtube.com/watch?v=gN2CqL7hjfY&feature=related










 4.「魔女の宅急便
 角野栄子原作の児童文学のアニメーション化。ただし、宮崎は原作を尊重せずに独自の解釈で再構成している。
 冒頭の出発シーンには台詞まで忠実な箇所があるが、登場人物の性格も外見も全く違う。ほうきが折れてしまう中盤以降の展開は特に違っている。原作では、お正月を知らせる時計塔の部品のお届け、春を知らせる楽器のお届けなどが後半の山場であり、幾多のエピソードが均等に扱われることで、キキが徐々に街に溶け込む淡々とした構成になっている。映画版では、キキは完全に飛べなくなってしまう上、ジジは人語を話さなくなり、飛行船墜落の大スペクタクルまで用意されている。前半と後半に変調が見られるのもよくある趣向で、次々と事件が起こる急激な展開も宮崎式。どんな原作であれ、演出過程でオリジナルに転換されてしまうのも宮崎作品の大きな特徴である。
企画段階では、片渕須直ら若手スタッフ中心の作品としてプロデューサー業に徹していた宮崎だが、進行の遅れなどから監督・脚本を兼任。それまでの作風とは打って変わった等身大の少女の物語に挑戦。宮崎は、期待と不安の中で上京して、初めて社会で働く少女たちにエールを贈る「女性向映画」という位置づけで作品に望んだ。強く清楚な宮崎ヒロイン像を「非現実的」と批判的する風潮もあったため、いかに思春期の頼りない少女を描くかに苦心したと言う。当初、一色伸幸による脚本が書かれたが、中途で降板。「原作よりもシビアに」という一色の発案にヒントを得て、自力でシナリオ(絵コンテ)を完成させた。


映像はこちら>>http://jp.youtube.com/watch?v=05lrfA-GJnQ&mode=related&search=








 5.「猫の恩返し
  ごく普通の女子高校生ハル。学校には遅刻するし、ゴミ箱の中身をぶちまける大失態。おまけに、憧れの男の子が別の女の子といい感じで2ショットになっているのを目撃してしまい、すっかり落ち込んでいた。そんなハルは、たまたまトラックにひかれそうになった1匹の猫を助けた。しかし、その猫が実は“猫の国”の王子ルーンだったことから、ハルはお礼として猫の国へと招待される。そこでハルは猫たちから盛大な歓迎を受け、いつしか“つらい現実より、猫になって楽しく生きたい”と願うようになる。と、そこへ猫の男爵バロンが現われるのだった。
猫の恩返し映像はこちら>>http://jp.youtube.com/watch?v=H9GDvMCDDhw&feature=related

 6.「となりのトトロ
 スタジオジブリが制作した宮崎駿作品の最高級傑作アニメ。物語の舞台は昭和30年代。の所沢(らしいです)。大学で考古学を研究する学者のお父さん、小学6年生のサツキ、4歳のメイの3人が引っ越してきたのは、豊かな自然と美しい四季があふれる田舎の、「お化け屋敷」のような一軒家。しかし本当に出たんです…… トトロが。今やその内容に触れる事自体無駄なような、小学生以下のこどもがいる家庭には必ず置いてあるというファンタジー・アニメ。
となりのトトロ映像はこちら>>http://jp.youtube.com/watch?v=Bi24-FtrvRs

 7.「千と千尋の神隠し
 両親と共に引越し先の新しい家へ向かう10歳の少女、千尋。しかし彼女はこれから始まる新しい生活に大きな不安を感じていた。やがて千尋たちの乗る車はいつの間にか“不思議の町”へと迷い込んでしまう。その奇妙な町の珍しさにつられ、どんどん足を踏み入れていく両親。が、彼らは“不思議の町”の掟を破ったために豚にされてしまい……。巨匠・宮崎駿監督が前作「もののけ姫」とは対照的に、現代日本を舞台に少女の成長と友愛の物語を描く、“自分探し”の冒険ファンタジー。

サウンドトラック

映像はこちら>>http://jp.youtube.com/watch?v=8ENp4y97lxU


忍者アニメ

2008年07月16日 23時14分18秒 | Weblog

 最近、「忍者」が見直されていますね。人として生きることより、「忍び」として生きることを決意した忍術のプロたち。今で言えば、専門職といえるのかもしれませんし、かなりの高い技術を持つ有資格者と言えるんだろうと思います。自分自身の感性を完全に消去し、尽くすべき人に仕える捨て身の生き方が、憧れでもありますね。この忍者は、安土桃山時代以降に活発に登場したもので、現在の忍者に関する作品も、この時代以降が大半である。伊賀や甲賀の忍術が大勢であるが、それ以外の少数流派も多くあったようだ。忍者は、世捨て人的な生き方なので、非常に分かりやすい生き方ともいえるのかもしれない。しかし、多くの場合、苦痛を伴う掟にがんじがらめになっていたことで、自由もない大きな足かせを架せられていたことも真実なのである。
 忍者作品で、最初に見たものは、「少年忍者 風のフジ丸」である。凛々しい少年忍者フジ丸のいかした生き方が感動的であった。原作は、白土三平である。時は戦国時代  群雄割拠の世の中で、鷲にさらわれた赤ん坊が、フジ丸と名づけられ、忍びの里で育てられた。優秀な忍者として成長したフジ丸だが、やがて天下のゆくえを決める力を持つ秘密兵器の製法が記された〝龍炎の書〟をめぐる争いに巻き込まれる!敵は風魔十法斉、伊賀の忍者群、南蛮邪法の怪人たち。襲いかかる数々の忍術、妖術。平和を愛する少女ミドリとともにフジ丸の戦いはつづく。
でるか忍法「木の葉隠れ」「火炎の術」。

映像はこちら>>
http://jp.youtube.com/watch?v=xvybOuIjiHE

 少年忍者と言えば、「サスケ」である。大猿という「抜け忍」の父に忍術を教えられたサスケは、少年と言えども、大人以上の忍術を操るようになる。冒頭のナレーション「光あるところに、影がある。まこと栄光の陰に、数知れず忍者の姿があった。命を懸けて、歴史を創った陰の男たち。だが、人よ!名を問うなかれ。闇に生まれ、闇に消える。それが忍者の定めなのだ」も、名句である。豊臣方は敗れ、徳川家康による真田幸村の残党狩りによって母を失った少年忍者サスケ。「猿飛の術」を使う真田の忍者である父、大猿大助とともに流浪の旅を続けながら成長していく。さまざまな忍術の解説がナレーションで行われ、作品にリアリティを与えていた。「少年忍者風のフジ丸」、「忍風カムイ外伝」とともに、白土三平原作のアニメ三部作の一つ。忍者ものといえば他には「忍者ハットリくん」、「仮面の忍者赤影」のアニメ版があるくらいで、白土三平の独壇場といっていい。原作は昭和36年8月から昭和40年10月にかけて「少年」に連載された。
Default

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http://jp.youtube.com/watch?v=Lq8yIUoFEe0&feature=related

 少年忍者から脱皮した青年忍者「忍風カムイ外伝」も中々のアニメである。同じく抜け忍として、常に追われる孤独なカムイの生き様が妙に心に響く。サスケは忍びの非情さと、親子の情を描いているが、カムイは抜け忍ということで、より苛酷な運命が課せられている。常に命を危険に曝され、彼とかかわった人間が巻き込まれていく。カムイと出あった鮫漁師の一家は、女子供も皆殺しにあった。カムイはその敵を取り去っていくのだが、そこには空しさだけが漂っていた。それで、最終回。きっと今なら、ラストはもう少しハッピーな感じかもしれない昔は貧しいが、世の中に夢も希望もあった。だから悲惨なものが描かれても、見る側に余裕があるのか、あまり問題にならなかった。現在はどうだろう?ビルに飛行機がぶつかって、たくさんの人が亡くなった場面をリアルタイムで見た。なんだか嫌な世の中で、夢も希望もない。だからこそカムイを見て欲しい。こんな苛酷な運命でも彼は生きていく。生き抜いていく。闇の中でこそ一条の光が見えるのだから。

映像はこちら>>
http://jp.youtube.com/watch?v=v8SqErFNL3I

 忍者と言うよりは、妖怪系のアニメもある。手塚治虫原作の「どろろ」である。幼少時代に、体の部位を義理の父親と妖怪どもとの契約で、すべてを持っていかれ、心のみが残った百鬼丸と少年どろろの、自分探しの旅の物語。
どろろ
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http://jp.youtube.com/watch?v=07cyiNcvMYY&feature=related

 それ以外のコミック忍者作品は、次のようなものがある。
先ずは、「花のぴゅんぴゅん丸」。恐ろしいおてんばのケメ子に追いかけられて、ぴゅんぴゅん丸は大苦戦をするのです。伊賀忍者のピュンピュン丸は凄腕の少年忍者だが、時々マヌケなことをしてずっこけるのが玉にキズ。彼を取り巻く人々も一筋縄ではいかない人物ばかりで、苦労が耐えない。弟のチビ丸の泣き声はもの凄く、破壊力抜群だが、兄の言うことを聞かないので、もて余しぎみだし、愛しい甲賀忍者のサユリちゃんにはふられ放し。逆にピュンピュン丸にベタ惚れのケメ子にはイヤというほどつきまとわれる。その上、ピュンピュン丸の所属するなんでもOK商事は赤字続きで、がめつい所長からは稼いで来いとのお叱りばかり。依頼される事件はと言えば、怪盗スルメイカ衛門やら、日光から来たニコニコ忍者やら、七色頭巾やらと、訳の分からない連中に絡む事件が山積み。その上ライバルの風魔忍者たちの妨害ばかりで、もう〝キビシー!!〟の毎日。今日もまた、難問奇問の怪事件を解決するために、ドタバタずっこけの大活躍!原作は、心霊漫画家の「つのだじろう」である。

映像はこちら>>
http://jp.youtube.com/watch?v=EsqtcVtfXkc

 もう一つは、「さすがの猿飛」。これは、とんでもなくおもしろいギャグ忍者アニメである。忍者を養成することを目的とした私立忍ノ者高校に、創立者の孫・猿飛肉丸が転入してくる。肉丸はチビで太目で大食いで、とっても女の子が好き。そして高校経営者の娘で幼馴染みのカワイイ霧賀魔子からは、なぜか好かれていて大の仲良し。だけどちょっと不釣合いなカップル。普段はとぼけていて魔子に世話をやかせる肉丸だが、いざという時には頼りになる忍者として、魔子が困っているときや、魔子のためになると真剣に立ち向うのだった。そんな肉丸のライバルとしてメカを得意とするスパイナー学園が、町に忍術旋風を使い騒動が起きる。原作は、細野不二彦である。
さすがの猿飛の画像
映像はこちら>>http://jp.youtube.com/watch?v=-LiTgw6-cj4&feature=related
 



挿入歌

2008年07月15日 23時02分11秒 | Weblog

       

 アニメやドラマ、映画内で、主題歌、テーマソングはもちろん素晴らしく感動しますが、そんな大げさなものではなく、合間に流れる何気ない挿入歌に絶品な作品があります。私の場合、やはり、初代「ムーミン」の中で、妙に不思議な、そして、大きな愛や勇気、知恵を持った旅人「スナフキン」の歌う『おさびし山の歌』ですね。なんとも、ギターの音色が響き、スナフキンの声でたくましく歌うこの歌は、最高に感動するのです。作詞は、作家の井上ひさし、作曲は宇野 誠一郎です。井上ひさしは、「ひょっこりひょうたん島」の原作者でもありますし、作家ですので、小説も多く書かれています。スナフキンの声は、西本裕行です。

スナフキン(スウェーデン語 Snusmumriken 、フィンランド語 Nuuskamuikkunen) :ムムリクミムラのハーフ。父はヨクサル、母はミムラ姉さんやちびのミイたちの母親であるミムラで、スナフキンは彼女たちの異父弟に当たる。自由をこよなく愛する少年。パイプでタバコを吸う喫煙者。音楽と釣りが好きで、原作およびアニメ『楽しいムーミン一家』ではハーモニカを、瑞鷹エンタープライズ版アニメではアコースティック・ギターを演奏する。「~するべからず」という立て札をみると自由を侵害していると解し、引き抜いて壊してしまう。

    ♪ おさびし山のうた   作詞:井上ひさし 作曲:宇野 誠一郎

        雨に濡れ立つ おさびし山よ

        われに語れ  君の涙のそのわけを

        夕陽に浮かぶ おさびし山よ

        われに語れ  君の笑顔のそのわけを ♪

「おさびし山のうた」の映像はこちら>>http://www.nicovideo.jp/watch/sm3710774

「ムーミン」の映像はこちら>>http://jp.youtube.com/watch?v=zl8lj4k7fAU

「スノーク家のうた」はこちら>>http://jp.youtube.com/watch?v=MTsZAnhR5mw&feature=related
   


清水みなと

2008年07月13日 10時02分28秒 | Weblog



 昨日まで行っていた郷里の静岡県静岡市清水区にある実家のお墓の参拝から帰ってきました。車での帰省でしたので200キロ以上の片道の距離なのですが、やはり、疲れますね。清水は静岡市に吸収されて市町村合併が行われ、市から区に行政変更をされてしまったので、何となく、寂しい響きのする呼び名になってしまいました。やはり、清水市として、独立していた方が良かったのですが、まあ、これも時代の流れからしてしょうがないのかも知れません。

清水といって連想することは、駿河湾、天女が舞い降りたという伝説の「三保の松原」、遠洋まぐろ漁の基幹基地「清水港」、サッカーJリーグの「清水エスパルス」の本拠地、由比の「桜えび」、徳川家康の最初の墓石がある「久能山東照宮」、石垣いちご、浜茹のしらす、清水名物「黒はんぺん」、三保にある「東海大学海洋博物館」、ちびまる子ちゃんランド、桜の名所「日本平」、お茶の名産地、そして、ご存知、東海道の大御所「清水の次郎長」。こう見ていくと、随分有名なものがあるのだと感じます。清水は、温暖な気候によって、のんびりとした地域ではありますが、同様に住んでいる人間も温和な人が多いように思います。TVアニメで有名になった「ちびまる子ちゃん」の活躍する舞台も、この清水なのですもの。あそこに出てくるキャラクターは、納得感があります。しかし、花輪くんのような大金持ちは、本当にいたかどうかでは、定かではありません。アニメに出てくる「巴川(ともえがわ)」では、夏に花火大会が行われるなど、「みなと祭」としてにぎやかなお祭りが開催されます。この巴川は、川田さんが一生懸命綺麗にしている川として、度々登場しますね。今では、あまり綺麗な川では、無くなってしまっていますが・・・。
ハウステンボス まる子・たまちゃん

 東海大地震の発生懸念も何年来ささやかれていますので、今、各地で発生している大地震が、明日のでも中部・東海地方を襲うことも有り得るのでしょうね。本当に、心配です。


味の向こう

2008年07月12日 23時45分33秒 | Weblog

 漫才コンビの「麒麟」の田村、ベストセラー小説となった『ホームレス中学生』の原作者である。本日そのドラマが放映された。本当に、こんな人生を中学生である少年が経験するものなのかと感じてしまう。生きていく上で、色んな経験をしていくこのドラマは、見ている側をも、当事者にしてしまう迫力ある実話物語であった。1ヶ月近くを、公園でホームレスとして生きていく中学生、そんな少年を取り巻く人たちの、何と人情の強い素晴らしい人たちが多いこと。大阪という地域柄でもあるのだろうが、本当に心打たれる物語である。最後に初心に戻って、節約のためご飯を何度も噛み、噛んだ先に味わう「味の向こう」を3兄弟で感じて、幕となる。これだけ噛んだ人にしかわからない究極の世界が、この「味の向こう」なのである。
 吉本興業所属のお笑い芸人・麒麟の田村裕さんが、自らの中学生時代の体験をつづり、217万部突破(200858日現在)の大ベストセラーとなった『ホームレス中学生』のドラマ化が決定しました!

主役となる少年は、並み居る天才子役たちを押さえ、見事その座を勝ち取った、黒木辰哉くん(13)!
一番の決め手となったのは、一目見ただけで誰もが納得する田村さんご本人にそっくりの風貌、そしてこのドラマのテーマにぴったりの、まっすぐで素朴な雰囲気でした。選ばれるとは思いもしなかった、と驚きを隠せない様子の黒木くんは、
「最初、決まったって聞いたときは『へぇ~』みたいな感じだったんですけど、時間がたつにつれてだんだん実感がわいてきて、次の日には、なんだか興奮しちゃって、家族の前で『決まったよ!』って飛び跳ねたりしてました。武内監督が、オーディションですごく悩んで僕に決めてくださったので、精一杯頑張りたいと思います」 と、意欲を燃やしています。

みなさん、ぜひ応援してください『ホームレス中学生』は、中学生という若さにしてある日突然家を失い、親と別れて路頭に迷うという、にわかには信じがたいほど波瀾万丈な人生を歩むことになった麒麟・田村さんの実体験に基づく物語。その壮絶なエピソードとは裏腹に、どこか温かく人情味あふれる言葉でつづられたこの物語は、単行本化されるやいなや多くの人の心をつかみ、ついには、単行本としては異例ともいえる、217
万部突破の快挙を成し遂げる大ベストセラーとなりました。

 「きっかけは、2006年末に放送された『松本人志のすべらない話 年末拡大スペシャル(20061229日放送・フジテレビ系全国ネット)』。この番組の中で田村さんが披露した父の解散宣言 味の向こう側のエピソードを聞いて興味を持ち「これはドラマにできるんじゃないか?」と考えていたところ、単行本化されるという情報をキャッチました。それならば、と、それを原作としてドラマ化する交渉を進め、今年7月放送のスペシャルドラマとして制作・放送することが決定。ドラマ化するに当たっては、原作が持つ魅力、雰囲気を可能な限り大切に生かして制作することを目指します」<企画・立松嗣章談>

 「とにかく、黒木くんを一目見たときから全員の目が釘付けでした。顔立ちはもちろんなんですが、醸し出す雰囲気が、田村さんご本人にお会いした時に感じた印象ととても近かった。オーディションが始まる前、廊下で呼ばれるのを待っている彼を見かけた武内英樹監督が、思わず、『今、廊下にそのものがいた』と爆笑しながら会場に入ってきたくらい、最初からみんなの心をつかんでいました」 <プロデューサー・三竿玲子談>


杜の都

2008年07月09日 22時47分44秒 | Weblog

         炭焼 牛たん

 仙台出張から、帰ってきました。仙台は、「杜の都」と言うぐらい緑の多い都市ですので、空気も本当においしいのです。あいにく、天気は、曇りと雨であまりよくなかったのですが、青葉通りの街路樹が、青々としていて、実に清々しい町でした。昨年も、仙台の出張はあったのですが、昨年以上に、仙台らしさを感じましたね。先月あった岩手・宮城内陸地震の影響は、ごく一部の地域に限定されていたこともあって、仙台市街は、普通の日常で動いているようでしたね。被災された地域は本当に大変でしょうが、くじけずがんばってほしいものです。

 仙台名物と言えば、「牛タン」「ずんだもち」「笹かまぼこ」というところでしょうか?その中で、「牛タン」を堪能しました。牛タン専門店は、仙台には80店舗以上あるそうで、どこがおいしいかを見極めることは、中々至難の業なのですが、常連の同僚の勧めで、仙台駅近くの「利久(りきゅう)に入りました。ここの牛タンは、肉厚で、噛めば噛むほど味の奥深さがかもし出される、非常においしい牛タンなのです。今の時期、牛タンは大変高価な食べ物ですが、まあ、仙台に来たのですから、そこは置いといて、牛タンを食べねばならないと言う気持ちも強かったのです。牛タンの肉厚なうまさもそうなのですが、この時期はずせない珍味があります。「ほや」ですね。この「ほや」を刺身で食べるのが、この時期の楽しみでもあります。「ほや」は、臭いや食感、そして、後味の苦さで、好き嫌いが激しい食べ物ですが、私は好きな食べ物ですね。ビールのつまみとしては、中々の味で、お酒がいっそう進みますね。もう一つ、この時期おいしいのは、すずきと言う魚の子供で、「せいご」(すずきの1年魚で25cmくらいの魚)の塩焼きがおいしいのです。焼かれた白身の淡白な味が、これまた、お酒をよりいっそう引き立てます。今回、三陸沖の名物「岩がき」が品切れだったので、残念でしたが、まあ、納得の品揃えでの晩餐となったのでした。非常に堪能した仙台のゆうげでしたね。
牛たん炭焼 利久

 宿泊場所は、天然温泉の宿。この温泉が絶妙なのです。やはり、疲れた体には、天然温泉が最高ですね。肌にまったりと、優しく包み込むようなお湯が、非常に心地いいのです。
 仙台の有名人は、「青葉城恋唄」のさとう宗幸ですね。

「青葉城恋唄」はこちら>>http://jp.youtube.com/watch?v=xSrKsvq4FKE

猫の恩返し

2008年07月06日 20時03分48秒 | Weblog

       
 一昨日、ジブリ作品の『猫の恩返し』を観た。この映画は、非常に心惹かれるものがある。助けた猫のお嫁さんとして、猫の王国に連れて行かれる高校生ハル。それを阻むために、猫の王と対峙する覚悟をきめた猫の事務所の主人で探偵のバロン。なかなかの格好良さである。
ハル(声:池脇千鶴)はどこにでもいる、ちょっとおっちょこちょいな女子高生。学校に遅刻したり、思いを寄せる同級生に恥ずかしい姿を見られたりと、今日は一日ついていなかった。親友のひろみ(声:佐藤仁美)と下校中、小さな箱をくわえた一匹の猫が道路を横切ろうとして・・・信号が変わり突進してくるトラックに轢かれそうに!!すんでの所で助け出したその猫は、突然2本足で立ち上がり言葉をしゃべり出した。あっけにとられたハルは猫のことを母に告白すると、なんと母は「子供のころにも猫と話ができる」と言ったことがあると語った。その夜、ハルの家の前に猫の行列がやってきて、昨日助けた猫はなんと猫王(声:故・丹波哲郎)の息子で、その礼がしたいと言われる。猫王はハルに目録を渡し「王子の嫁に迎えよう。明日から幸運が訪れるだろう。」と言うと、闇夜に消えていった。

翌朝、猫王のことは夢だと思ったハルだが、庭にはネコジャラシが群生し、下駄箱にはネズミが大量に贈られ・・・あれは本当だったのだ!贈り物に困惑するハルに、猫王の家来ナトル(声:濱田マリ)は「ならば猫の国へお越しください」と申し出る。このところついていなかったハルが、軽い気持ちで行く決意をしたその時、どこか遠くから「猫の事務所を探して・・・」という声が聞こえてくる。その声を頼りに白い太った猫の後を追いかけ、曲がりくねった小径の先はなんと、ドールハウスでできた街・・・猫の事務所だった!不思議なドールハウス街で、バロン(声:袴田吉彦)・太った猫ムタ(声:渡辺哲)・大ガラスのトト(声:斉藤洋介)たちに経緯を説明するハル。バロンはハルのために猫の国へ乗り込み、何とかしようと約束する。そのとき何者かが事務所の戸を叩き、扉を開けるとナトルが立っていた!「探しましたよ」と言うやいなや猫の大群が押し寄せ、ハルは猫の国へ連れ去られてしまう。そしてその後を追うバロン達。

ハルの複雑な思いとは裏腹に、猫の国では婚礼の支度が進んでおり、大恩返し大会の前に思わず「猫の国もいいかも・・・」と思った途端、ハルの耳はネコ耳になってしまう。驚いているところへバロンが颯爽と登場し、徐々に猫の姿に変わっていくハルに「自分の時間を生きるんだ」と語りかける。夜明けまでに猫の国から脱出しなければ、ハルは本当に猫になってしまう。猫王たちの罠から無事逃れ、ハルは自分の世界へ無事戻ることができるのか?

これまで、「生きる」意味をテーマに、作品を世に送り出してきたスタジオジブリ。本作でももちろん貫かれているが、今回は時代背景が現代ということもあり、アプローチの仕方がより現実的となっており、昔からある「恩返し」の話を、瑞々しい感性で見事に描き出すことに成功している。本作が第1回監督作品となる森田監督は、どんな人に見てもらいたいか?という質問に対し、「いろんな人に見てほしいです。ハルに感情移入できる女性、そして現実的にがんばっている人に見てほしいと思います。」と答えた。また「朝気持ちよく目を覚まして、美味しいお茶を飲み、温かな空気を感じるって事が実は一番難しい。それさえできれば、昨日とは違う明日がきっと見えてくるはず!「猫の恩返し」はそんな感じの映画です。」とも語っている。作品中にこれといった分かりやすい要素はないはずなのだが、見終わった後には、なぜか「明日もがんばろ!そうすればきっといいことが起こるはず!!」という気持ちが芽生えているのを感じられるだろう。

ちょっととぼけた、隣の女子高生といった親近感を持つ主人公ハルの声は池脇千鶴。
誰よりもジェントル「ネコ」のバロン伯爵には袴田吉彦。口は悪いが甘い物に目がなく、トトと喧嘩ばかりしているデブネコのムタに渡辺哲。その大ガラスのトトに斉藤洋介。
ハルが助けた猫であり、父親と違い誠実で真面目な性格をしている猫王の息子ルーンには山田孝之、そして傍若無人な上に少々意地悪だが、なぜか憎めない猫王には、故・丹波哲郎があたっている。また、ノーテンキな秘書ナトルには濱田マリや、給仕係でハルに色々と助言をするユキには前田亜季などなど、枚挙にいとまがない新旧幅広いキャスティングの妙で、すべてのキャラクターがしっかりと立っている作品となっている。なお英語版では、ハル役を「プリティ・プリンセス」「プラダを着た悪魔」のアン・ハサウェイ、バロン役を「ソウ」「紅の豚」「耳をすませば」でも声の出演をしているケイリー・エルウィスが担当した。なお日本とは違い、「耳をすませば」でも同じくバロン役を演じている。

このドラマは、人間自身を、猫の世界に投影させ、何が本当に大事かを語りかける名作である。エンディングのテーマ曲で、つじあやのの「風になる」も、非常に感性に富んだ名曲である。

「猫の恩返し」の主題歌「風になる」はこちら>>http://jp.youtube.com/watch?v=H9GDvMCDDhw&feature=related


泣いてたまるか

2008年07月06日 12時29分58秒 | Weblog

           
 渥美清がこの世を去って、もう12年が過ぎようとしています。68歳でご逝去するまで、映画「男はつらいよ」シリーズを48作品主演したことも、世界的な記録で、「ギネスブック記録」に認定されている。日本映画専門チャンネルやWOWOWでは、連日「男はつらいよ」シリーズが放映されている。この渥美清が熱演していた「車 寅次郎」という主人公は、どこか哀愁を感じさせる日本本来の感性に非常に訴えかける人物ですね。映画の主人公なので、当然架空の人物なのでしょうが、行動様式、感情の表現、どこか脳天気な感性、昔ながらの「江戸っ子」的キップの良さ、単純にして明瞭、短期で、すぐ行動に移してしまうところ等万人に受け入れられる(日本において)要素が、凝縮している主人公と言えるのかもしれません。そして、女性には優しく、常に恋多き男(何年経ようとも、この初心の気持ちは持続していく)なんですね。映画では、その特異な人物・寅次郎を演じていた渥美清も、あまり好まなかったTVドラマに主演していたことがある。それが、「泣いてたまるか」なのです。映画の寅次郎の印象をかもし出しながら、ドラマ的に展開するもので、この作品は、私にとってかなり印象に残っているドラマなのです。このドラマの主題歌、もちろん主演の渥美清が歌っているのだが、メロディーといい、歌詞といい、実に含蓄があるのです。

          ♪「泣いてたまるか
                         作詞 良池まもる

                         作曲 木下 忠司

                         唄 渥美 清


        空が泣いたら 雨になる
           山が泣くときゃ 水がでる

           おれが泣いても 何にもでない

           いじがなみだを 泣いて 泣いて

           たまるかヨ~ とおせんぼ


        海はなみだの 貯金箱
           川はなみだの 通り道

           せんをしたとて 誰かがこぼす

           ぐちとため息 泣いて 泣いて

           たまるかヨ~ ほねにしむ


        上を向いたら キリがない
           下を向いたら アトがない

           さじを投げるは まだまだ早い

           五分のたましい 泣いて 泣いて

           たまるかヨ~ 夢がある
秋吉敏子 ニュ-ヨ-ク・スケッチ・ブック

 実に、いい歌詞ですし、郷愁のメロディーなのです。どこか、忘れていた日本を思い出させてくれるようではありませんか?
 
しかし、渥美清という人は、徹底して私生活を隠蔽し、「車 寅次郎」のイメージを崩さずに振舞っていたという人だっただけに、秘密でわからない部分も多いのです。

「泣いてたまるか」の歌はこちら>>http://jp.youtube.com/watch?v=t0Xgon091sg
「男はつらいよ」主題歌はこちら>>http://jp.youtube.com/watch?v=_wPl9ObdXQU

【渥美清について】
 「寅さん」の演技で見せる闊達さとは対照的に、実像は他者との交わりを避ける孤独な人物だった。「男はつらいよ」のロケ先で撮影に協力した地元有志が開く宴席に一度も顔を出したことがない話は良く知られており、身辺にファンが近寄ることも嫌っていた。タクシーで送られる際も「この辺りで」と言い、自宅から離れた場所で降りるのを常としていた。映画関係者ともプライベートで交際することはほとんどなく「男はつらいよ」シリーズで長年一緒だった山田洋次黒柳徹子、渥美とは親友であった関敬六でさえ渥美の自宅も個人的な連絡先も知らず、仕事仲間は告別式まで渥美の家族との面識はなかった。これは渥美が生前、プライバシーを徹底的に秘匿し、「渥美清=”寅さん”」のイメージを壊さないためであった。

一方で、非常な勉強家でもあり、評判となった映画や舞台を、よく見ていた。ただし、「寅さん」とまったく違った、スマートなファッションであったため、他の観客らにはほとんど、気づかれなかったという。

長男が公の場に顔を出すのは渥美の死後だった。結婚式は家族だけでささやかに行い、仕事仲間など呼ばなかった。芸能記者の鬼沢慶一は招待され友人代表として出席したが、鬼沢はその事を渥美の死まで公表する事はなく、死後その時の記念写真と共に初めて公にした。結婚まで秘密にしていたため、他界の数年前も渥美が独身と思っていた人が多かったようである。

渥美は新珠三千代の熱狂的ファンを自称していたため結婚の際は『新珠三千代さんごめんなさい。』の迷コメントを出した。

黒柳徹子はプライベートでも付き合いのある数少ない存在で、彼をお兄ちゃんと呼んでいたほか、「夢であいましょうで競演していた時に熱愛疑惑が持ち上がったことがある。ちなみにその際それを報道したスポーツ新聞の紙面には、フランス座時代に幕間のコントで黒柳が小学生の頃いつも呼んでいたチンドン屋の格好をしていた時の写真が掲載された。これは当時マスコミにはその写真しかなかったためである。黒柳は1996年に開かれた「寅さん」とのお別れの会に出席したり、2006年は渥美が死んでから10年と節目の年であったためか渥美の事を話すこともしばしばあった。

また、森繁久弥は渥美の才能に非常に目をかけ、渥美も森繁を慕っていたという。

2006年9月4日にNHKで放送されたプレミアム10『渥美清の肖像・知られざる役者人生』によると、松竹が映画の低迷期であったのも手伝い、突出して人気のあった「寅さん」のイメージを大事にしたいからと色々な企画を没にしたりして、それ以外の役柄に恵まれなかった。増村保造の映画『セックス・チェック第二の性』を元にして作中男だと疑われるスポーツ選手の女性が、本当に男だったという主演映画などが没になったアイディアの中にあった。

また、永六輔とは少年時代から旧知の仲であり、永六輔によると渥美は永も所属していた不良グループのボスであったいう。更に永の言葉によると、渥美が役者を目指す様になったのにはある刑事の言葉があると言う。曰く、ある時、渥美が歩道の鎖を盗み、それを売ろうとして警察に補導された事があった。その時の刑事に、「お前の顔は、個性が強すぎて一度見たら忘れられない。その顔を生かして、犯罪者になるより役者になれ」と言われた事が役者を目指すきっかけになったとの事である(上記、『渥美清の肖像・知られざる役者人生』によれば、テキ屋稼業に没頭していた頃、浅草の小屋から声をかけられそれが転機のキッカケとなったとされている)。

長男の田所健太郎ニッポン放送の入社試験の際、履歴書の家族欄に『父 田所康雄 職業 俳優』と書いたことから、採用担当者は大部屋俳優の息子と思っていた。後に渥美清が彼の父親として来社したため、社内は騒然となった。

また晩年は俳句を趣味としていて『アエラ句会』(AERA主催)において「風天」の俳号でいくつかの句を詠んでいる。


七夕

2008年07月06日 10時37分38秒 | Weblog

     七夕伝説の夜

 7月7日は、織姫と彦星が1年に一回会うことが許された日で、「七夕」という重要な日なのです。こんな話を聞くと、大空の広大な宇宙空間に思いが馳せてしまうものです。色んな正座は、多くの物語によって、先祖伝来語り継がれてきています。この「七夕」物語もその一つであるのです。

七夕物語】
こと座1等星ベガは、中国・日本の七夕伝説では織姫星(織女星)として知られている。織姫は天帝の娘で、機織の上手な働き者の娘であった。夏彦星(彦星、牽牛星)は、わし座アルタイルである。夏彦もまた働き者であり、天帝は二人の結婚を認めた。めでたく夫婦となったが夫婦生活が楽しく、織姫は機を織らなくなり、夏彦は牛を追わなくなった。このため天帝は怒り、2人を天の川を隔てて引き離したが、年に1度、77日だけ会うことを許されていた。しかし77日に雨が降ると天の川の水かさが増し、織姫は渡ることができず牽牛も彼女に会うことができない。その時は、二人を哀れんでどこからか無数のカササギがやってきて、天の川に自分の体で橋を架けてくれるという。星の逢引であることから、七夕には星あい (星合い、星合) という別名がある。また、この日に降る雨は催涙雨とも呼ばれる。


ベガ
こと座 α星 Vega(ベガ)

アルタイル
わし座 α星 Altair(アルタイル)

 実に、ロマンティックなお話なのです。1年に1回の出会いは、本当に貴重ですし、大事な1日なのだろうと思います。

 7月7日は月曜日の平日になってしまうことで、本日の日曜日に、催しを行うところが多いのではないでしょうか?当マンションでも、管理組合主宰の「七夕祭り」が開かれています。広い中庭では、子供たちによる「日本和太鼓―陣太鼓―」の披露や、フリーマーケット、金魚すくいやスーパーボールすくいの出店開設、クレープやたこ焼き、焼き鳥、ビールなどの出店も出ています。昼には、エントランス・ホールで、グランドピアノ(常時ホールに設置されている)やバイオリン等によりクラシック音楽演奏会も企画されています。朝から大変な賑わいですし、子供たちも目を輝かせて、自分にお気に入りの品物がないか物色しています。本当に、日本的な祭り模様のようで、こちらもついつい参加してしまうのです。また、フリーマーケットで、格安のものを値切り交渉をしながら買い求めるのも、昔の江戸下町の情緒があって、いいものですね。時代が、その部分だけタイムスリップしたような感じになりますね。

 広大な宇宙空間で繰り広げられている壮大な恋に、地球の地上にしか存在を許されない私たちも、瞬時とはいえ、癒される時間を持ちたいと思うのです。


何度観ても素晴らしい、トランスポーター2

2008年07月05日 21時25分06秒 | Weblog

                        

  何度観ても、感動する映画があります。私の場合は、『トップガン』と『トランスポーター』ですね。この2作品は、何度観ても新たな感動を引き起こしてくれます。やはり、俳優の個性的な演技とアクション、スリルがたまらないのです。本日WOWOWで、『トランスポーター2』を放映していた。本当にニヒルで格好いいのが、ジェイソン・ステイサムなのです。行動力といい、運転テクニックといい、すべてが見ている側を、深いアクションの世界に引きずり込んでくれますね。こんなに素晴らしいアクション活劇は、そうないのです。フランクは、プロの運び屋で、どんな品物でも、約束どおりに届ける。「出来ない約束はしない。交わした約束は、絶対に守る」が、フランクの信条。このフランク役を、ジェイソン・ステイサムが見事に演じきるのです。生物兵器が、守るべき子供に注射された。解毒薬を注射しないと、24時間以内に死んでしまう。子供の命を守れるのか、解毒薬は間に合うのか。ハラハラ、ドキドキの痛快アクションが素晴らしいのです。アウディのスーパーカーを走らせて、コロンビアから依頼された麻薬組織を壊滅せねばならない。この重要で、危険な使命を、フランクは、やり遂げることが出来るのか。本当に目が離せない、活動的な映像が随所にあるのです。
      トランスポーター2

 契約厳守。名前は聞かない。依頼品は開けない――運び屋フランク・マーティン(ジェイソン・ステイサム)はこの3つのルールの下、高額な報酬と引き換えにワケありの依頼品であろうが正確に目的地まで運ぶプロ中のプロ。引退を決意した彼は例外的な依頼を引き受けた。それは金持ち一家の7歳になる息子・ジャックの送迎だ。いつも寡黙なフランクだったが、次第にふたりの間に愛情が生まれる。しかし、予想外の罠が仕掛けられていた…。

前作に引き続き、ジェイソン・ステイサムのアクションが冴え渡るシリーズ第2弾。コーリー・ユン(『キス・オブ・ザ・ドラゴン』など)の振付けによるジェイソンの体技アクションが休みなく登場し、観る者を飽きさせない。今回はフランクのキャラクター(寡黙で、何よりも“ルール”を守る男)の確立に加え、少年との心の交流など新味もあり、シリーズとして長続きしながら人気定着の予感。新鮮な驚きといえば、久しぶりに復活(?)のマシュー・モディーンの姿が観られることかな。もちろん大迫力のカーチェイス・シーンは満載。さすが“リュック・ベッソン印”の映画だけあって、疾走(爆走?)する車を撮らせたらそのカッコよさは他の追随を許さない。