Movieな空間

映画大好き人間の気ままな空間です!!

少女アニメについて!!

2007年07月31日 00時45分58秒 | Weblog
 最近、オタクの方々によって、美少女に関するアニメが広められているようですね。直近の「電車男」TV版では、イントロで「月面最終兵器ニーナ」地球を守るための最終少女アンドロイドで、にんじんミサイルを多用する)が、フィギュアとして脚光を浴びました。確かに面白い脚色であり、現代的な少女アニメではあります。今、深夜にアニメ放映されているようですが・・・。
 ここで、少女アニメについて、回想してみたいと思う。先ず、最初に思い出すのは「魔法使いサリー」ですね。魔法の国のプリンセスが、人間界にやってきた。そこで知り合ったすみれちゃん、よしこちゃん、その三つ子の弟に好意を寄せ、人間界に当分住む事を決意。魔法の国では、このことに危惧感を感じ、王様はカブという男の子を目付役として派遣するのです。最後には、自分が魔法使いである事を二人の親友に知られてしまい、人間界を去る事になる。この時は、子供心に大泣きした事を覚えている。次いでは「魔法のマコちゃん」元々竜神の娘で、人魚であるのだが、船から落ちて溺れた船乗りを助けた事で、この青年に恋をし、人間界に掟を破ってやってきた。なんとも純真で、本当に女の子っぽいしぐさや行動が魅力でしたね。♪何処から来たの マコ、ねえ、マコ♪の歌も良く口ずさんでいました。少女アニメというより、ちょっと大人っぽい恋愛アニメに近かったですね。そして、スポコンアニメでは「アタックNO.1」鮎原こずえのバレーボールにかける一途な少女のアニメでした。恋もあり、中々の感動でしたね。多彩なアタックが面白かったですね。東京五輪で活躍した東洋の魔女たちの余韻を強く感じましたね「キャンディ・キャンディ」も、海外っぽい雰囲気の粋な少女アニメでした。孤児院出身のキャンディが、辛い事も乗り越えて、明るく元気良く歩んでいく。イギリス、アメリカの背景が、妙に異国情緒があって、大人びたアニメでした「ラ・セーヌの星」は、フランス革命までのフランスを舞台にした豪快なアニメ、少女版怪傑ゾロといったところか。実際に、主人公は、マリー・アントワネットの妹だったのです「魔女っ子メグちゃん」は、魔法学校での修行の場として、人間界にやってきたメグちゃんの物語。やんちゃで茶目っ気たっぷりのいかした少女魔法使いなのです。そして、地球を守る戦士「美少女戦士セーラームーン」月野うさぎが、自分の生い立ちを知り、セーラームーンに変身する正義の物語。仮面の紳士にあこがれもしました。このシリーズは、R,S等シリーズがかなり続きましたね。倖田來未がカバーした歌でも有名な「キューティー・ハニー」地球を守るために創られた美人アンドロイド、ハニー。元素固定装置を活用し、なんにでも変身してしまうのです。かわるわよ~!!がたまりませんね!!感動のカルピス劇場では、「アルプスの少女ハイジ」があります。アルムの山でおんじぃと暮らしていくハイジは、活気ある元気な女の子。しかし、フランクフルトの富豪の家連れて行かれ、足の不自由なクララと出会う。暗く落ち込んでいたクララは、ハイジによって、生き生きとしていくのです。クララがアルムの山で、自力で立った時には、感涙しましたね。
 まだまだ、色々ありますが、今日はこの位で・・・・。では!!
<映像はこちらで確認ください>
①魔法使いサリー:http://jp.youtube.com/watch?v=6Bis8sD7AYc
②アタックNO.1:http://jp.youtube.com/watch?v=UR2Tp2wMHfE
③魔女っ子メグちゃん:http://jp.youtube.com/watch?v=F-s0PC28HO4
④美少女戦士セーラームーン:http://jp.youtube.com/watch?v=f0PM-bJHLjs
⑤キューティー・ハニー:http://jp.youtube.com/watch?v=XKXTsuEfF68&mode=related&search=
⑥アルプスの少女ハイジ:http://jp.youtube.com/watch?v=ZZoASWwqxAs

海はいいなあ!!

2007年07月29日 12時25分11秒 | Weblog
 富山の出張から帰ってきました。富山は、この前の能登の大地震でも大して損害が無かったようですし、今回の新潟中越大地震でも、ほとんど被害が無かったようでした。海に近い都市は、本当に良いものですね。天気もそこそこもったので、快適な出張と言う事になりました。海の香り漂う城下町、富山。薬の町でも有名ですね。ここは、加賀藩主・前田家の一族が治めていた町でもあります。
 この地域で、有名なもの。鱒寿司、蛍烏賊なんかが有名なんですが、中でも飛び切りおいしいものがあるのです。それは「白えび」なのです。これは、蛍烏賊が春先に富山湾で獲れるのに対し、今の時期に富山湾であがるものなのです。静岡・由比の「桜海老」と並び称されるほど、旬のおいしい海産物なのです。色は、その名の通り、白色のえびで、ひげは長く、黒い目が一対はっきりしているのが特徴なのです。生で食べると、もちもちとした食感がたまらなく良く、甘い味がします。その他、かき揚でも唐揚でもおいしいのです。思わず、お土産にしてしまいました。富山に今の時期行かれる方は、是非、ご賞味あれ。必ずや、堪能する味であることを保証します。
 海の見えるこの町で、思い出した映画がありました『海辺の家』です。
ジョージ・モンロー(ケヴィン・クライン)は、建築デザイナーの42歳。彼には既に別の人と再婚している元妻のロビン(クリスティン・スコット・トーマス)と、16歳になる反抗期の息子サム(ヘイデン・クリステンセン)がいるが、仲は悪く別居していた。そしてある日、ジョージは仕事をクビになり、ガンで余命4カ月と宣告されてしまう。残り少ない時間で失った父子の絆を取り戻そうと必死のジョージは、今の家を建て直す宣言をする。サムは夏を父親と過ごすことに渋々同意。サムの心の支えは、ジョージの家の向かいに住む娘アリッサ(ジーナ・マローン)。アリッサの母親コリーン(メアリー・スティーンバーゲン)は、ジョージが離婚直後にちょっと付き合っていたらしい。やがて病状が悪化しつつも、懸命に新しい家を建てようとするジョージを、皆があたたかく手伝い始める。彼はサムや、ロビンたちとの愛を取り戻したのだ。そしてジョージは死んでしまうのだが、家は見事完成するのだった。この過程の中での、親子とのやりとりが、非常に絆が深まっていく事を強烈に訴えてくる映像で、心に染み入るのです。やがて静かに息を引き取る父親、それを見舞う息子、なんともいえない優しい親子になっているのです。そして、夕日がとてつもなく美しく静かに海を照らすのです。2001年アメリカ映画。監督はアーウィン・ウィンクラー。是非とも、一度は観ておきたい心に染み入る映画なのです。

地球と言う存在?!

2007年07月25日 00時00分21秒 | Weblog

 地球と言う存在は、一体何なのでしょうか?私たち生命体が居住している単なる惑星のひとつなのか?それとも、違う意味合いの存在なのか?
 最近の報道を見ていると、地球が壊れかけている事が本当に良く分かりますね!これまで7月に発生した事の無い強大な勢力の台風4号が発生し、暴風雨を伴って日本を縦断、僅か2日程度で1,000ミリを超える降雨をもたらした。新潟沖では震度6強の巨大地震が発生し多くの家屋が倒壊、人命も多数死傷。海外でも、温暖化による砂漠化現象や巨大なハリケーンや竜巻が猛威を奮う。気温が上昇し、南極の万年氷が氷解する等目を覆いたくなる報道や映像が多く飛び込んできますね。このままの状況が続いたら、地球はどうなってしまうのでしょうか?考えただけでも、身の毛もよだつ状況が思い描かれてしまいます。怪談話でぞっとしているのとは訳が違いますね!!何とかしなければいけません。何とかなるだろうとの考えは、結局何もならないのです!!
 映画でも警鐘を鳴らすものが多く制作されています『デイ・アフター・トゥモロー』(2004年アメリカ)は、異常気象による極冠状況が局地的に起こり、ニュヨークの大都会が氷河に覆われてしまう物語。予想もしない出来事に人間はオロオロするのみ『日本沈没』は小松左京原作の映画化で、日本列島が地殻変動により、海中に沈没してしまう物語。岩盤への巨大爆弾投下により最悪の状況を食い止めた。パロディで『日本以外全部沈没』なんていうのも映画でありましたね。日本以外の世界が沈没してしまう映画。世界に救出を求めた日本と、全く逆の状況を想定したところが面白かった。原因が、地球内にとどまらない映画もありました。小惑星や巨大彗星が地球に衝突したらと言う想定の映画『アルマゲドン』『ディープ・インパクト』。もちろん、悪意を持った生物による地球侵略なんかも想定できますね『エイリアン』『宇宙戦争』『プレデター』『サウンド オブ サンダー』『スペース・バンパイヤ』『遊星からの物体X』等。アル・ゴア元米副大統領の『不都合な真実』には、本当に恐ろしくなる状況がてんこ盛りです。何処かの時点で、人類は大転換を図らねば、その先(デイ アフター トゥモロー)は無いのです。
 真剣に考え、掛け替えのない地球を守らねばならないと思うのです!!


少女の切ない思いが伝わるアニメ『時をかける少女』

2007年07月22日 18時48分15秒 | Weblog

 素晴らしいアニメ『時をかける少女』を観ました。こんなに感動するとは!!少女の純真にして、切ない思いが伝わってくるアニメでした。「時をかける少女」は、若かりし頃、映画館で観ました。と言っても、今回のようにアニメではなく、原田知世主演の実写版でした。本当に、原田知世が可愛かったのを覚えています。エンドロールで、映画の場面の背景に変わるのに、原田知世が♪時をかける少女♪を継続して歌っていたのが本当に面白かった記憶がある。未来人との恋、タイムリープで、時間をさかのぼれる事の設定は、今回アニメでも踏襲されていますね。お互いの住む世界が違う者同士の恋。今回同様に、未来で会えることを前提に、別れてしまうのです。
 21世紀をかける新ヒロインは紺野真琴17歳、高校2年生。
1965年の原作発表以来、幾度となく実写映像化されてきた「時をかける少女」(著:筒井康隆 角川文庫刊)が、初めてアニメーション映画になったのです。本作の主人公は、紺野真琴17才。2006年を生きる東京の女子高校生。その声を演じるのは、百人以上のオーディションから選ばれた仲里依紗(なか・りいさ)、16才。CM出演や雑誌のモデルで活躍し、おおいに注目されているフレッシュな声で主役の座を射止めました。あるきっかけから「今」から過去に遡ってやり直せる力、タイムリープ能力を持ってしまった紺野真琴は、ひとたびその使い方を覚えると、何の躊躇も無く日常の些細な不満や欲望に費やしてしまいます。大好きなものはいくらでも食べられるし、いやなトラブルも即解決!好きなカラオケは何度でも! ばら色の日々のはずだったのですが…。アニメーション版はこれまでになく、アクティヴで前向き。主人公、紺野真琴が初夏の町並みを、文字通り駆け抜けていく爽快な青春映画です。今回、話題を呼ぶのが紺野真琴の叔母であり、ちょっと謎めいた30代の独身女性として登場する、原作の主人公、芳山和子でしょう。このおばは、言うなれば、当時の原田知世が演じた少女であり、今回は、タイムリープのことも十分に分かっている真琴の先輩としての設定なのです。未来から来た初恋の人との別れの後、芳山和子はどんな人生を歩んできたのか? 彼女が新ヒロインの紺野真琴に授けたアドバイスとは? 芳山和子の声を演じるのは、映画「蝉しぐれ」やTVドラマ「女王の教室」、4月からのテレビドラマ「7人の女弁護士」などで活躍し、今もっとも注目されている女優、原沙知絵(はら・さちえ)です。紺野真琴には仲のいい男のクラスメートが二人います。ひとりは幼なじみの津田功介。もうひとりは間宮千昭。
真琴は同級の女子とつるむより、3人で野球の真似事をやるのが放課後の日課です。交際というのでもない、のんびりとしたのんきな関係。やがてそれぞれの進路を決めなければならない3年生になる前の、留保された優しい時間。
そんな3人の関係に、ある変化が訪れます・・・・。
 時間をさかのぼってやり直す事のできるタイムリープ。しかし、自分に都合の良いようにやり直した結果、その都合の悪い事象は誰かがかぶらなければいけなくなる。何度も、時間をさかのぼってやり直しているうちに、相談に乗っていたおば・和子から知らされるのです。自分が得になっていることは、誰かが損をしていることの裏返し。真琴は、そのことにようやく気づくのでした。間宮千昭に、「好きだ」と告白された時、単なる仲の良い友人としての思いしかなかった真琴は、面くらい、その言葉を聴かなかったことにしようと何度も、タイムリープしてしまう。しかし、この
間宮千昭は、未来人で、ある「絵」を見たかったために、所在のはっきりしている現代に、タイムリープして来ていたのだ。やがては、未来に帰らなければならない。二人に分かれるときが迫っていたのです。
 最後には、「未来で待っている」と言い残し、真琴のもとから去っていく千昭。自分の本当の思いを素直に伝えようとした真琴。本当に切ない少女の思いが伝わってくる瞬間でした。時代や、時間を超越した愛は、本当にあるんでしょうね!!そんな事からすれば、長距離恋愛はどってこと無いのかも知れませんね。久しぶりに、大いに感動したアニメでした。
【ご参考】原田知世主演『時をかける少女』の映像
      >>http://jp.youtube.com/watch?v=IP9aATFegpg



何度観ても痛快!!『トランスポーター2』

2007年07月21日 13時49分51秒 | Weblog

 痛快な映画は、何度観ても飽きない。最近、シリーズ一挙公開と銘打って、色んなシリーズ作品映画をCATVで放映してくれる。やはり、シリーズものは楽しいし、同じ感覚で観れるのがいいね。今回は、トランスポーター』シリーズ。この映画は、ニヒルなプロの運び屋(トランスポーター)役のジェイソン・ステイサムの演技が光る。常に高級スーツに身を包み、ビシッと決めている。愛車もBMWの最高級車を走らせる。さすがフランス・アメリカ合作映画である。
 今回の『トランスポーター2』は、車のバトルや運転技術だけではなく、ジェット・ボートをも自在に操るスリリングな映像が随所にある最高傑作。
ワケありの依頼品をクライアントの注文通りに届けるトランスポーター(プロの運び屋)の活躍を描いた大ヒット・アクションの続編。監督は前作に引き続き、『ダニー・ザ・ドッグ』のルイ・レテリエが務め、クールでスタイリッシュなトランスポーターのフランク・マーティンにはジェイソン・ステイサム。前作よりもさらにパワーアップしたド派手なカーアクションと、ステイサムが体当たりで見せる格闘シーンは興奮すること間違い。
 トランスポーター業から足を洗い、マイアミにやって来たフランク(ジェイソン・ステイサム)。彼は裕福なビリングス家の6歳になる一人息子、ジャック(ハンター・クラリー)の送り迎え係として穏やかな日々を過ごしていた。しかし、ある日、ジャックの定期健診のために訪れた病院で、2人は何者かに襲われてしまうという展開。 

 プロの運び屋は、自分に絶対破ってはいけないルールを課す。
 
1.契約厳守
 2.名前は聞かない
 3.中身は見ない
 
これを破る事は、「死」に直結してしまう。自らの前に殺し屋が現れ、ジャックを奪い去っていくが、間もなくジャックは無事救出され、事件は難なく解決したかに思われた。しかし実は、主犯ジャンニら犯行一味によってジャックの体内にはウィルスが注入されており、それを空気感染で蔓延させ、大量殺戮を行う計画による恐るべき狙いが隠されていたのだ。真相を知ったフランクは、大惨事を未然に防ぐためジャンニら一味に立ち向かっていく。体内に注入されたウィルが増殖し、呼吸で空中に散布されることはもちろんのこと、子供の命も危ない。解毒薬が必要なのだ。一刻を争う中で、プロのフランクは、全力でその薬を求める。頼りになる、無駄口をきかないフランクは、本当に格好良いね。
 ニヒルで力強い主人公の映画は、1976年アメリカ制作:
ロバート・デ・ニーロ主演の『タクシードライバー』、2005年アメリカ制作:ヴィン・ディーゼル主演の『キャプテン・ウルフ』なんかが同様の主人公であるが、それぞれの役者によって、ニヒルで冷静で、優しさがある演技が若干違う。当然のことかもしれないが、それは、主演者の魅力によるのだろう。この手の映画は、本当に、痛快感・爽快感がたまらない。この点で、出来る俳優が限られてしまうのかもしれない。
 


にーにー(兄)の思いが伝わる『涙そうそう』

2007年07月16日 19時31分31秒 | Weblog

 にーにー(兄)の優しい気持ちが強烈に伝わってくる映画『涙そうそう』
これ程の感涙は、映画「手紙」を観て以来かもしれない。兄の妹を思う気持ち、その純真な愛情と、妹の兄を慕う純真さに、本当に泣けました。こんな二人の相手を思いやる優しい気持ちのはてが、なんでこの結末なのか?本当に辛いものです。
 歌手の森山良子が他界した兄を想い作詞した、「涙(なだ)そうそう」の世界観をモチーフに映画化した愛の物語。『いま、会いにゆきます』の土井裕泰監督が『春の雪』の妻夫木聡と『ラフ ROUGH』の長澤まさみをダブル主演に迎え、幼くして親を亡くした兄と血の繋がらない妹が、沖縄を舞台におりなす、切なくも美しい愛を映し出す。流れる普遍的な愛のテーマと心に響く主題歌、主演ふたりのさわやかな演技に思わず涙がこぼれ落ちる感動作。
 那覇で自分の店を持つことを夢見て働く兄の洋太郎(妻夫木聡)のところへ、高校に合格した妹のカオル(長澤まさみ)がやって来て同居することになった。やがて資金が貯まり店が開店を迎えようとしたとき、洋太郎は詐欺に遭って莫大な借金を背負ってしまう。それでも洋太郎はカオルを大学に進学させるために必死に働くが……。
 洋太郎は必死に働いてためたお金で、店をだそうとする。そのお店の名前は、「なんくる(なんとかなるさーの意味)」。しかし、この店は、全く他人の所有であったのに、見事にだまされてしまう。多額の借金を背負う事になった洋太郎。高校生のカオルもアルバイトしたり、自分への仕送りを貯めていたお金を使ってもらいたいと進言するが、兄は受け入れない。妹のお金は使えないし、働かすことで勉強が出来なくなる事を恐れての苦渋の意思表示だった。洋太郎は、昼に、夜に必死に働いた。恋人の父親が、ある日突然やってきて、3百万円の金を渡す。「君とは生きている世界が違うんだよ、うちの娘とは」との言葉。医者の両親で、これから医者になろうとしている娘は、住む世界が違うとのことから、手切れ金の意味なのだ。「ばかにするなー!!」激しく憤る洋太郎。このことで、恋人とも別れることに。なんと辛い仕打ちなのか?弱り目に祟り目とは、このことか?やがて、カオルは、琉球大学に進学することになるが、これ以上兄に迷惑をかけまいと、自立のため、兄の家を出る決心をするのだった。別れの朝、カオルは、振り向き、「にーにー、長い間お世話になりました。」と深々とお辞儀をして、振り返ると、目には大粒の涙が・・。必死にこらえるため、鼻をつまむ。(鼻をつまむと、涙がとまるとの言い伝えから) 一方、見送っていた兄も、カオルの後姿を見ていることができず、振り向くや鼻をつまむのだった。おまじないも効果なく、止め処も無く、涙が流れ落ちるのだった。 <本当に切ない。お互いを思いやっている兄妹なのに、なんでこんな別れをしなければならないのか?観ている側も、止め処も無く、涙が流れる。おまじないの鼻つまみは、全く効果なかった!!>二人が分かれて、1年半が経つ。カオルは、20歳を迎えることになる。成人式は、生まれ故郷の島で行うことに。その決意で、別れて、初めて兄に手紙を書くカオル。「成人式は、島で迎えます。にーにーもその時は是非、島にきてください。いっぱい話したい事があります。」
 ある嵐の夜(大型の台風28号が沖縄を直撃した)、カオルの住むボロアパートの窓を突き破り、大きな大木が、突き刺さってきた。突風によるものだった。泣き叫ぶカオル。そこに、にーにーが助けに来た。「お前が呼んでいる気がしてな・・。」<愛情のある二人は、強い力で結びついているのかも・・。>このときに、雨に打たれたため、兄は高熱を出し、倒れてしまう。救急車に乗って病院へ向かう。その病院は、別れた恋人の勤務する病院だった。とっさのことで、カオルは、彼女に連絡したためだった。過労から、心臓に菌が入り、絶体絶命の重体に。やがて、にーにーは他界してしまう。島での葬儀が終わり、息をついていたカオルの元に荷物が届く。にーにーが、生前、成人式のために発注しといた振袖だった。その中には手紙が入っていた。生前のにーにーからだった。内容は、これからの夢が語られていた。手紙と振袖を握り締め、涙するカオルだった。
 二人のさわやかな兄妹の愛情が、たまらなく伝わってくる映画です。清々しい二人に訪れる過酷な運命。出会い、そして、死。なんともやるせない気持ちになります。ここまで辛い人生でなくとも・・・。おばあ(平良とみ)が、海辺でカオルに言います。「にーにーは、28年という短い人生を、精一杯生きるために生まれてきたんだよ。」と。


最高!ダイハード・シリーズ!!

2007年07月15日 17時58分24秒 | Weblog

 感激のダイハード・シリーズ一挙公開。さすがにスターチャンネルならではの企画である。1988年制作の『ダイ・ハード(Die Hard)』をブルース・ウィリスが主演してから、すでに、20年が過ぎようとしている『ダイ・ハード2』『ダイ・ハード3』の連続放映にぞくぞくしますね。今年、12年ぶりにかつての「ダイ・ハード」が帰ってきた。『ダイ・ハード4』の劇場公開である。ニューヨークの刑事・ジョン・マックレーン(ブルース・ウィリス)の勇姿が、帰ってきたのである。あのとぼけた人柄と強靭な体力と行動力の持ち主。昔で言えば、西部劇のジョン・ウェインかランボーの現代版といったところか。兎に角、息をもつかせぬ展開がしびれてしまう。これほどまでの映画がかつてあったのだろうか?相手との駆け引きも、息を呑む展開に、映像にのめりこんでしまう。このジョン刑事は、いつも、たまたま事件に遭遇してしまう。それも、テロリストや殺人集団に。本当についてない男なのだが、そんな偶然の事件に、身を挺して立ち向かうところにこの映画の魅力がある。普通の刑事が、超人的な精神力で、事件解決に立ち向かう。どこか憎めない、ドジだけど緻密さを持ったジョン刑事の勇姿が、たまらない魅力なのです。「Die Hard」の意味は「骨の折れるやつ、しつこいやつ」の意味で、この映画の主役・ジョン刑事そのものを意味します。
 『ダイ・ハード』の中で、ジョン刑事は、相手の首領と無線で話すシーンがある。「おまえは、何処かの英雄気取りか?ジョン・ウェインかランボーにでもなったつもりか?」の首領の問いに、「おれは、そんなんじゃない。一番好きなのは、ロイ・ロジャース(西部劇のB級スターで、歌を歌うシンギング・スターと言われた)さ。彼は格好良いからな。」。こんな会話が、とっても面白い。ピカピカのスターは好きではなく、どちらかと言えば、B級の一歩退いたスターを愛するジョン刑事の魅力がたまらない。
【ストーリー】
 ニューヨークの刑事ジョン・マックレーン(ブルース・ウィリス)は、クリスマス休暇を妻ホリー(ボニー・ベデリア)と2人の子供たちと過ごすためロサンゼルスへやってきた。ホリーは日本商社ナカトミ株式会社に勤務し、夫と離れこの地に住んでいるのだった。ジョンは、クリスマス・イヴの今日、ナカトミの社長タカギ(ジェームズ・シゲタ)の開いている慰労パーティに出席している妻を訪ね、現代ハイテク技術の粋を極めた34階建ての超高層ナカトミビルに向かうのだった。ホリーは単身赴任によって、結婚と仕事の両立に苦しんでいたが、再会したジョンを目にすると改めて彼への愛を確認するのだった。ところがパーティも盛りあがりをみせた頃、13人のテロリストがビルを襲い、事態は混乱を極める。リーダーのハンス・グルーバー(アラン・リックマン)は金庫に眠る6億4000万ドルの無記名の債券を要求するが、タカギがそれに応じないのを見てとると、彼を射殺してしまう。そしてその現場をジョンが目撃したことにより、彼とテロリストたちの息詰まる戦いの火ぶたが切って落とされるのだった。ジョンは機転をきかせ、パトロール中のパウエル巡査部長(レジナルド・ヴェルジョンソン)に事件の重大さを知らせ、援軍を求める。その頃テロリストの一味であるテオ(クラレンス・ギルヤード・ジュニア)が金庫の暗号の解読に成功し、債券はハンスたちの手に握られた。また彼は、ホリーがジョンの妻であることをTV放送によって知り、彼女を人質にビルからの脱出を企てる。愛する妻を捕えられたジョンは、2発しか残されていない銃を片手に決死の覚悟でハンスと対決し、一瞬のアイデアの巧みさで彼を撃ち倒す。しかし安堵するジョンとホリーを、1度は彼が叩きのめしたはずのテロリストの1人、カール(アレクサンダー・ゴドノフ)が執念に狙い撃つ。1発の銃声が響き、地面に倒れたのは、しかしカールであった。彼を撃ったのは、かつてある事件で誤射して以来、拳銃を放つことができなかったパウエルだった…。事件は終結し、ジョンは今、彼との友情に、そして何より妻との愛に包まれ、クリスマスの朝を迎える喜びを噛みしめるのだった。
 ブルース・ウィリスという役者は、本当に味のある演技をする。私の大好きな俳優の一人であり、スティーブ・マックイーンやトム・ハンクスと双璧を成す位置づけです。昨年の『16ブロック』も、同様の刑事役を演じ、同様についていない役柄なのです。たまたま、非番の日に、容疑者兼証人を、16ブロックはなれた裁判所に護送する命令を受けて、しぶしぶ従うのだが、これが大変な事件に巻き込まれることとなる。自分の仲間が、全て敵と化し、戦わざるを得ない状況に追い込まれてしまう。こんな役回りを天下一品にこなす役者なんですね。
【ブルース・ウィリスの経歴】
西ドイツ生まれ。父は駐独陸軍軍人で、母はドイツ人。二年後アメリカに移りニュージャージー州で育つ。テレビシリーズ『こちらブルームーン探偵社』の演技で注目されるようになり、ブレイク・エドワーズ監督の『ブラインド・デート』(1987) で初主演。翌年の『ダイ・ハード』の世界的なヒットにより次々と主演作が製作され、アクションスターとしての名声を確立した。『ダイ・ハード』のオファーを受けた際、『こちらブルームーン探偵社』の撮影に拘束されていた為に一旦はオファーを断ったが、同番組の主演女優シビル・シェパードが妊娠し撮影不可となったため幸運を手にすることができた。1987年、米人気女優のデミ・ムーアと結婚し3児の父となり1991年の『愛を殺さないで』では共演を果たしたりしたが、13年間の結婚生活を経て2000年に離婚。ちなみに自身の娘が『ホステージ』に出演し、親子共演を果たした。代表作は『ダイ・ハード』シリーズや『アルマゲドン』などのアクション作品の他、『12モンキーズ』、『シックスセンス』、『アンブレイカブル』などシリアス作品やSF作品、『永遠に美しく…』、『フォー・ルームス』、『隣のヒットマン』などのコメディ作品などがある。


野球漫画!!

2007年07月15日 00時32分37秒 | Weblog

 ハンカチ王子・斉藤君が有名になって、また、野球が活気を持ってきた感がありますね。甲子園での高校野球大会は、負ければ終わりの「サドン デス」の究極の競技であり、それが感動ドラマを生むんでしょうか?プロ野球には無い、ギリギリの世界だからこそ、ひとつのプレーがすべてを決めてしまう事もあるんでしょうね。見ている側も、そんな究極の思いからのプレーに感動するんでしょうね。
 野球漫画は、本当に沢山ありました。少年ジャンプに掲載された「父の魂」この作品は、貝塚ひろし原作のスポコン漫画で、父の形見のバットを持ち、プロ野球選手になっていくもの。バット職人の父・南城丈太郎とその息子・隼人が主人公。母を失った隼人にとって、父の背中は何よりも大きかった! 週刊少年ジャンプ創刊号から長期連載となった幻の人気作品!そして、究極のスポコン・アニメ「巨人の星」。星飛雄馬が、巨人軍の選手だった父から野球を伝授されるのだが、やがては、百獣の王・ライオンが、子供を立派にさせるため谷に突き落とし、這い上がってきた子供のみを自分の子供として育てるとの故事を、現実にやっていく根性物語。豪速球投手から、父の編み出した「魔送球」を改良し、バッターのバットに当てる「大リーグボール1号」や縦への変化で土煙を起こさせ、ボールを消す「大リーグボール2号(消える魔球)」、そして恋や友情の中から、バットの空気を避ける「大リーグボール3号」を編み出す。しかし、この魔球は無理をすることで、腕の筋肉をぼろぼろにしてしまい、やがては選手生命を閉ざすことになってしまう。このアニメの中で、大リーガー・カージナルスのオズマと戦う場面がある。このオズマ、幼少からロボットのように野球英才教育を受け、「見えないスイング」を完成させる。星飛雄馬が、ロボット人間として生きてきた事に葛藤をしていくヒューマンドラマでもあった。梶原一騎原作である。その他に、「プレーボール」「キャプテン」は、ちばあきお原作。野球に才能の無い谷口が、人知れず努力して野球技術を身につけていき、やがては、キャプテンとして、チームを引っ張っていくのです。野球の強豪「青葉」の2軍として在籍していたことから、注目され(野球がうまいと?)たことで、この漫画がスタートしている。確か、ザ・リリーズという双子の女性デュオが「キャプテン」という歌を歌っていましたね。最も、あのキャプテンは、テニスだったんですけれどもね。水島新司原作の「男どあほう甲子園」「ドカベン」「野球狂の詩」「あぶさん」はどれも野球人の生き様を描いた秀作ですね。ご本人も、心底野球を愛していた事が良く分かります。「男どあほう甲子園」に出てくる「剛球仮面」は、憧れでしたね。バック宙返りで、豪速球を投げるんですから「侍ジャイアンツ」も、かなりのものですね。ジャイアンツに入団し、こののぼせ上がった球団にカツを入れるため、「4(死神の番号)」を背番号に選んだのです。色んな魔球が面白かったですね。ジャンピング投法、分身魔球・・。異質なのは「アパッチ野球軍」。ある農村で、働きながらのハンパ学生に野球を教え、強力なチームになっていく。人間関係の勉強になりました。
 こう見て来ると、色んな野球がありますね。野球と言う競技は、アニメになりやすいのかも知れません。野球を通じて、人生勉強になるアニメが多かったように思います。

 


感動のCG映画『アイスエイジ』

2007年07月09日 23時38分15秒 | Weblog
 感動のコンピュター・グラフィックス(CG)映画『アイス・エイジ』
最近の映画、特にCG映画には、見違える進歩を感じます!最初にCGでビックリしたのは、「トイ・ストーリー」でしたね。あの表情が、なんとも言えぬ良い味を出していましたね。凹凸、顔の明るさや影、動きの繊細さ、衣装の本物に近い描写。その後、「カーズ」「モンスター・ハウス」なんかでは、動きの迫力に、おののいてしまいました。僅か数秒の映像をCGで作るのに、ピクサーでさえ、何週間も掛かるほどの繊細さが要求される時代なんです。皮膚の感じ、毛髪のそよぎ、川のせせらぎ等、本物の映像に匹敵するくらいリアル化してきています。やがては、本物と見分けのつかないバーチャルな世界を作っていくのかも知れません。底知れぬ技術革新に、脅威を感じるほどです。これからの映画には、本物の人間は必要なくなってくるのではないでしょうか?そんな時代が来ない事を祈りたいですがね!
 スターチャンネルでの放映でした『アイス・エイジ』。子供をはぐれた親の元に返すマンモス、ナマケモノ、そして、敵だったサーベル・タイガーたち。この動物たちの暖かい友情や愛情がなんともいいのです。優しさが、押し付けでなく、清々しいのです。『アイス・エイジ2』も、中々の出来だと思います。
【ストーリー】 
 氷河期を舞台に、マンモス、サーベルタイガー、ナマケモノが、母親を失った人間の赤ちゃんを再び人間たちのもとへと届ける旅をを描いたアドベンチャー・アニメ。監督は『ロボッツ』のクリス・ウェッジ。声の出演はTVシリーズ「Hey!レイモンド」のレイ・ロマーノと『ムーラン・ルージュ』のジョン・レグイザモ。【ストーリー】2万年前の地球。寒さを避け南へ移動する動物たちとは逆に、孤独を愛するマンモスのマニーは北へ向かう。仲間とはぐれたナマケモノのシドも、マンモスといれば安心とマニーについていくことに。その頃、サーベルタイガーのソトらが人間の小さな集落を襲っていた。赤ん坊を連れて逃げた母親が途中で川へ転落、そこに居合わせたシドに赤ん坊ロシャンを預けると、彼女は川下へと流されていった。無関心のマニーをよそに、シドはロシャンを再び人間のもとへ届けると決意。と、そこへソトの仲間のサーベルタイガー、ディエゴが近づいてきた…。
 しかし、単なるCG映画に、何でこれほどまで、声優として、一流の役者が吹き替えをするんでしょうか?海外では、日本よりずっと、アニメに対する評価が高いのでしょうかね?「シュレック」も3作目が公開されていますが、キャメロン・ディアスやエディ・マーフィなんかが声優をしていますね。なんとも豪華な声優ですね。今後、続々と今以上のCG映画が作られていくのでしょうね!!

帰ってきた『必殺仕事人2007』

2007年07月08日 01時12分08秒 | Weblog
 痛快時代劇・必殺仕事人が帰ってきた。朝日放送の『必殺仕事人2007』がそれである。あの名優・中村主水(藤田まこと)も健在なのです。ちょっと年を取りましたが・・・。
 あの「必殺仕事人」が、東山紀之、松岡昌宏、大倉忠義、そして御存知・中村主水の藤田まことら豪華多彩なキャストによるスペシャルドラマとして復活する。一世を風靡した“必殺シリーズ”第1弾「必殺仕掛人」がスタートしたのは1972年9月のこと。依頼人から金をもらって弱者の恨みを晴らすプロの殺し屋という設定が評判を呼び、以来、1992年3月に終了した「必殺仕事人 激突!」までに30作ものシリーズが制作された。
 藤田まこと演じる中村主水は、うだつの上がらない同心として奉行所では昼行灯呼ばわりされ、家に帰れば婿養子の立場から嫁・姑に頭が上がらないダメ亭主。しかし、裏に回れば凄腕の殺し屋として颯爽と巨悪に立ち向かう――この硬軟両面をうまく使い分けるキャラクターが受け、“藤田主水”は爆発的人気を獲得した。
 今回の『必殺仕事人2007』は、南町奉行所定町廻り同心で仕事人でもある渡辺小五郎に東山紀之、絵師であり仕事人である経師屋の涼次に松岡昌宏、からくり屋で後に仕事人となる源太に大倉忠義、常磐津の師匠で情報屋の花御殿のお菊に和久井映見、流しの白拍子で伊賀忍者の玉櫛に水川あさみ、そして今回、定町廻りから書庫番へと配置転換された中村主水に藤田まことという豪華な顔合わせ。
 さらに、御馴染み・中村家の姑・せんに菅井きん、嫁・りつに白木万理、主水同様婿養子の小五郎の姑・こうに野際陽子、嫁・ふくに中越典子が扮し、中村家では「ムコ殿!」をチクリチクリとイビリまくり、渡辺家では、「ムコ殿!」を過保護に扱うという対照的な家庭の姿をコミカルに演じている。