Movieな空間

映画大好き人間の気ままな空間です!!

第80回アカデミー賞受賞作品発表!!

2008年02月25日 22時20分48秒 | Weblog
 いやあ、ついに今年の大きな映画界のイベントが行われました。「アカデミー賞」の発表です。映画ファンにとっては、待望の、待ちに待った瞬間でした。脚本家協会のストに、俳優組合が迎合し、このアカデミー授賞式の開催も危ぶまれましたが、事前にスト解除となって、本日、愛でたく発表に漕ぎ着けました。本当に良かったですね。

【第80回アカデミー賞部門別受賞一覧】

 

  • PM13:46 作品賞 「ノーカントリー」が受賞!
  • PM13:44 監督賞 ジョエル&イーサン・コーエン(「ノーカントリー」)が受 賞!
  • PM13:35 主演男優賞 ダニエル・デイ=ルイス(「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」)が受賞!
  • PM13:26 オリジナル脚本賞 ディアブロ・コーディ(「JUNO/ジュノ」)が受賞!
  • PM13:18 長編ドキュメンタリー賞 「『闇』へ」が受賞!
  • PM13:15 短編ドキュメンタリー賞 「Freeheld」が受賞!
  • PM13:10 作曲賞 「つぐない」が受賞!
  • PM13:00 撮影賞 「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」が受賞!
  • PM12:51 歌曲賞 “Falling Slowly”(「ONCE ダブリンの街角で」)が受賞!
  • PM12:44 外国語映画賞 「ヒトラーの贋札」が受賞!
  • PM12:35 名誉賞 ロバート・ボイル(プロダクション・デザイナー)に授与
  • PM12:30 編集賞 「ボーン・アルティメイタム」が受賞!
  • PM12:13 主演女優賞 マリオン・コティヤール(「エディット・ピアフ/愛の讃歌」)が受賞!
  • PM12:07 音響賞 「ボーン・アルティメイタム」が受賞!
  • PM12:04 音響編集賞 「ボーン・アルティメイタム」が受賞!
  • AM11:49 脚色賞 ジョエル&イーサン・コーエン(「ノーカントリー」)が受賞!
  • AM11:39 助演女優賞 ティルダ・スウィントン(「フィクサー」)が受賞!
  • AM11:34 短編アニメーション部門 「Peter & The Wolf」が受賞!
  • AM11:31 短編実写映画部門 「Le Mozart Des Pickpockets(The Mozart of Pickpocket)」が受賞!
  • AM11:19 助演男優賞 ハビエル・バルデム(「ノーカントリー」)が受賞!
  • AM11:12 美術賞 「スウィーニー・トッド/フリート街の悪夢の理髪師」が受賞!
  • AM11:09 視覚効果賞 「ライラの冒険/黄金の羅針盤」が受賞!
  • AM10:58 メイクアップ賞 「エディット・ピアフ/愛の讃歌」が受賞!
  • AM10:55 長編アニメーション賞 「レミーのおいしいレストラン」が受賞!
  • AM10:44 衣裳デザイン賞 「エリザベス/ゴールデン・エイジ」が受賞

  • かっぱ、河童??

    2008年02月24日 22時29分11秒 | Weblog
     昨日に続き、今日は、また、大変な暴風でした。昨日は、一瞬空が暗くなり、砂埃が吹き上げられていたもので、アメリカで良く発生する竜巻が発生したのかと疑うぐらいでしたね。あの砂埃は、大変な量で、車が黄ばんでしまいました。そして、今日も大変な暴風で、都心に出たのですが、電線は風で大きく揺れ動き、電車は、時々止まってしまいました。こんな春一番(昨日分から)は、初めてですね。こんなに凄まじいのは、地球環境が激変している表れなのかもしれません。温暖化とはかけ離れた寒気団の進入により、日本列島は、大変寒い環境になっていたのですが、この春一番は、温かい風ではなく、寒気を伴った冷たい暴風でした。
     今日は、娘の買い物の手伝いで、御徒町の「ジュエン」に行きました。ここは、スポーツ用品がかなり安く購入できるので、多くのアスリートたちがやってきます。しかも、更なる割引券を利用するので、破格の価格で用品が買えるのです。もっとも、会員制ですので、会員になっている人には、格安のご案内が来る事から、当然、安く購入できる仕組みですが・・。娘は、競泳用の水着を何着か購入しました。
     そして、ここ御徒町に来たら、必ず入りたいのが、「かっぱ寿司」なのです。このかっぱ寿司は、あの回転寿司チェーン店とは異なり、ちゃんと板前が握ってくれるのです。しかも、18:30までに入れば、全品半額が嬉しい店なのです。良く、激安すし店という番組などで紹介されたりもしました。まぐろ等が2カンで105円は破格ですね。関さば、島あじ何かも、大変おいしかったですね。回転寿司は、何を食べても、本当に同じ味がするようですが、あれは、劣化防止剤を吹きかけているからだとも噂されています。ここかっぱ寿司は、眼の前で握ってくれますので、その心配はありません。アナゴやげそを、網で焼いてくれる時の香ばしい香りは、たまりません。是非とも、ご賞味あれ!!
     ところで、「かっぱ」と言う言葉は、良く使われるが、実態ははっきりしない。水木しげるの妖怪ものに出てくる「河童」が、その対象となるのだろう。河童かっぱ)は、日本の妖怪伝説上の動物、または未確認動物を指す。標準和名の「かっぱ」は、「かわ(川)」に「わらは(童)」の変化形「わっぱ」が複合した「かわわっぱ」が変化したもの。河太郎(かわたろう)とも言う。ほぼ日本全国で伝承され、その呼び名や形状も各地方によって異なる。類縁種にせこ等がいる。河童の由来は大まかに西日本と東日本に分けられ、西日本では大陸からの渡来とされるが、東日本では安倍晴明式神役小角の護法童子、飛騨の匠(左甚五郎とも)が仕事を手伝わせる為に作った人形が変じたものとされる。両腕が体内で繋がっているのは人形であったからともされる。大陸渡来の河童は猿猴と呼ばれ、その性質も中国の猴(中国では在来種より大きな猿を猴と表記する)に類似する。九州北部では河童の神を兵主部羅神という事から、熊本のヒョウスベもその一派であると考えられる。
     この河童で思い出すのは、幼少の頃良く見ていた『河童の三平』ですね。河童一族の流れを汲む河童族の世界に紛れ込んだ三平の活躍を描くドラマである。この不思議なドラマを、緊張しながら観ていましたね。「河童の三平」の前身は作者水木しげるが幼い親戚の子供に話して聞かせた「河童のカー坊」の話が元となっている。この「河童のカー坊」はほとんど出任せで作られた物語であり、現在の河童の三平とは異なる物語だったと思われる。その後紙芝居になり名称も「河童の三平」となり、前後あわせて80編の作品にされた。しかしここで作者の水木しげるは最後に失敗したと語る。四十数匹の河童が人間社会に登場したという話に発展した作品は極めて実在感を失い、ストーリーの展開も難しくなったという。こうして後編の40編は未公開で終わった。

    『河童の三平』(白黒映像)>>http://jp.youtube.com/watch?v=At9O9-ZAquY
     
    『悪魔くん』(白黒映像)>>http://jp.youtube.com/watch?v=xxsS-_Y9FGM&feature=related

    感動のラスト『ファンタスティック4』

    2008年02月23日 21時20分08秒 | Weblog

     前回のVFX駆使した迫力映像からは、多少見劣りがするが、今回の『ファンタスティック4~銀河の危機』(2007年アメリカ制作)は、中々見せる場面が多い。前作で超能力を得たF4は、Dr.ドゥームを倒し一躍有名人になってしまう。そして、リードとスーは全米の注目を浴びる中、結婚式を挙げる事になった。ご存知、アメリカ人気コミック「マーベル」のスーパーヒーロー物語である。
     世界中で異常現象が起こる中、アメリカはそのメンバーの二人、リードとスーの結婚式の話題で持ちきりだった。しかし挙式当日、NYで式を行う彼らの上を謎の閃光が駆け抜けた。これにより上空を飛んでいたヘリが墜落。“ヒューマン・トーチ”ジョニーが閃光を追うと、そこには銀色の未知の生命体――シルバーサーファーがいたのだった。
    マーベル・コミック大人気シリーズの映画化第2弾。彼らの今回のライバルは、コミックシリーズはもとより、マーベル・コミック全体でも1、2の人気を争うキャラクターであるシルバーサーファー。世界に異変を引き起こすシルバーサーファーに対して、“Mr.ファンタスティック”ことリードら4人が立ち向かっていく姿を描いていく。それぞれの能力を活かしたアクションはもちろん、リードとスーの結婚やジョニーの心境の変化など、人間ドラマの部分も充実している。前作以上にエキサイティングで心を動かされるエンターテイメントに仕上がっている。
     異星人であるシルバーサーファーも、巨大な暗黒生命体に自身の星を守るため、やむなく仕えていただけなのだ。スーの前に現われたシルバーサーファーは、軍のミサイルを自分の体で防御し、スーを守ってくれた。地球を滅ぼす使者であると思っていたシルバーサーファーは、実は、本当の敵ではなく、心が通じ合える相手だと確信する。暗黒生命体に仕える事で、自分の星の彼女を守ろうとしていたのだ。「あなたを見ていると、私の彼女を思い出す」、シルバーサーファーは、スーに言う。やがて、F4は、シルバーサーファーとも力を合わせ、巨大な暗黒生命体を倒すため共に動き始めるのである。
     今回は、人間的な側面を多く見せるF4のメンバーそれぞれが面白い。結婚式の最中でも、携帯情報機の音量を切らないリード、素敵なウェディングドレスが似合うスー(ジェシカ・アルバ)等、見所満載である。シルバーサーファーの、人間味あるところも、非常にいい味を出している。

    【ストーリー】
     日本の駿河湾の凍結、エジプトの降雪、ロサンゼルスの大停電など世界各地で異常な現象が頻発していた。そんなころ、ファンタスティック・フォーのメンバーの2人、リード(ヨアン・グリフィズ)、スー(ジェシカ・アルバ)は結婚式の準備に大忙し。本当はリードは世界で起こっている異常現象に興味があるものの、挙式を楽しみにしているスーの手前、本心を隠し、ヘイガー将軍(アンドレ・ブラウアー)からの調査依頼も断っていた。しかし挙式当日、ニューヨークにも謎の閃光が現れると突風が吹き荒れる怪現象が発生、取材のヘリコプターが墜落するなどして式は台無しとなってしまう。ジョニー(クリス・エヴァンス)は火の玉となってその閃光を追いかける。閃光の正体は、銀色のサーフボードのようなものに乗った、これまた全身銀色の謎の異星人であった。追撃に失敗するジョニー。しかし、かれは異性人との接触によって不思議な能力を身に着けていた。触れた相手と超能力が入れ替わってしまうのだ。ベン(マイケル・チクリス)がふざけてジョニーに触れると、ベンが人間の姿に戻る代わりに、ジョニーの全身が岩になってしまった・・・。さらに、ヘイガー将軍の要請で、シルバーサーファー(声・ローレンス・フィッシュバーン)と名づけられた謎の異星人の研究を続けていたリードは恐ろしい事実に気がつく。それはシルバーサーファーがやってきた惑星は、8日以内に必ず滅ぼされてしまうというものだった・・・。


    『決断』の先には・・・。

    2008年02月20日 23時46分00秒 | Weblog

     「人生で最も貴重な瞬間、それは決断の時である」。このナレーションで始るTVドラマ『決断』は、アニメンタリー(アニメーション+ドキュメンタリーの合成造語)というジャンルに入るドラマである。この決断の瞬間は、後に多くの重い結果をもたらせた。太平洋戦争の重い結果である。「歴史のミステリー第5巻」(デアゴスティーニ社刊)では、この日本における大きな決断、「真珠湾奇襲攻撃」に焦点をあて、この奇襲攻撃と言われたものが、本当に奇襲だったのか?を検証している。
     1941年12月8日、日本は、連合艦隊司令長官・山本五十六(いそろく)指揮の元、ハワイの真珠湾を空襲したのである。しかし、攻撃の30分前になされるはずの宣戦布告が、不手際によって事後通告となったこともあり、完全に不意を突かれたアメリカは、アリゾナ他軍艦4隻を失い、死傷者約4,000人を出す大打撃を受けたのであった。日本軍による真珠湾攻撃によって、アメリカは「リメンバー・パールハーバー(真珠湾を忘れるな!)」を合言葉に、一丸となり、日本に反撃する戦争に突入したのである。この真珠湾奇襲攻撃で、日本はアメリカという「眠れる巨大な獅子」を起こす事になってしまい、悲劇的な敗戦へと進んでいくのである。しかし、この真珠湾攻撃は、本当に奇襲であったのか?この攻撃は、成功したと言えるのか?が大きな疑問になってきているのである。
    【疑問点】
    ①日本がアメリカを攻撃する場合の最短距離にある攻撃目標は、ハワイである。開戦の危惧の中、アメリカは、真珠湾攻撃を予測し得なかったのであろうか?
    ②奇襲攻撃とされた最大の理由は、宣戦布告が成されなかった事にある。何故、開戦通知は遅れたのか?
    ③終戦後の様々な調査によると、アメリカは日本の暗号をほぼ完璧に解読していた事が分かって来た。真珠湾攻撃にまつわる暗号が本当に解読されていなかったとは、にわかに信じがたい。アメリカはパープル暗号機で日本の暗号を完璧な形で解読できていたものと予想できる。
    ④アメリカは、最後通牒とも言える「ハル・ノート」を日本に強烈に要求してきた。この時点で、戦争に突入する事を予想していなかったのだろうか?
    ⑤真珠湾で攻撃の対象となったアリゾナ他の軍艦は、いわゆる老朽艦であったが、機動性のある空母2隻、新鋭艦19隻は、何故、港に居ずに、海上に待機させられていたのか?しかも、このアメリカの太平洋艦隊は、母港は、アメリカ本国の西海岸のはずが、この数日のみ、何故、ハワイに寄港していたのか?
    ⑥ドイツのナチスに追い込まれていた英国・チャーチルは、再三アメリカに戦争に参戦するよう強く要請していたといわれる。しかし、アメリカ国民の70%は、参戦反対であった。しかし、この日本の真珠湾攻撃後、ほとんどの国民が参戦に賛同したという。この真珠湾攻撃は、アメリカ国民の参戦意欲を煽るために使われた犠牲だったのではないか?
    ⑦何故に日本は、軍艦や陸上の航空機のみの攻撃とし、石油コンビナートや港湾施設を攻撃しなかったのか?このことが、早急なアメリカの戦隊建て直しを可能とさせてしまった。
    ⑧何故、1941年2月に西海岸に帰港する要請をしていたリチャードソン提督は更迭され、海軍少将だったキンメルが後任に選ばれれたのか?

     これらの疑問を解くことが、この悲惨な太平洋戦争の契機となった「真珠湾奇襲攻撃」の意味を解き明かすことになるのである。

    「決断」映像>>http://jp.youtube.com/watch?v=SPQV63Ca-sI&NR


    迫力あるVFX『エラゴン 遺志を継ぐ者』

    2008年02月17日 23時16分20秒 | Weblog
     映画におけるVFXは、実際の映像を超越した世界を創り出す最高の技術であるし、このVFXが素晴らしければ素晴らしい程、映画の臨場感や醍醐味を与える有効なツールである。「X-MENファイナルデシジョン」でも、相当大掛かりなVFXによる画面展開を観せてくれたのだが、今回の『エラゴン 遺志を継ぐ者』(2006年アメリカ制作)は、数段上の迫力を観せてくれた。ドラゴンを、VFXで生きたように創ることはかなり困難である上、人と一体になって動かさねばならない事で相当の技術であろうと感じた。ドラゴン・サフィラの背中にエラゴンを乗せ、空中を滑空する映像は、これまで観た中でも群を抜いて素晴らしい。これほどまで、周りの映像と一体化できるとは、何と言う素晴らしい技術なのだろう。ドラゴンが、VFXであった事すら、映像展開の中では、忘れてしまうほどの迫力である。
     わずか17歳のクリストファー・パオリーニが書き上げた、冒険ファンタジー三部作の第一部。03年にアメリカで出版され、300万部を突破。その後、全世界40カ国で大ベストセラーとなった超話題作を映画化!監督は、ILMに15年間在籍し、ルーカスに「視覚効果の天才」といわしめたシュテフェン・ファンマイアー。最大の見どころは、高貴でエレガントなドラゴン、サフィラだ。まだ若く未熟なエラゴンが冒険を通して成長していくように、サフィラも強さと威厳を身に付けていく。主人公のエラゴン演じたエド・スペリーアスは、18万人の中から選ばれた超新星。脇を固めるジョン・マルコヴィッチ、ジェレミー・アイアンズらベテラン俳優も見逃せない。

    【ストーリー】
     17歳のエラゴンは、ある日、森で不思議な光を放つ青い石を見つける。その石こそが帝国アラゲイジアの命運を握る、ドラゴンの卵だった…!卵から孵ったメスのドラゴン、サフィラを密かに育て始めたエラゴンは、自分がかつて国を守っていた誇り高き種族・ドラゴンライダーに選ばれた事を知る。暴君ガルバトリックス王に立ち向かうため、村の語り部ブロムと旅に出たエラゴンは数々の危機を乗り越え、サフィラとの絆を深めていく。

    「エラゴン 遺志を継ぐ者」映像>>http://jp.youtube.com/watch?v=KM9Vue8bC9w

    RE人生『ホリデイ』

    2008年02月17日 00時34分15秒 | Weblog
     人生を変える休日、それが『ホリデイ』なのだろう。人生をやり直す、人生再生(RE人生)という素晴らしい時間が、たまらなく良い。アマンダキャメロン・ディアス)の住むアメリカの高級住宅地ロス・アンジェルス(L.A.)とアイリスケイト・ウィンスレット)の住むイギリス・ロンドンの長閑な田園地帯・サリー州、家も車も環境も、そして係わっているすべての人も、゛エクスチェンジ(exchange)゛してしまう事を試みる。人生に疲れ、恋人との別離の心の傷を癒すために・・。この「ホーム・エクスチェンジ」というものは、凄いことのように感じられる。すべてが変わった世界で、自分自身の再出発に挑戦するのであるから。全く新しい自分の発見の旅なのかもしれない。しかし、キャメロン・ディアスの表情の豊かさには、感動ものです。ソフトバンクのCMでも、非常に生き生きした表情が素晴らしく素敵であるが、この映画でも、表情の豊かさが、遺憾なく発揮されている。共演の、二人の幼娘のパパであるグラハム役のジュード・ローも、素敵な二枚目役がピッタリである。ニヒルで、泣き虫な好男子を演じる。そして、アイリスの恋人マイルス役のジャック・ブラックの、愉快な演技が楽しい。
     これはもう、「女性の、女性による、女性のための映画」。シチュエーションも、恋に落ちる相手も2種2様。どっちも捨て難く、欲張りな女性の願望を一気に叶えてくれる。これぞドリーム・ワールド、まさに映画の醍醐味! LAとロンドンで暮らす2人の女性が、失恋をきっかけに“ホーム・エクスチェンジ”することに。互いの環境を交換し、2週間の休暇を過ごそうというのだ。LAからやってきた映画予告編制作会社を経営するアマンダと、ロンドン郊外からやってきた新聞記者のアイリス。見知らぬ場所で、彼女たちはそれぞれ新たな出逢いをするーー。 新たなカップルの1組目、キャメロン・ディアスとジュード・ロウが、ラブコメにこれ以上のハマリ役はいない、と思わせるほどの魅力を発揮する。ジュードなんて「リプリー」以来の麗しさ! 見る女性の9割以上、彼に恋するハズだ。もう1組のケイト・ウィンスレットとジャック・ブラック。軽くオシャレなラブコメにハマらなそうなこの2人が、だからこそ意外性のあるトキメキを運んでくれる。それぞれの出逢いのパターン、恋への発展の仕方、2人の住空間や環境など、心をくすぐられずにはいられない。また差し込まれる小さなエピソードにも、いちいち胸がキュンとなり、ホロリとくる。さすが女性の心のツボを知り尽くした、「恋愛適齢期」のナンシー・メイヤーズ監督。思わず恋がしたくなる、心をリフレッシュさせてくれる小粋な恋愛映画だ。(折田千鶴子) (PREMIERE)

    映画「ホリデイ」映像>>http://jp.youtube.com/watch?v=BB_8jiayp2s

    平成ガメラ

    2008年02月16日 04時15分46秒 | Weblog

     衛星劇場で、平成ガメラを観た。ガメラは、このブログでも時折取り上げているが、私の゛大゛のお気に入りの一つである。幼少の頃は、このガメラが、思考の中心だったように思う。と言っても、昭和のガメラのことであるが・・。今回の平成ガメラは、大映時代の優しい、子供に親しまれる顔でないために、何かしっくりと来ないのである。このような衝撃は、慣れ親しんだものが、変わった時に受ける衝撃に似ている。サザエさんのマスオさんの声が、近石真介から変わった時や最近では、ドラエモンの大山のぶよから変わった時の衝撃に似ているのかもしれませんね。
     平成に入って徳間グループ入りした大映は、当時の徳間グループのメディアミックス戦略の一環として『ゴジラ』に対抗しうる特撮映画を製作する事を検討。その結果、前述した通りの人気を持っていたガメラに着目。新たなる『ガメラ』の製作を決定した。この結果作られた新『ガメラ』は、それまでの怪獣映画にはないリアリティを追求した脚本と大胆にCGを導入した映像美が話題を呼んで大ヒットを記録した。これにより往年のファンだけでなく新たなファンの獲得にも成功。引き続き製作された2作品と合わせて後に「平成三部作」と呼ばれ、当初の構想通り『ゴジラ』に比肩する怪獣映画としての地位を不動のものとした。また、平成三部作によって、すでにヒットメーカーとして知られていた金子修介(本編)だけでなく、特撮を担当した樋口真嗣の名も世に知らしめることとなった。なお、低年齢な子供も観るゴジラシリーズ、及びその他日本の一般的な怪獣・特撮映画と比較すると、「(効果音付きで)人が食べられる」「一般市民が襲われ多量の出血をともなって死亡する」など残酷なシーンが見受けられるが、これは金子監督が本シリーズの対象年齢を「小学校高学年あたり」としていることによる。
     平成三部作完結後、しばらく休眠期に入ったガメラシリーズであったが、ライバルというべき『ゴジラシリーズ』が2004年をもって一応シリーズの完結を迎えた事で、テレビ特撮番組からのスピンアウトでは無い純粋な「特撮(怪獣)映画」の新作が見られなくなる事を危惧したファンから、再びガメラシリーズの復活を求める声が高まった。大映自体、2000年代前半に角川グループ入りし、社名が角川映画2006年3月角川ヘラルド映画に改称、2007年3月から社名を角川映画に再改称)に変わった事もあり、徳間時代とは違った形でのガメラ復活を検討。その結果、2006年には新作ガメラ映画『小さき勇者たち〜ガメラ〜』を製作・上映した。なお、今後「角川ガメラ」がシリーズとして継続していくかどうかは未定である。


    食卓の風景

    2008年02月12日 00時27分21秒 | Weblog
     今日は、家族全員が、夕刻、久々に揃っていたので、どこか夕食を食べに行こうということになった。何処がいいか?ラーメンなら、近くに出来た「大勝軒まるいち」が良い。ここは、池袋で閉店になってしまった「大勝軒」の流れを汲むラーメン屋で、当時の弟子たちが頑固に味を守っているといううわさであった。つけ麺やギョーザが最高なのだろう。そして、もう一つは、「黒うし家」という焼肉店である。黒うし家は、和牛が中心の食べ放題もやっている焼肉店であり、評判も上々である。という事で、「黒うし家」に決定した。家族4人でテーブルを囲み、2,800円の黒毛和牛食べ放題コースにした。このコースは、黒毛和牛のカルビ、ロースの盛り合わせ、キムチ、ナムルセット、焼き鳥用の鶏もも肉、玉子スープ、黒ごまベースのドレッシングがおいしいサラダ、ごはんが、90分食べ放題となる。もちろん、お皿のものがなくなり次第、追加注文という形式となる。しかも、このコースを注文すると、一人50gの特上和牛カルビ肉が無料で提供される。この味が絶品であった。焼肉は、焼肉のたれ、レモン汁、天然岩塩のどれかで、お好みに食べれるのです。やはり、牛肉は、あまり心配しなくて良い和牛ものに限りますね。アメリカやオーストラリア産の牛肉も食べることがありますが、やはり、感覚的に心配になってしまいますよね。1,000円でお酒の飲み放題、子供たちは、300円でソフトドリンク・バーも追加しました。他の人たちを見ていると、100円追加でアイス食べ放題を注文している人が多かったですね。食後のデザートに、色んなアイス食べ放題は、はまってしまうかもしれません。
     しかし、映画で、食卓は多く出てくるシーンなのですが、何を食べていたのかは、本当に印象に残っていませんね。何故なのでしょうか?食べているものが違うから?、食卓の場面がそんなに長くないから?良く分かりませんね。食事のシーンが、いまでも鮮明に頭に焼き付いているのは、次のようなものしかありません。先ずは、チャップリンの「キッド」「黄金狂時代」ですね。「キッド」では、チャップリンが子供と貧しい生活をしているのですが、子供もチャップリンに、生活の糧を何とか与えようと、家のガラスを石で壊す。そこに、チャップリンが現われて、ガラスを直す。チャップリンは、ガラス屋さんだったのです。この映画の中で、食事の場面がある。古びた厨房で、焦げ付いた鍋に、僅かな豆を入れ、煮こんで食卓に出す。本当に少ないので、あっという間に、二人の食事は終了してしまう。本当に切ない食事風景なのです。もう一つの「黄金狂時代」では、空腹になったチャップリンが、自分のドタ靴を、ひもはスパゲッティーのようにフォークに巻きつけて食べ、靴の皮は、ステーキを食べるように、ナイフ・フォークで切りながら口に運ぶ。街に出ると、優雅に食事をしている。そんな中、チャップリンは食卓に着くと、ロールパンにフォークを刺し、自分の両足のように華麗にステップを踏んで、ダンスをする。どちらも、心が張り裂けそうになる切なさがあるシーンなのです。
     「ミート・ザ・ペアレンツ」でも「黄昏」でも、食卓のシーンはあったのですが、食事の内容は、全く頭に残っていないのです。「ミリオンダラー・ベイビー」でも、イーストウッドは、外食店(カフェバー)で食事をしていることが多かったですから、あまり、家族での食事という風景はなかったのです。何で、そのような食卓の風景が、映像として残らず、希薄となってしまうのでしょうか?残念です。食事をするシーンは、人間の営みにとって、大きな部分を占めるはずなのですが、あまり印象に残りません。むしろ、海外ドラマ「ローマでチャオ」は、朝食のシーン等強烈に印象に残っているので、外国人だから希薄な映像ということはなさそうですがね。これからは、食卓の風景について、じっくりと映像を見ていこうと思います。

    癒しの空間

    2008年02月11日 00時52分28秒 | Weblog
     TVを見ていたら、「ソロモン流」という番組で、水景デザイナーについての特集をやっていた。
     東条久幸氏とは…
    日本を代表する水景デザイナーのパイオニア的存在で、クアリウムのコンテストに数々の受賞歴残し、多くのテレビ番組に水景を提供してきた実績を持つカリスマ的存在のひとです。東条氏が提供する「水景」は、水の中の「ゆらぎ」の世界の表現であり、それを見る側に対し、ある種の癒しにも似た安らぎを与えるというのがコンセプトにある。一番大事なことは、アクアリウムの中で、魚たちが、安心して、楽しんでいる事が重要であるようだ。そして、希少価値のある、珍しい魚や高価な絶滅危惧種を、飼うのではなく、ごく普通の魚たちが、本当に気持ちよく、水槽の中で、自由に活動していることの方が、人間の癒しの効果になる。稀少の魚は、マニアに任せればいいのである。こんなコンセプトは、非常に受け入れたいものであり、自分たち観る側ではなく、魚の居住性を第一に考える事が、素晴らしいと思う。住んでいるものが第一で、それを見る側は、付随的な存在であるというスタンスが重要なのだろう。映画でも、俳優人が楽しんでいる作品は、非常に観衆から観ても良い作品に仕上がっている事が多いようだ。
     この「Movieな空間」というブログも、映画が醸し出す安らぎや癒しを少しでもお伝えできればなあ・・、という趣旨から始めたものだが、少なからず伝えきれているのかが不安である。映画というものは、人間の創作ではあるが、勇気付けてくれたり、笑わせたり、泣かせたり等人間の感情にダイレクトに訴える事が可能であるし、自分自身を主人公たちに同化させることも出来る素晴らしい映像世界である。これからも、一つ一つの作品を大切に観ていきたいと思うのです。


    忍者

    2008年02月10日 01時29分05秒 | Weblog
     忍者を題材にした作品は、過去から多く作られている。忍者という存在の発祥については諸説ある。日本国内各地に分かれ、いくつかの集団を形成していた。中でも甲賀伊賀を本拠としていた忍者集団は有名である。これらの場所には多数の忍者屋敷があり、日々の訓練が行われていたと考えられる。甲賀と伊賀は、鎌倉時代にはその領地の大半が荘園であったため守護地頭による支配を受けなかったが、戦国時代になり荘園が崩壊すると、地侍が数十の勢力に分かれ群雄割拠した。各地侍が勢力を保つため情報収集戦とゲリラ戦が日夜行われ、「忍術」が自然発生したのではないかと考えられている。相手の動きを忍者という影のものを使って捉えようとした戦国時代が、一番花盛りの時だったのかもしれない。
     作品には、多くのものがある。「どろろ」「忍風カムイ外伝」「少年忍者サスケ」「ワタリ」「少年忍者風のフジ丸」、ちょっと異色のものは、「忍者部隊月光」「快傑ライオン丸」「風雲ライオン丸」「仮面の忍者赤影」「伊賀のかば丸」「忍者ハットリくん」「花のピュンピュン丸」「科学忍者隊ガッチャマン」「NARUTOーナルトー」「変身忍者嵐」「サブと市 捕物控」「忍たま乱太郎」「さすがの猿飛」・・・・。
     「サスケ」は、感動物の忍者アニメでしたね。ナレーションが凄い。「光あるところに影がある。まこと栄光の陰に数知れぬ忍者の姿があった。命を賭けて歴史を作った影の男たち。だが人よ、名を問うなかれ。闇に生まれ闇に消える、それが忍者の定めなのだ。」「サスケ、お前を斬る!」。当時、マフラー風の格好をしていたのは、この「サスケ」と「サイボーグ009」ぐらいでしたからね。サスケは、親子での活動が中心でした。大猿(おおざる)という父親に、忍法を教え込まれ、忍びの道で生きていく技術を身につけていくのです。影分身、変わり身の術等色んな忍術を駆使したものが面白かったですね。
     「カムイ外伝」は、カムイの一人旅が中心。抜け忍である事から、色んな追っ手のことを常に気にしながらの生活に、息が詰まる思いでした。「今日もまた太陽は昇り、川は流れる。忍の世界には、何人も犯すことの出来ない掟がある。その掟を破る者には、ただ、死、あるのみ。だが、ここに一人の男があった。太陽のきらめきも、月光の奏鳴も、一瞬、死の伴奏と変わるそのさだめを、自ら選び、貫いていく者。カムイ。忍者、カムイ。
     忍者の生き様は、非常に興味ありますね。伊賀の忍者村に行った時にも、非常に興味を持ってみて廻りました。「水戸黄門」の風車の弥七のような人が活躍していたらと、本当に思うのです。

    ・「カムイ外伝」映像①>>http://jp.youtube.com/watch?v=gKobxhOQlVY
    ・「カムイ外伝」映像②>>http://jp.youtube.com/watch?v=JlJbvZiG5AQ&feature=related
    ・「サスケ」映像①>>http://jp.youtube.com/watch?v=3_FyFc012mE&feature=related
    ・「サスケ」映像②>>http://jp.youtube.com/watch?v=wFeFSxq4g3E&feature=related