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泣ける歌

2014年06月29日 18時53分13秒 | Weblog

 歌には、心の底から感動し泣けてしまうものがある。心に染み入る歌は、歌詞もメロディーも良いのである。じっくり聞いているとその情景が脳裏に描かれてきて、思わず泣けてしまうのである。そんな歌を集めてみた。
 泣ける歌は、人それぞれなので、その人によって感じ方は異なるが、私的に選んでみた。先ずは古くは、海援隊の「母に捧げるバラード」だろうと思う。今ではメジャーになった武田鉄也であるが、当時無名の音楽家であった。自分自身のことを母の視点から歌ったこの歌は、ジーンとくる。歌と言うより、かたりべと言った方が正しいかもしれないが、実に情景が目の前に描かれる歌なのである。




 次は、大変い長い歌ではあるが、世間に衝撃を与えた歌「トイレの神様」である。作詞作曲は、植村花菜である。童謡のようであるし、むかしばなしのようなこの歌は、ジーンと心に響くのである。これまた、本人と祖母の愛をうたった歌なのであるが、実に奥深い思いが心に痛烈に訴えかけるのである。




 3曲目は、森山良子の「涙そうそう」。この歌は、やはり森山良子自身のことで、兄を亡くした悲しみを歌った曲である。生きていたら、今なお自分自身を支えてくれたであろう兄の優しさと愛を、静かな口調で歌う。この歌も実に心に響き、心の底から涙がこぼれ出てしまうのである。




 4曲目は、さだまさしの「償い」である。たった一度だけ起こしてしまった自動車事故。それによって、相手のかけがえのない人を死に至らしめてしまう。そのことが、事故を起こしたその人には大きな責任感になって、何年も必死に働いた給料から、遺族に仕送りをするのである。実に悲しい、苦しい思いが伝わってくる。さだまさしが友人から聞いた実話であるという。何ともやりきれない思いになってしまう。しかし、一生懸命自分の行為の責任を償おうとするその人に、感動してしまうのである。




 最後に、最近じわじわきている2人組。兵庫県生まれの吉田(結威)くんと東京生まれの山田(義孝)くんによるフォークデュオ吉田山田で、昨年末、NHK『みんなのうた』でオンエアされた『日々』という曲が「泣ける」「いい曲だ」と、大きな反響を呼んでいるのである。


【歴史ミステリー】本能寺の変の真相究明資料

2014年06月29日 05時07分29秒 | Weblog

 天下統一をまじかに控え、織田信長の側近・明智光秀が謀反を起こし、本能寺で織田信長を暗殺した「本能寺の変」の真相については、多くの学者が色んな説を唱えている。この事件の真相探求資料となるのではないかとういう、歴史的に貴重な「光秀と近しかった土佐の長宗我部元親(ちょうそかべ・もとちか)が、光秀の重臣斎藤利三(としみつ)に送った手紙」が見つかった。本能寺の変の直前にやり取りしたものである。
 なぜ、明智光秀が織田信長を暗殺したのかについては、諸説ある。明智光秀の天下統一を自身で起こそうとしたとする「野望説」、織田信長からされた数々の仕打ちに対する「怨恨説」、将軍家である足利が動いたという「黒幕説」、そして、光秀と近しかった土佐の長宗我部元親(ちょうそかべ・もとちか)を織田信長が討伐しようとしたことへの反抗とする「四国説」がある。本ブログでも紹介した、この四国説に立脚した、明智光秀の子孫である明智憲三郎著「本能寺の変 431年目の真実」(文芸社文庫)に詳しく記載されている。明智光秀は四国の総本家である土岐一族の族長であり、長宗我部元親もその士族の有力なひとり。織田信長の四国征伐によってこの長宗我部元親の滅亡することは、断じてあってはならない出来事だったのである。これを阻止しようと明智光秀は奔走するが、信長は四国征伐を強行しようとした。明智光秀の重臣・斉藤利三にあてた手紙は、この織田信長による四国征伐派兵直前にやり取りされたものであり、緊迫した時期のものであったことから、当時の状況がすさまじかったことを証明している。
 また、この本の中には、何故豊臣秀吉が「中国大返し」ということができたかも詳細に記載されている。

【記事】
 明智光秀が主君・織田信長を討った本能寺の変(1582年)の直前、光秀と近しかった土佐の長宗我部元親(ちょうそかべ・もとちか)が、光秀の重臣斎藤利三(としみつ)に送った手紙が見つかった。岡山市の林原美術館と県立博物館が23日、発表した。信長が一方的に変更した四国政策を当初拒んでいた元親が翻意し、受け入れるとした内容で、四国政策をめぐる信長と光秀の確執の解明に役立つ史料だ。
日本史上最大の謎のひとつ、本能寺の変の動機については、個人的な怨恨(えんこん)説や天下取りへの野望説、黒幕説(室町幕府最後の将軍足利義昭ら)など諸説があるが、近年では信長の四国政策転換で光秀が面目をつぶされたとする説が有力だ。

 県立博物館などによると、信長は当初、元親と友好関係を築き、その四国征服を容認。元親の正室は利三の縁戚にあたるため、光秀が元親との取次(とりつぎ)役(外交官)を担っていたが、その後、四国統一に向け急速に勢力を広げる元親を警戒した信長が政策を変更。変(6月2日)の前、土佐と、阿波の南半分のみの領有を認めると命じられたことに、元親が激怒。光秀は信長と元親の間で板挟み状態になったとされる。


【ミステリー】オーロラ計画??タリバンを攻撃する謎の飛行船

2014年06月28日 20時35分24秒 | Weblog

           

 衝撃の動画がある。2014年3月に撮影されたもので、アメリカ軍がかかわっていると思われるものなのである。タリバンのキャンプ地を三角形の飛行船(UFO?)から発する光と共にものすごい爆発音と土煙が上がった。タリバンキャンプはほんのわずかな時間と共に、壊滅したとういう。
 アメリカ軍は地球外生命体と連携して、多くの最先端兵器(地球上では考えられない技術)を製造しているとのうわさが古くからある。今回の三角形UFOによる光線照射は、この地球では考えられない技術によって製造されたものであると思われる。「オーロラ計画」なるものがアメリカ軍内部の極秘計画で存在しているらしい。
 オ
ーロラ計画の疑惑が持ち上がったのは、1990年3月にアヴィエーション ウィーク&スペース テクノロジー誌が報じたニュースによるものであった。ニュースの内容は、「オーロラ計画」という名称でアメリカ合衆国の予算申請が1985年に行われている、というものであった。予算申請は、1987年のアメリカ合衆国会計年度に"黒い航空機計画 (Black aircraft PRODUCTION)"として4億5500万USドルが調達されるという事であった。なお、それは次世代軍用機のための研究開発ではなく、実機の開発や製作に至るものである事が分かった。しかし、アヴィエーション ウィーク誌が入手したドキュメントによれば、ロッキード・マーティン社のスカンクワークスの元ディレクターは、オーロラ計画は新型の航空機開発に関するものではなく、B-2爆撃機の開発のための、ノースロップ・グラマン社などに対する一部の資金調達のためのコードネームにすぎないとして、ロッキード・マーティンはそれを否定した。


海上はハッピー「東海汽船 橘丸」

2014年06月22日 22時15分53秒 | Weblog

 今日は友人の紹介もあり、東海汽船の新造船「橘丸」の東京湾周遊試乗会に乗船できた。さすがに、大島、三宅島まで定期航路を保有している東海汽船ならではの新造船なのである。退役する船と入れ替えに就航するらしく、20年ぶりの建造船なのである。
 なんでも新しいものは素晴らしい。本来は、離島までの航路であるが、本日に限っては試乗会と言うこともあり東京湾を周遊して、竹芝桟橋に帰ってく航路となっていた。デッキからみる陸地は、中々の眺めである。一昨日の屋形船とは比較できないほど船上からの風景を満喫できるのである。まずはもって、新造船であるため船内が綺麗である。ラウンジや休憩室、1,2等客室もさることながら、特等室の内部はホテル並みの雰囲気。ベッドにTVにシャワールームが自分たちの空間となっているのである。集団で雑魚寝よりははるかに心地よいだろうと感じる。また、船内には、エレヴェーターが付いていて6階までの行き来が自由である。各フロアーには休憩席やデッキにも座席やテーブル席が用意されており、実に心地よい。また、船の運航が実にスムーズで、エンジン音もほとんど聞こえない上、振動もない。技術の粋を集めた新造船は実にすばらしいのである。
 東京湾周遊なので、お台場や埠頭、東京タワー等が見えて実に気持ち良い。デッキでは、潮風が心地よく吹いており、実に船旅の快適さを誘うのである。


海上の極楽「屋形船 辰金」

2014年06月21日 10時51分11秒 | Weblog

 昨日は、会社の課の決起大会と言うことで21名もの人数で、浜松町にある「辰金」の屋形船で宴会を行った。このような屋形船に乗るのは数十年振りである。もちろん多くの纏まった人間が集まらねば、屋形船の貸切とはならないのであるから、そうそう催すことも難しいのではある。昨日は非常に蒸し暑い天候でもあったので、東京湾を回遊する屋形船は、非常に心地良いものであった。
 18:30に浜松町の乗船場で屋形船に乗り込み、いざ出航。この「第三辰金丸」と言う屋形船は、実に綺麗な内装である。しっかり太い柱で館が組まれており、しかも総ヒノキ造り。外には提灯がぶら下げられていた。しかも座敷でありながら掘りごたつであり、気持ちよく座って飲食ができる。室内はエアコンが効き、非常に涼しい。すでに用意されている刺身の盛り合わせ、お新香の盛り合わせ等が豪華。また、料理場では、キス、アナゴ、海老、シイタケ、ししとう、ナス、イカ等の海産物や野菜が実においしく揚げられ、アツアツで提供される。生ビールや日本酒も飲み放題。カラオケセットもある。豪華で、素晴らしい極楽の世界に堪能してしまった。
 また、この船は屋上がデッキになっており、飲食禁止ではあるが屋上に出て夕涼みができる。お台場あたりでエンジンは切られ、しばらく海上を遊覧。フジテレビの球形展望台やお台場の施設が明りで輝いている。東京タワーもカラフルに電飾されていた。昨日は、日本サッカー代表の負けられないギリシャ戦での同点引き分けという結果もあって、電通タワーには次こそ勝利を」とビル壁面にオフィスの明かりで文字が浮かび上がっていた。次の最終戦コロンビアには、何としても勝ってほしい。決勝トーナメントに行こう!!
 このお台場の海域は、多くの屋形船がひしめき合っていた。ネオンで豪華に装飾された屋形船も何隻か走っていた。実に心が洗われる風景、夜景である。豪華な客船でのクルーズもいいが、江戸時代のように和装の屋形船での東京湾周遊も実に味があるものなのである。

             

             

  辰金 - 料理写真:豪華江戸前フルコース!


「死神くん」最終話

2014年06月21日 10時40分35秒 | Weblog

 ドラマ「死神くん」が最終話を迎えた。私的には随分とツボにはまった感があるドラマが、最終話となって非常に悲しい。嵐のリーダー大野智扮する「死神くん」は実に面白いキャラクター。この世のものではないが、非常に人間的なセンスが輝く。最終話は、不祥事隠蔽から解雇された従業員の復讐劇。会社の多くの人間の命が、大量殺人ということで失いかけての緊迫な状況で、死神くんは、やってはいけない運命の変更をデスノートで行う。実に味がある。このドラマの真骨頂である。





【ストーリー】
悪魔(菅田将暉)が大量殺人の手助けをしようとしているらしい――偵察隊のカラスからそんな情報を入手した死神(大野智)と監死官(桐谷美玲)。狙われているのは簑島食品ビル、決行は明日ということだが、そのビルでは明日の死亡予定はなかった。
 止めることができなければ、死神と監死官の消滅は確実。犯人は不明という絶望的な状況の中、ふたりは簑島食品ビルに潜入し、怪しい人物がいないかを監視し始める。ビルのロビーで聞き込みをしようと見渡していると、親切な警備員・中平毅(田中圭)が目に留まる。
 「大量殺人があるかもしれないので協力していただけませんか?」という言葉とともに名刺を差し出した死神に、中平は「一番の不審者は君なのでは?」と取り合おうとしないのだった。

 ふたりが簑島社長(ベンガル)、秘書の中村絵里(伊藤裕子)らに大量殺人の計画を話していると、そこに常務(中丸新将)、部長らが現れる。彼らは、社長からの緊急招集メールを受けてやってきたというが、簑島社長はそんなメールを送った覚えはないという。システムエラーでドアもロックされ、動揺する一同の前に、先ほど死神が会った警備員の中平がモニター越しに現れる。
 中平はある食品偽装事件の責任を負わされて簑島食品を解雇された元社員だった。解雇を機に友人も恋人も職も失って人生がめちゃくちゃになった中平は、悪魔と契約を結び、食品偽装に関わった従業員たちに復讐しようとしたのだ…。

 中平の願い通りに大量殺人を許すわけにはいかない。悪魔に中平の魂を奪われるわけにもいかない――死神と監死官はビルの中の人々を避難させ、なんとか事態を回避しようとするが…?
 復讐に燃える中平の心に、死神の必死の言葉は届くのか!?

【ゲスト主役】
中平毅……田中圭(たなか・けい)

簑島食品ビルの警備員。実は三年前に簑島食品を解雇された元社員。食品偽装事件の責任を負わされ、会社を懲戒解雇された。その復讐のために悪魔と契約を結び、大量殺人を企てる。


感動のドラマ「死神くん」

2014年06月14日 10時16分37秒 | Weblog

 嵐のリーダー大野智主演のドラマ「死神くん」が面白くてたまらない。死神とは、肉体の死を迎えた魂を無事天界に届けるための使者であり、また、死にゆく人に「あと3日です」と余命を告げ、その間にやっておきたいことを探求させ手助けをするという存在なのである。この死神と言う存在が実に、ユーモラスに描かれている。本来、死と言うものは忌み嫌われているタブー的な事象。誰もがこの場面に直面するはずではあるが、このことにはあまり触れられていないのが現実。「余命3日」と告げられた人間にとって、死までの限られた時間に何が行えるのか、また、何をしなければいけないのかを、真剣に感じてしまうものなのである。
 大野智の死神くん役は、実にぴったりの役どころであろうと思う。ユーモアのセンスがあり、見ていて実に感じ入ってしまうのである。さすがに、ジャニーズではるが、桜井や松本とは違って、味わい深い演技をする俳優だと感じる。大野智は、この手の役どころをやった経験がある。ドラマ「怪物くん」である。藤子不二雄原作の漫画「怪物くん」の実写化であった。このドラマではふんだんにCGが使われていたが、今回はそれほどのものはなく、実に通常のドラマ仕立てになっている点が、演出を極力抑えた形になっていて、実態感がにじみ出ているのである。




AKB48考

2014年06月10日 18時18分30秒 | Weblog

 昨日の大島優子のサヨナラ卒業コンサートで、彼女はAKB48から去ってしまった。今日はなんだかとても寂しい思いにさいなまれていた。私は、握手会に参加したことも、AKB劇場に出向いてコンサートを見たこともなく、しかも、大島優子は推メンではないのにである。以前は、私の推メンは前田敦子であり、現在は小嶋陽菜であるので、大島優子の卒業にはそんなに強い思いは無いはずであった。でも、実際は、あの前田敦子がAKB48を卒業した時ぐらいの衝撃と悲しみがあったのである。何故だろうか?
 私は、AKB48と言うものは、例えるのなら、豪華な海鮮丼なのだろうと思う。大トロやヒラメのように、単独では大きな存在感は無いのであろうが、マグロがありコハダがありタコがありイカがあり、ウニがあってイクラがある。穴子もあれば、海老もいる。そんな海鮮丼において、どれが欠けても大きな痛手ではないが、しかし、そのものがないことは非常に物悲しい。味も同様である。全体が存在していて、しかも味が整っているもの、それが海鮮丼であるAKB48なのであろうと思う。ウニやイクラがなくても、海鮮丼としては機能する。しかし、あでやかさに何となく欠けるのである。マグロが好きな人もいれば、穴子も好きな人がいる。好みの対象が多い具材の塊、それがAKB48なのであろうと思う。だからこそ、大島優子という主力がいなくなれば、全体においてはそれほどの落差は無いにしても、海鮮丼で必要なマグロがいないようなものなのである。必要にして不可欠なメンバー、それがAKB48の構成するメンバーひとりひとりなのであろうと思う。誰が抜けても、AKB48全体としては、物悲しいものになってしまうのである。
 先般の握手会での切り裂き事件の影響でAKB48の握手会は中断されたままになっている。アイドルを握手会のような無防備な中に置かせて、事件になってしまっては取り返しのつかないことになるという批判は確かにその通り。芸能人を狙った犯行は多くある。今回の犯人は、特定のメンバーを狙ったものではなく、AKB48のメンバーであれば誰でもよかったと言っているようだが、この犯人みたいな野郎は、本当に許せない。何故、人に危害を加えるのか?自分にむしゃくしゃしているなら、自分を責めればよいではないか?なぜ、何の関係もない、しかもAKB48というアイドルを狙うのか?むしゃくしゃしているならば、人ではなく、自分に矛先を向けるべきだと思う。本当に許せない馬鹿野郎だと感じる。



【記事】

なぜ「AKB48」には握手会が必要なのか

プレジデント 6月10日(火)8時45分配信

■「ファンはオタク」は現場を知らない偏見

 去る5月25日、アイドルグループ「AKB48」の握手会で痛ましい傷害事件が起きた。参加していた2人のメンバーが、刃物を持った犯人によって突然切りつけられたのである。この事件をめぐっては、マスメディア/ソーシャルメディアを問わず、大きな議論が巻き起こった。その中には、「『AKB商法(握手などの特典券つきでCDを大量に売りさばく手法)』の限界が来た」「アイドルの女の子を危険に晒すことになる握手会は廃止すべきだ」といった批判も少なくなかった。

 こうした指摘は的外れだと言わざるをえない。報道によれば、容疑者の男は詳しい動機について明らかにしておらず、「切りつけたメンバーの名前は知らない」と供述しているという。おそらくAKB48の熱心なファンではなく、これまで何度も繰り返されてきた芸能人や著名人を狙った事件の一つに過ぎない。必要なことはセキュリティ対策の向上に尽きる。

 AKB48の運営会社は休演していた劇場公演を再開するにあたり、金属探知機を導入するなど警備体制を強化した。いまは見送られている「握手会」についても、十分なセキュリティ対策を施した上で、再開されるだろうし、そうすべきだ。ある運営幹部は「テロには屈しない」と話したとも報じられている。批判的な人からすれば「そこまでしてAKB商法にしがみつくのか」と映るのだろう。だから批判にも晒されやすい。しかし、そうした見方は一面的すぎる。

 本稿で明らかにしたいのは、「なぜそこまでしてAKBグループは握手会にこだわるのか」である。筆者は一人のファンとして、これまで幾度も握手会に参加してきた。自分がこの目で見てきたものを通じて、握手会の魅力と本質について説明したい。

 おそらくPRESIDENT誌読者の大半(想像するに99%近く)は握手会に行かれたことがないだろう。そして握手会について、次のようなイメージを抱いているのではないだろうか。

 でっぷり太った気持ちの悪いオタクのおっさんが、か弱いアイドルの女の子と握手してブヒブヒ言っている――。

 実は筆者もかつてはこうしたステレオタイプのイメージをもっていた。「握手会は気持ちが悪い」という偏見があったため、AKB48にハマってもなお、半年近くは握手会に行こうとはしなかった。むしろ、「握手なんてしなくてもAKB48は好きだから」と潔癖的な感覚を抱いていた。

しかし、実態は違うのである。初めて参加した握手会は、それはもう衝撃の連続だった。まず、参加者が多様である。もちろん男性が多いが、世代も見た目も様々で、わりと「普通」な人が多い。女性も多い。小さな子供も多く、大抵は女の子だ。アイドルに憧れているのだろう。

 ちなみにAKB48の「全国握手会」では、最初に「障がい者」の方が優先的にメンバーの握手レーンに並び、かなりの列がつくられる。その後、女性・子供の優先列が続く。一般のファンが握手できるのはその後、1時間近くは経ってからである。参加すると、こうしたファン層の多様性に驚かされる。

 いざ始まると、大勢のファンが一様に楽しそうな笑顔を見せていることに圧倒される。わずか数秒程度アイドルと握手するだけで、こんなに大勢の人々が、ここまで幸福感に包まれた笑顔に変わるとはどういうことなのか。握手が終わった人たちは、夢中になって、「さっき××ちゃんとこんなこと話してきたんだよ! 」などと周りの人と感想を語り合っている。これはどうしたことなのか。

 そしていよいよ自分が握手に行く番である。いつもはテレビやネット越しに応援しているメンバーに「会いに行く」ことができる。目の前に、自分の「推しメン(応援しているメンバー)」が実在している。その衝撃は計り知れないものがある。さらに、「いつも応援しています」と直接声をかけることができる。メンバーからは「応援してくれてありがとうございます! 」という声が返ってくる。その手は握力で満たされている。メンバーの目はあまりにもキラキラと輝いている。わずか数秒とはいえ、そこにおけるコミュニケーションの「手応え」はあまりにも強烈なのだ。

 握手会の本質は、「アイドルの女の子の手を握っただけで喜んでいる」といったところなぞにはない。もちろんそうしたファンもいるだろう。しかし本質的なのは、全力で夢に向かって頑張っているメンバーに対して、応援の声を直接かけることができること、その「手応え」なのである。それはブログやツイッターといったソーシャルメディア越しで得られるものよりも、はるかに体験として強烈だ。やはり「リアル」に勝るものはないのである。

筆者は初めて握手会に参加したとき、「握手時間(秒数)」の設定に面白さを感じた。細かい点は説明しないが、AKBグループの握手会には「全国握手会」と「個別握手会」の2タイプがあり、CD1枚あたり前者は「数秒程度(メンバーやレーンによって変わる)」、後者は「7~10秒程度」と決まっている。前者では短い場合は2~3秒くらいなので、会話は「応援しています! 」「ありがとう」といった1往復で終わってしまうが、後者では2~3往復くらいのやりとりが可能である。この秒数設定が絶妙なのだ。

 まず、言葉のやりとりができるので、こちらとしてはあらかじめ「どういうことを言うか」と考える必要がある。筆者の場合、何も準備をせずに順番が来てしまい、何度も「事故(うまくコミュニケーションが続かないこと)」を起こしたことがある。10秒の間に、どういう応援の言葉を伝えれば、メンバーを元気づけ、喜ばせてあげられるか。そのためには知恵を絞る必要がある。握手会はさながら「数秒間のコミュニケーション能力の格闘ゲーム」の様相を呈しているのだ。

 メンバーにとってもそれは同様だ。現在、AKBグループには研究生などを含めて約300人のメンバーがいる。シングルCDを発売するたびに、そのなかから30人前後のメンバーを選抜するのだが、その基準のひとつに「握手会の会場での人気」がある。いわば会場におけるレーンの長短は、「営業成績の棒グラフ」なのである。だからメンバーも、数秒でファンを魅了するため、真剣勝負で握手会に臨む。

 そしてコミュニケーションの真剣勝負が数秒の間に交わされるからこそ、「握手レポ」と呼ばれる握手会の感想レポートは熱を帯びる。握手会が行われた日は、ソーシャルメディア上で無数の「握手レポ」が飛び交う。握手会に参加していなくても、それを検索して読んでいるだけで十分楽しめてしまう。「あのメンバー、こんなこと言ってくれるんだ! 」といった具合である。そのクチコミが広がって人気が出るメンバーもたくさんいる。

 ここで重要なのが「数秒」という制約である。1分も2分も会話ができたとしても、その内容を正確にレポートするのは難しいし、何より文章に起こすのが面倒だ。これはツイッターが成功した要因とよく似ている。ツイッターは140字という字数制限があるからこそ、大量の投稿を集めている。筆者に対して、「AKB商法はキャバクラ営業と同じだ」などと揶揄されることもあるが、筆者から言わせれば、AKB48のほうが100倍以上楽しい。キャバクラはコミュニケーション相手が別に夢を持って輝いているわけではないし、時間もやたらと長くてレポートする気力も起きないからだ。つまり握手会は、ソーシャルメディア時代の「クチコミ投稿」を喚起しやすいフォーマットになっているのである。

 以上、本稿では握手会の本質的魅力を説明してきたが、それでもなかなか伝わらない部分は多いと思う。筆者自身もまさにそうだったが、やはり握手会という「現場」に直接参加してみないとこれは分からない。しかし今回の事件は、握手会に行くこと自体の可能性を塞いでしまった。握手会という素晴らしいコミュニケーションの「現場」が再び開催されることを、筆者は心から祈っている。

 ※1:2012年の「AKB48選抜総選挙」で投票集計を担当したパイプドビッツの調査によれば、投票者のうち男性は70.0%、女性は29.3%。年齢構成では10代の35.7%が最も多かった。
※2:6月7日に開催された「第6回AKB48選抜総選挙」には、メンバーや研究生など過去最多となる296人が立候補した。

答える人=濱野智史(社会学者・批評家)


 


大島優子、AKB48卒業

2014年06月09日 19時52分04秒 | Weblog

 大島優子が、AKB48卒業セレモニーを行った。子役として早くから芸能界に在籍し、色んな意味で芸能界のことをよく知っていた大島優子は、その経験がネックとなり、素人集団アイドルであるAKBでは常に辛口の評価をされてきたメンバーでもあった。前田敦子と双璧を形成するまでは、多くの挫折があった大島優子。でも、多岐にわたる能力を持っている大島優子なので、卒業したこれからも、問題なく生きていけるのだろうと思う。

【記事】
アイドルグループ「AKB48」の大島優子さん(25)が8日、東京都調布市の味の素スタジアムで、同グループ卒業を記念するコンサートを開いた。ファン約7万人の「ゆうこ!」という惜別のコールに「こんなに多くの人に出会えたのは私の人生の誇りです」と大粒の涙を浮かべた。

 コンサートでは、自身がセンターを務めた「ヘビーローテーション」などのヒット曲をメンバーと熱唱しタップダンスも披露。前日に同じ会場で行われた「選抜総選挙」で1位を獲得した渡辺麻友さん(20)には「のんびりやって。大丈夫!」とエールを送った。

 最後は会場上空をゴンドラに乗って退場し、「本当にAKBが大好きです」と叫んだ。

 大島さんは平成18年、AKB48に2期生として加入。以来、24年に卒業した前田敦子さん(22)とともに同グループをリードしてきた。

 大島さんは9日、活動の原点である東京・秋葉原のAKB48劇場の公演をもって卒業する。



AKB総選挙結果!!

2014年06月08日 00時21分33秒 | Weblog

 昨日行われた「AKB総選挙結果」がうれしい。渡辺麻友(通称まゆゆ)が1位を初めて獲得したのである。前田敦子が去り、篠田麻里子、板野友美が去り、そして今回は大島優子もいない総選挙。この中で、誰が1位になるのかに、非常な興味があったが、昨年の覇者・指原莉乃を抜き去り2万票近い差をつけて、渡辺麻友が優勝したのである。

【記事】
第6回AKB48選抜総選挙の開票イベントが7日、東京・味の素スタジアムで行われ、昨年1位だったHKT48の指原莉乃(21)は14万1954票で2位だった。速報では2位の渡辺麻友に1万票近く離して堂々の暫定1位だった。2位・指原の名前が呼ばれると会場はどよめき、別会場で見守っていた大島優子も驚きを隠せない様子だった。

 指原は冷静を装い「投票して下さった皆さん有難うございます」と感謝の言葉を送り、悔し涙を隠すように笑顔でマイクの前に立つと「正直、すごくすごくすごく悔しいです。あのー、すごく悔しいです」と悔しさを噛みしめた。

 また、書店でOL風の女性から「AKBは楽だ」と揶揄されたエピソードを明かし「AKBはそんなに簡単な場所じゃないです」と述べた。

 更に、「沢山の人が悩んで悩んでやっとここまで来ています。これでも1位のプレッシャーを経験している身です。なので1位になったメンバーを全力で支えたいと思います。どんなに辛いことがあっても、悲しい事があっても、AKB48は絶対に負けません。これからも応援宜しくお願いします」、「来年も総選挙に立候補するので絶対に1位を取ります」と奪還を宣言した。

 ステージ上では涙を堪えながら気丈に振る舞っていた指原も、舞台裏では涙を流し悔しがっていた。

  • 渡辺 麻友

    一位第1位

    159,854票

    渡辺 麻友

    AKB48 Team B

  • 指原 莉乃

    第2位

    141,954票

    指原 莉乃

    HKT48 Team H

  • 柏木 由紀

    第3位

    104,364票

    柏木 由紀

    AKB48 Team B

    AKB48チームB / NMB48チームN兼任

  • 松井 珠理奈

    第4位

    90,910票

    松井 珠理奈

    SKE48 Team S

    SKE48チームS/ AKB48チームK 兼任

  • 松井 玲奈

    第5位

    69,790票

    松井 玲奈

    SKE48 Team E

    SKE48 チームE / 乃木坂46兼任

  • 山本 彩

    第6位

    67,916票

    山本 彩

    NMB48 Team N

    NMB48チームN/AKB48チームK兼任

  • 島崎 遥香

    第7位

    67,591票

    島崎 遥香

    AKB48 Team A

  • 小嶋 陽菜

    第8位

    62,899票

    小嶋 陽菜

    AKB48 Team A

  • 高橋 みなみ

    第9位

    57,388票

    高橋 みなみ

    AKB48 Team A

  • 須田 亜香里

    第10位

    48,182票

    須田 亜香里

    SKE48 Team E

  • 宮脇 咲良

    第11位

    45,538票

    宮脇 咲良

    HKT48 Team KⅣ

    HKT48チームKIV / AKB48 チームA兼任

  • 宮澤 佐江

    第12位

    44,749票

    宮澤 佐江

    SNH48 Team SⅡ

    SNH48チームSII / SKE48 チームS兼任

  • 横山 由依

    第13位

    40,232票

    横山 由依

    AKB48 Team K

  • 生駒 里奈

    第14位

    40,089票

    生駒 里奈

    AKB48 Team B

    乃木坂46 / AKB48チームB兼任

  • 柴田 阿弥

    第15位

    39,264票

    柴田 阿弥

    SKE48 Team E

  • 川栄 李奈

    第16位

    39,120票

    川栄 李奈

    AKB48 Team A