Movieな空間

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B級グルメ道182 ついに鰻を食す「ほさかや」

2013年07月30日 21時24分09秒 | Weblog

 昨日は、先輩と中目黒の安い居酒屋に寄った。この居酒屋は、全品350円也の、破格に安い居酒屋。しかし、味や海産物の鮮度は良好で、しかもうまい。150円居酒屋なんかがあるが、安かろうまずかろうの店が多いが、ここはその安かろう、まずかろうという居酒屋とは違う。焼ハマグリもうまいだし汁ででてくるし、焼き鳥や刺身もうまい。焼き鳥は、素材の良しあしを見極めるため、私の場合はすべて塩焼きでお願いする。たれの場合は、肉の鮮度が分からなくなってしまうので、塩焼きで食することをお勧めする。これが、うまければ、鮮度の良い肉を使っているということになるのである。
 一次会は、先輩と飲んだが、二次会は自分一人で、自由が丘に繰り出した。ここに、ウナギのおいしい店「ほさかや」があるからだ。この店は、駅の北口改札を出てすぐ(徒歩1分)の場所にあるので、すぐ分かる。改札を出て、路地に入ればうなぎの看板で即わかる。この店は、以前、BSTV番組「吉田類の酒場放浪記」で紹介された店。ウナギの串焼きが専門で、ひれ、きも、からくり焼、蒲焼等何でもそろう。昨日、私が入った時間は20時前ではあったが、もうすでに外に人が待っている状況だった。しかし、回転も良いので、10分ほど待ったのみで、すぐ入店できた。この店は、U字カウンターが1本の小さな店。20人ぐらいで満杯になってしまう。テーブル席は無いので、このカウンターで飲み食いするのみ。先ずは、生ビールとひれ、きも、蒲焼を注文。隣の30代のサラリーマンは、うな丼を食べている。でも、よく見ると吉野家のお持ち帰りの時に使っている発泡スチロールの弁当入れみたいなもので食べている。「なぜ、丼ぶりではないのか??」と疑問に思った。どこでも、締めにはうな丼を食べるが、どんぶりで出すのが普通である。こんな、発泡スチロールの弁当箱で食べさせるなんてなんちゅう店だと感じた。しかし、このことが後になって衝撃的な事実となるのである。
 生ビールを飲みながら、うな串を堪能していた。ここのうなぎは、私の大好きな関西風のうな串なのである。関西風とは、蒸す工程をいれないこと。焼のみでウナギをしあげるので、実に香ばしい。ビールから日本酒に切り替え、蒲焼を堪能する。実にうまい。タレも秘伝の熟成されたタレで実にうまい。山椒を多少かけながら食す。うまい!!!そして、締めは、うな丼である。これを食して、ウナギのコースは完成なのである。「うな丼お願いします」と勢いに任せて注文。「すみません。ご飯はないのです」と従業員のアンちゃん。「ええ??さっき隣の人は、うな丼食べていたよ」と私。「あのお客さんは、ご飯を自分で持ってきたんです。うな丼は、ランチしか扱っていなんです」と追い打ちをかける悲痛な言葉。「ええ!!うな丼がない。そんな・・・・・・」とがっくし。うな丼が食べたかったのに・・・・・・。すぐさま´おあいそ´をして店を飛び出た。目には涙が浮かんでいた。がっくしである!!
   ほさかや - 料理写真:からくり焼 塩(350円)

 

 


感動がいまいち、ジブリ映画『風立ちぬ』

2013年07月28日 04時46分02秒 | Weblog

 宮崎駿作品の最高峰とも言われ、自身の飛行機好きの集大成作品でもある『風立ちぬ』を見た。ゼロ戦という名機を作った実在の人物・堀越二郎の半生を綴った作品である。飛行機作りに情熱を傾け、しかも、純粋に生きた人物。常に爽やかな風がテーマの映像美で綴られている。
 スタジオジブリという、プロダクションの名は、宮崎駿にとって、あこがれの思いから命名したもの。イタリアの航空技師で神様のように信望していたジャンニ・カプローニ伯爵。彼の作品でもある軍用偵察機「ジブリ(イタリア語で「熱風」の意味)」が由来なのも、この作品で知った。「美しい飛行機」という夢を追い続け、翼が二重である双葉機を開発した人物でもある。宮崎駿にとって、相当な思いを持った人物であると言える。
 今回作品の主人公・堀越二郎の先生でもあるジャンニ・カプローニ。常に夢の中に登場し、「美しい飛行機」の制作を語る。この思いに、堀越二郎も同調する。また、妻となる菜穂子との純愛も清々しい思いにさせてくれる。結核という重篤な病で、やがては死んで行ってしまう妻への一途な思いがジーンと伝わってくる。また、妻・菜穂子の純真な愛にも感動する。ただ、全体感からすると、爽やかさだけが全面に出た、あまり感動のない作品という感じがする。宮崎駿自身の思いがあまりにも先行し、作品全体が何をテーマにしたものかということが希薄になってしまっている。もう少し、骨格となるテーマを、これまでのジブリ作品のように描写してほしかった。宮崎駿の堀越二郎への思いが、飛行機への思いが強すぎるがために、無機質な内容の作品になってしまっていることは、非常に残念である。まあ、実在の人物の半生でもあるので、難しいとも思えるが、これまでのジブリ作品のようなグイグイとテーマが怒涛のように押し寄せてきた迫力とは、随分に隔たりのある作品となってしまったことは間違いない。
 宮崎駿監督がゼロ戦の設計者・堀越二郎と作家の堀辰雄をモデルに、1930年代の日本で飛行機作りに情熱を傾けた青年の姿を描くアニメ。美しい飛行機を製作したいという夢を抱く青年が成し遂げたゼロ戦の誕生、そして青年と少女との出会いと別れをつづる。主人公の声には『エヴァンゲリオン』シリーズなどの庵野秀明監督を抜てき。ほかに、瀧本美織や西島秀俊、野村萬斎などが声優として参加する。希代の飛行機を作った青年の生きざまと共に、大正から昭和の社会の様子や日本の原風景にも注目。
 大正から昭和にかけての日本。戦争や大震災、世界恐慌による不景気により、世間は閉塞感に覆われていた。航空機の設計者である堀越二郎はイタリア人飛行機製作者カプローニを尊敬し、いつか美しい飛行機を作り上げたいという野心を抱いていた。関東大震災のさなか汽車で出会った菜穂子とある日再会。二人は恋に落ちるが、菜穂子が結核にかかってしまう・・・・・・。


B級グルメ道181 つきじ植むらのランチ「かつ煮定食」

2013年07月27日 11時43分19秒 | Weblog

 仕事で、千葉の海浜幕張に行った。ここは、幕張メッセもそばにあるし、三井のアウトレットもある地域。海のそばであり、広大な敷地もあるので、大規模ショッピングセンターも今年開業予定。すでに、大規模スーパーの「コストコ」も進出している。
 この町に来て、昼となった。ランチには、どこが良いかを物色していると、駅前のレストラン街に「つきじ植むら」が入っていた。ここは、ご存じ、料亭を経営していることでも有名。この店で食するのには、相当な金額になるかと思いきや、何とランチだと850円以内の価格設定だった、大衆料金である。会社の先輩とここに入ることにした。というのも、他の店は、多くのランチ客が行列を作っている有様なので、やむなくという感じでもある。隣に、「さくら水産」もあったが、多くの行列。ここのワンコイン・ランチ(500円の定食で、ご飯・味噌汁・生玉子がお替り自由)も魅力なのであるが、並んで食べるだけの時間の余裕はない。ということで、他の人には高いと敬遠された「つきじ植むら」に入ったのであるが、他と比べても、そんなに値段の違わないランチ価格にほっとした。
 先輩は「漬けマグロ丼」(750円)、私は「かつ煮定食」(850円)を注文。店内は相当な人が入っていたので、注文したものも結構な時間がかかってしまった。到着した「かつ煮定食」を食べ始める。かつは、高温で揚げたらしく、衣がカリッとしている。甘くない割り下に付けてしまうので、サクサクの衣では、びしゃびしゃになってしまうところを実にうまくやっている。これだけカリッとしていれば、びしゃかつにならず、実においしくかつ煮をいただける。香ばしいうえに、割り下が絶妙。玉ねぎも、しゃきしゃき感が残っていて、実にうまい。さすが、料亭の味。価格は大衆並みでも、味付けや技術は天下一品なのである。しかも、ご飯のお替りがOKなのも嬉しい。
  実にうまい「かつ煮定食」を堪能した。おいしかった!!


残念!!ウナギ

2013年07月22日 22時19分45秒 | Weblog

 本日は、日本全国「土用の丑の日」である。しかし、今回のうなぎは高すぎる。スーパーでの国産ウナギはのかば焼きの値段は、1,500円越えの破天荒の価格。こんな価格、かつて経験したことがない。でも、ウナギを食したいという衝動はあったものの、随分難しいものであった。
 ということで、今回は中目黒の350円居酒屋で過ごしてしまったが、ウナギは食したかった。この時期、ウナギを食べなかったのは、数年振りという、お粗末な状況である。


雑見

2013年07月21日 22時38分38秒 | Weblog

 参議院選挙の開票速報を、TV各局がこぞって放映している。これまでのねじれ国会解消に向け、自由民主党および公明党の与党で、参議院の過半数以上の議席を確保した模様である。みじめなのは、民主党。もう、党の存在自体も危うくなってきている。政権をとったあの時期はなんだったのだろうか?変化を求めた国民のニーズに全く応えなかったツケが回ってきたようである。ここまで来ると、もう存在意義もない政党という感じがする。早く解党して、どこかの政党にくっついた方が良いのではと感じる。まあ、これでねじれ国会は解消され、与党の政策に待ったをかけるものは無くなった。ここで、自民党がどのような動きを取るかで決まる。民主党に政権奪取された当時の考えで動いていたら、その次はないということを、十分に肝に銘じて政権運営を行う必要がある。
          
 しかし、明日の「土用の丑の日」を控えて、ウナギが随分と高い。ウナギの稚魚の不漁での高騰のようであるが、破格に高い。1匹の蒲焼で1,500円以上国産のうなぎはする。まあ、中国産のうなぎはずっと安いが、中国産というだけで、健康を害する薬物が入っているのではないかとか、病原菌が繁殖しているのではないかの危惧感を覚えてしまう。差別ではないが、あの国は考えられないことをしでかすので、このような不安が生じるのもやむを得ないと思う。これだけ国産ウナギが高騰しているのでは、明日の「土用の丑の日」にうなぎを食せない人も大勢いるかもしれない。実にやりきれない状況なのである。   
           
 ついに、麻里子さまの引退興行が始まってしまった。ドームツアーを終了し、AKB劇場での最後の公演後、AKB48を引退してしまう。今後は、モデル業を中心に芸能活動を行うということらしいが、しごく残念である。篠田麻里子は、1.5期生と言われている。初期メンバーとしてのオーデションでは、落選させられたからである。この当時の話では、すでにモデルとしても活躍していたようで、普通の女の子、綺麗ではない普通さを売りにするAKB48のメンバーにはそぐわないという判定だったようである。しかし、この逆境に負けず、カフェっ娘として、AKB劇場に隣接するカフェでアルバイトをしながら、通行人にビラ配りまでして下積み生活を行っていた。これを見た関係者の進言で、秋元康はAKB48のメンバーとして加入させたという逸話がある。実に芯の強い、努力家なのである。メンバー内でも年下にも随分慕われているそうである。彼女が、AKB48を去ってしまうのは、凄く辛い。もっと、AKB48の中で輝く彼女を見ていたかったが、本人が決断したことなのでしょうがない。寂しい!!
         

 
<篠田麻里子のAKB48 2013真夏の福岡ドームツアーでの言葉>
「自分で決めたことなのに、みんなと楽しい時間を過ごしていたら、まだこの場所にいたいと思っちゃいました。私は私らしく卒業したいと思っています。私は後に続く後輩たちにどういう形でバトンタッチするかが重要だと思っています。私は篠田麻里子としてみんなの目標になれるようこれから頑張ります。

AKB48はまだまだ上を目指せる最高のアイドルグループだと思っています。私はチームAのキャプテンとして私の想いを継承するために私から次期キャプテンを指名させてもらいたいと思います。チームA新キャプテンは横山由依。由依ならできると思います。

私は本当に幸せでした。私を産んでくれた両親、支えてくれた家族、友達、そしてメンバー、スタッフ、私を7年半育ててくれたファンのみなさん、本当にありがとうございました。私は生まれ変わってもAKB48を選びます。」


「俺の・・・・」シリーズ店の強さの分析

2013年07月20日 21時06分53秒 | Weblog

 本ブログでも、時折掲載する「俺のフレンチ」「俺のイアタリアン」は、破格に強い。店はいつ行っても行列ができている。提供する食べ物は、一流シェフの作る一流のもの。これを立ち飲み形式で頂くという店のスタイル。

 「俺のフレンチ」「俺のイタリアン」を運営する俺の株式会社の最新店舗「俺のやきとり 銀座9丁目」が、7月12日、東京・銀座に開店した。

「俺の」シリーズの業態は出現してまだ2年だが、早くもお店の前に長蛇の列ができる圧倒的な集客力を誇っている。ビジネスモデル的にいえば、ミシュランの星つきの高級店で活躍してきた料理人を起用し、「原価をじゃぶじゃぶ使ってください」と坂本孝社長自らが指示を出す通り最高級の食材を惜しげもなく使い、それを驚愕の低価格で提供するというのが「俺の」シリーズのビジネスコンセプトである。

 にもかかわらず事業として成立している理由は、高回転率にある。店内は基本立ち飲み形式で、顧客の回転は着席型のレストランよりも早い。しかも、驚愕の料理が驚愕の価格で供せられるという噂が噂を呼び、お店の前に行列が途切れることがないから、この種の業態としては異例の1日3.5回転という高回転が達成できる。結果、常識的な原価率は30%程度という飲食業界のセオリーを破って、60%台まで原価率が上がっても利益が生まれるという型破りのビジネスモデルが成立している。

 さてこの「俺の株式会社」のビジネス展開にはもうひとつ、経営学の基本に忠実な、ある方針が採用されている。経営学的にいえば、同社はウォルマートやスターバックスと同じ戦略を用いていることになる。

 それが「ドミナント戦略」という理論である。

 実は「俺のやきとり」の出店で、俺の株式会社の運営する店舗は、銀座8丁目近辺に合計8店舗が勢ぞろいすることになった。いつの間にか銀座8丁目は「俺の」シリーズだらけ、行列だらけになっている。

 これがドミナント戦略だ。ある地域で圧倒的な存在感=ドミナンス(圧倒性)を確立したら、次の地域へと侵攻していく。どの地域でドミナンスを狙うのがいいのかは、業態によってやり方が異なる。郊外店として発展するウォルマートの場合は、郡単位でドミナンスを確立しながらアメリカ全土に広がっていった。スターバックスは都市単位。シアトルでドミナンスを確立すると、次はシカゴ、さらにはバンクーバーと侵攻を広げていく。

●街単位でのドミナント戦略の優位点

 そして俺の株式会社の場合は、どうやら街単位でドミナンスを確立していく様子なのである。なぜ街単位がいいのか? 街単位でのドミナント戦略を採用すると、競争上優位になることが3つある。

 ・広告効果がよくなる
 ・出店効率がよくなる
 ・採用効率がよくなる

 これらの点は、スタバを考えるとわかりやすい。スタバは日本でも1000店舗まで増えてきたのだが、結果として近所にスタバが何店舗もあるから、わざわざ広告しなくても、お店の看板だけで十分なブランド広告効果が得られるようになる。

 スタバに押されて一等地の喫茶店が閉店すると、不動産屋は真っ先にスタバに「テナントが空きましたが、出店しませんか?」と声をかけるようになる。集客力のあるテナントは不動産価値を上げるため、賃貸料も優位に交渉ができるようになる。そして同じ地域に何店舗もあれば、アルバイトの配置もやりやすい。

「俺の」シリーズの場合、銀座に合計8店舗、「俺の」ブランドの店舗だけでも「俺のフレンチ」「俺のイタリアン」「俺の割烹」「俺のやきとり」と6店舗が狭い地域に集中している。そのすべてに行列ができるという意味で広告効果も絶大なのだが、実は立地面でも銀座8丁目からドミナント戦略をスタートするというのは理にかなっている。なぜかというと、実は5年前にリクルートの本社が銀座8丁目から丸の内に移転したことが関係してくる。

 日本で“一番元気な”営業部隊を抱えて、アフターファイブの遊び方にかけてはどの大企業にも負けないというリクルートが移転した結果、実は銀座8丁目界隈の飲食店の経営に、結構な影響が出てしまっているのだ。なんらかの起爆剤が欲しい銀座の街と、銀座を大人の遊び場として復活させたいという俺の株式会社の坂本社長のコンセプトが、ここで一致することになる。

 銀座に集中する店舗のうち、後から出店した4店舗では驚愕の低価格料理に加えて、ジャズの生演奏の設備が置かれ、毎晩、「俺の銀座ジャズ倶楽部」のメンバーによるライブが行われる。それもミュージックチャージは300円という低価格でだ。

 ここでもドミナント戦略の意味が出てくる。4店舗の立地が近いので、場合によってはミュージシャンの掛け持ちが可能になるわけだ。そう考えれば、ミュージックチャージが割安に設定できることも納得できる。そして、銀座の夜がまた楽しくなるという好循環が起きるようになる。もちろんソムリエやギャルソンといったホールスタッフの採用や配置転換、ヘルプでの人材の融通も、地域にお店が密集していればやりやすくなる。

●行列も経営資源として有効活用?

 さらに言えば、行列をつくる顧客にも、ドミナント戦略はメリットがあるのだ。この地域で最も人気が高い「俺のフレンチGINZA」の予約は毎月1日午前10時に始まるのだが、電話が殺到し、なかなかつながらないため、最近では店舗に直接出向いて予約を取る人が増えている。

 知人がその情報をもとに1日の午前中に予約を取りに銀座に行ったところ、なんとお店の前にはすでに40名ほどの行列が、予約を取るためだけの目的でできていたそうだ。その行列に並ぶ時間はない。ところがほかにも銀座には「俺のフレンチ」があることを知っていた彼は、その足でそちらの店舗に向かうことで、無事予約が取れたという。

 お店が混んでいれば、そこに来た顧客は他店に流れてしまう。しかしドミナント戦略なら、系列の別のお店に顧客を案内することができるようになる。つまり、行列も経営資源として有効活用できるのである。

 ちなみに「俺のやきとり 銀座9丁目」開店のレセプションでは、坂本社長より今後の出店計画が披露された。次は青山、六本木そして赤坂に出店するらしい。ということは私の読みでは、銀座でのドミナント戦略が一段落した後は、東京メトロの銀座線・日比谷線沿線でのドミナント戦略に移行する……といえそうだ。

 つまり銀座-新橋-赤坂見附-表参道というラインと、銀座-神谷町-六本木-恵比寿というラインの2つの線でドミナンスが形成されていく。本社も銀座に移転したので、この線で拡げる店舗戦略は、経営効率もいいはずだ。

 このようにドミナント戦略の実例としても面白いだが、「俺の」シリーズのお店が増えていくというのは、一グルメの立場としては非常にうれしいことである。


B級グルメ道180 新鮮な牡蠣がうまい 新橋「かき小屋」

2013年07月16日 22時36分24秒 | Weblog

 今日の夕食は、会社で遅くなったこともあって、友人と近隣で飲んで帰ろうということにになった。新橋は、ちょっと飲んで帰るには、選択可能な店が多い。その中で、今回は新橋のガード下にある、和風オイスターバー「かき小屋」にて食することにした。この時期、牡蠣??と疑問に思うかもしれないが、広島では寒い冬ではなく、夏に牡蠣を食する。確かに、宮城の岩牡蠣は、冬場でないと食せない。このように、牡蠣といっても、地域によって千差万別なのである。これに、フランスを中心としたヨーロッパが加われば、時期に関係なく牡蠣を食することができるのである。
 牡蠣は、「海のミルク」と言われる程、栄養価に富んだ貝なのである。食感も、実に濃厚にして芳醇な味わいなので、牡蠣を好きな人間は、本当に牡蠣に堪能してしまうのである。何とも言えない、あのクニュとしたまろやかな食感、海のエキスが口中に広がる感触は、食べた人でないと分からないのである。貝は、食べず嫌いの人が多いが、貝ほどおいしい食材もないだろうと、私は思う。是非とも、チャレンジしていただきたい食材なのである。
 今日は、連休明けの火曜日とはいっても、実質月曜日のようなもの。この曜日に、外で飲んで帰ろうと思う人は少ない。月曜からの飲酒は、その週を過酷なもの変えてしまうからなのである。しかし、私たちはそんなことに臆することなく、果敢に挑戦するのである。先ず入って、すぐさま生ビールを注文。そんな中、お勧め品を物色。生うに、生ガキに焼牡蠣、1.7メートルのハーフサイズのソーセージ焼(長いのでとぐろを巻いている)、シイタケ焼、ハマグリ焼をどんどん注文。ここは、気取った西洋風のオイスターバーより破格に安い。牡蠣焼5個も1,200円と実に良心的な価格設定なのである。カキの殻に収まった身を、網焼きしながら食べる。実に福よかでおいしい味わいに、感動である。その前に、お通しは、牡蠣の酒蒸しが煎餅を入れるような25センチ四方の缶に入ってやってくる。先ずは、これで度肝を抜かされる。お通しがこれかよ!!と絶叫したくなってしまうのである。しかし、この牡蠣の酒蒸しが実に芳醇な味わい。この店は、600円払えば、外部からの酒の持ち込みも可なのである。隣のサラリーマンは、このことを熟知しているようで、名酒「土佐鶴」の750ミリ瓶を持参して、隣で飲んでいる。実に、羨ましい呑み助である。
 最後に、牡蠣飯を注文して締めとした。この店は、入り口近くにライブステージがあり、今日は沖縄出身のシンガーがギター片手に幾つかの歌を披露していた。実に活気ある、牡蠣のおいしい店なのであった。

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親子愛、師弟愛、子供の成長が感動の『アフター・アース』

2013年07月15日 23時01分16秒 | Weblog

 ウィル・スミス親子による映画『アフター・アース』(2013年アメリカ作品)を見た。この作品は、ウィル・スミスもインタービューで話している通り、ジャッキー・チェンが息子と共演した「ベスト・キッド」に触発されて作品化したものである。ジャッキー・チェンと息子との演技に、素晴らしさと嫉妬を覚えたウィル・スミスが、自身の子供との共演で、「ベスト・キッド」以上の映画を作りたいという衝動から作品化されたものであるので、大きく流れているストーリーの本質は、親子愛、師弟愛、成長というテーマをあまねく内容に浸透させている。また、VFXやCGの技術が素晴らしく、観客をグイグイとストーリーの中に引きずり込む強さも感じた。
  『シックス・センス』『エアベンダー』の鬼才M・ナイト・シャマランが放つスペクタクル。人類が放棄して1,000年が経過した地球を舞台に、屈強な兵士とその息子が決死のサバイバルを展開する。『メン・イン・ブラック』シリーズのウィル・スミスと『ベスト・キッド』のジェイデン・スミスが、『幸せのちから』以来の共演を果たし、再び親子を快演。地球が人類を抹消する生態系を抱える惑星となったというユニークな設定、VFXで創造された未知の動物たち、冒険を通して揺らいでいた絆を固くする親子のドラマなど、見どころ満載だ。
  人類が地球を捨て去り、ほかの惑星へと移住して1,000年が経過した未来。ある宇宙遠征任務からの帰路につく兵士サイファ(ウィル・スミス)と息子のキタイ(ジェイデン・スミス)を乗せた宇宙船が隕石の嵐に遭遇し飛行船に損傷が発生、緊急シグナルを搭載した尾翼部が地球へと落下する。それを追って地球に宇宙船が不時着するが、ほかのクルーたちは死亡してしまい、サイファも重傷を負ってしまう。帰還に必要な緊急シグナルを捜そうと大自然に足を踏み入れるキタイは、地球の生態系が人類を消し去るために進化していることを知る。強大なマントヒヒ群や獰猛なトラの集団に遭遇し、絶命の危機にさらされる。昆虫には、神経毒を注入され、命の危険が・・・。そんな中、助けた大きな鳥に助けられるという感動シーンも登場。
 ウィル・スミス親子の実に温かい親子愛が、充満した秀作である。


論理的な謎解きが面白い『真夏の方程式』

2013年07月15日 22時44分42秒 | Weblog

 久々に、MOVIXでの映画鑑賞を妻と行った。というのも、MOVIXでのポイントが、今後は消滅してしまうということになったので、これまで貯めていたポイントを鑑賞券に代えてしまおうという目的からでもあった。映画鑑賞し、ポイントが付き、貯めることで、新規の映画鑑賞無料券に交換できるMOVIXポイントは、非常に有益だった。これが、終了してしまうということは、本当に残念である。来年は、このポイントに代わるサービスが開始されるということであるが、どんなサービスになるか楽しみである。
 本日は、妻とは異なる映画を単独で見た。あの超人気シリーズの「ガリレオ」の映画版第二弾『真夏の方程式』(2013年フジテレビジョン)である。
 東野圭吾の小説が原作のテレビドラマ「ガリレオ」シリーズの劇場版第2弾。とある海辺の町を訪れた物理学者・湯川学が、そこで起きた殺人事件の悲しい真相に直面する姿を、一人の少年との出会いを絡めて描く。テレビ版と前作に続いて福山雅治が主演を努め、子どもが苦手なのにもかかわらず、少年のために事件に挑む湯川を体現する。『妖怪人間ベム』シリーズの杏、ベテラン風吹ジュンら実力派が共演。科学技術と自然の共存という、劇中に盛り込まれたテーマにも着目をしてもらいたいストーリー構成になっている。
 きれいな海に面した玻璃ヶ浦(はりがうら)で計画されている、海底鉱物資源の開発。その説明会に招待された物理学者・湯川学(福山雅治)は、緑岩荘という旅館を滞在先に選ぶ。そして、そこで夏休みを過ごす旅館を営む川畑夫婦(前田吟、風吹ジュン)のおい、恭平と知り合う。次の朝、堤防下の岩場で緑岩荘に宿泊していたもう一人の客・塚原の変死体が発見される。図らずも事件に直面した湯川は、旅館廃業を考えていたという川畑夫婦や、夫婦の娘で環境保護活動に奔走する成実(杏)らと塚原の思わぬ因縁を知る。
 複雑な血縁関係と、それにかかわる過去の殺人事件が、この物語の構成を面白くしている。その根底に流れているのは、家族愛、親子愛、自然愛、友情なのである。展開の中で、これらが複雑に絡み合い、しかも、納得いく内容になっている。この作品の妙味は、物理学者・湯川役の福山雅治の演技にある。実に理路整然と難問を解き明かしていくのであるが、学者であることにも大きな比重がある。子供が、なんで理科なんか必要なのかとの疑問も、実に巧妙・的確にこたえていくところが、面白いし、各登場人物の動向を詳細に分析し、仮説を立てていくところが、面白い。


B級グルメ道179 うまい芹そば「芔八(きはち)」

2013年07月14日 15時08分17秒 | Weblog

 静岡の墓参りから昨日帰ってきた。昨日は、富士宮に住んでいるおじさん宅に寄って、富士宮浅間神社を参拝したのち、おじさんの勧めるそばのおいしい「芔八(きはち)にて昼食をとった。この店、自分のところでそばを打つ老舗であり、しかも、山菜を自ら収穫し、蕎麦に添えたり、てんぷらとして出してくれる。そのため、そばができる時間が、40分以上かかってしまう。注文してから、茹で上げるためのようだ。
 ここでは、「芹そば」をいただいた。ざるそば風に敷き詰められたそばの上に、山菜の芹が茹で上げられ乗せられている。この芹と共にそばを食べる。そばつゆに浸したのち、口に運ぶ。そばの新鮮な風味と弾力、そして、芹の香ばしく、シュキシャキとした歯ごたえが、ハーモニーを奏でる。実にうまい蕎麦屋である。しかも、別に山菜ほかのてんぷら盛り合わせも注文。これが、パリッと揚がっていて、実にうまい。山菜たちのうまさと、てんぷらのカラッとした食感が実にうまい。これは、中々である。蕎麦屋と言えば、虎の門の「砂場」等有名店があるが、ここは、どうして、引けを取らないうまさなのである。おじさんが、「ここのそばは、10人連れてくると10人ともうまいと評価するよ」と言っていたことは、たわごとではなく、実際にすばらしい味なのであることを教えてくれた。この店は、月、火、水がお休み。その間に山菜等をとるのだそうである。1週間に僅かな日にちしか営業していなくても商売が成立していることに感動した。これだけの自信作であるそばなのであるから、お客は絶え間ないのだろうと思う。実にうまいそばを堪能した。