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素晴らしい実写版『美女と野獣』

2017年04月22日 22時02分37秒 | Weblog

 本日は、素晴らしい感動作品の『美女と野獣』(2017年制作アメリカ)を鑑賞した。この作品は、当然にディズニー映画作品なので、相当に凝っている演出の作品なのであるが、とにかくアニメに引けを取らずに、実写版の弱点を晒すこともなく、素晴らしい感動作品に仕上がっている。
 名作ディズニーアニメ「美女と野獣」を、「ハリー・ポッター」シリーズのエマ・ワトソン主演で実写映画化。「ドリームガールズ」のビル・コンドンがメガホンをとり、呪いで野獣の姿に変えられた王子と美しく聡明なヒロインのベルが惹かれ合っていく姿を描く。魔女に呪いをかけられ、醜い野獣の姿に変えられてしまったひとりの王子。魔女が残していった1輪のバラの花びらが、すべて散るまでに「真実の愛」を見つけなければ、永遠に人間に戻れなくなってしまう。希望をなくし失意の日々を送っていた野獣と城の住人たちの前に、美しい町娘ベルが現れる。自分の価値観を信じて生きるベルは、恐ろしい野獣の姿にもひるまず、彼の持つ本当の優しさに気づいていく。王子役をテレビシリーズ「ダウントン・アビー」のダン・スティーブンス、町一番のハンサム男ガストン役を「ホビット」シリーズのルーク・エバンスがそれぞれ演じるほか、燭台のルミエール役でユアン・マクレガー、時計のコグスワース役でイアン・マッケラン、ポット夫人役でエマ・トンプソンが出演しているのである。
 アニメでの表現よりも、実写版はリアルな表現映像になるため、大概の実写版はアニメに勝てないという定説を、この作品は見事に覆したのである。実写版であるからできる迫力映像に、アニメを凌ぐ感動作品に仕上がっているのである。野獣の怖くて厳しい質感、ベルの優しい女性の演出、CGでの住人たちの行動(もっともポットや燭台やタンスなのであるが)、どれも感動である。おまけにミュージカルなので、随所にちりばめられた歌が素晴らしい。かの『オペラ座の怪人』の映画スケールの匹敵するほどである。終盤で、野獣が銃で射たれて死んでいくシーンにベルが号泣する場面では、涙が流れたのである。流石に、素晴らしい映像に感動なのである。