『タイフーン』を観賞してきました。クァク・キョンテク監督、チャン・ドンゴン、イ・ミヨン、イ・ジョンジェ出演のアクション映画です。北朝鮮から両親、親戚一同で脱北・亡命をしようと韓国の仲介業者に頼み実行しようとするが、この韓国仲介組織に裏切られ、北朝鮮の秘密警察に取り押さえられる。しかし、集団で逃亡を図ろうとしたため、次々に射殺され、姉弟の子供二人だけが、逃亡に成功。弟(チャン・ドンゴン)は、この恨みを増幅し、海賊の首領にまで上りつめて行く。いよいよ、裏切り者の韓国人を壊滅させるため、放射能物質を大量に極秘ルートから集め、20年に一度来る大型のツイン・タイフーンの気流に乗せ、風船爆弾化し、投下させようとタイフーンの目に貨物船を走らせるのである。これに対し、アメリカ国防省より選任された大尉が阻止しようと、動くのだが・・・。
しかし、南北問題等に焦点を当てた映画であるが、脱北時の韓国の裏切りで、これほど大規模な放射能爆弾を用意し、韓国人の殺戮に動いたり、しかも、タイフーンに爆弾を風船化して、投下させようとは、あまりにも話が飛躍しすぎであるし、戦略自体がチャチであるように感じた。タイフーンの中に突進する貨物船や軍事用ヘリコプターの映像は迫力あるが、内容とのチグハグは否めないように思う。再会する姉弟、貨物船の中での、決闘シーンも映像が凄いだけに、ストーリーに比して、何でと感じざるを得ない。
もう少し、映画の内容を重厚にすべきだと強く感じた。
しかし、南北問題等に焦点を当てた映画であるが、脱北時の韓国の裏切りで、これほど大規模な放射能爆弾を用意し、韓国人の殺戮に動いたり、しかも、タイフーンに爆弾を風船化して、投下させようとは、あまりにも話が飛躍しすぎであるし、戦略自体がチャチであるように感じた。タイフーンの中に突進する貨物船や軍事用ヘリコプターの映像は迫力あるが、内容とのチグハグは否めないように思う。再会する姉弟、貨物船の中での、決闘シーンも映像が凄いだけに、ストーリーに比して、何でと感じざるを得ない。
もう少し、映画の内容を重厚にすべきだと強く感じた。