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考えさせる映画

2006年12月01日 23時42分11秒 | Weblog
映画には、考えさせる類のものが多い。人生、愛、生き方、人間として
の価値に基づくもの、友情、夢、双方の気持ち、在らねばならぬ理想に
比して、世界観等色々である。
 以前の映画、1967年制作の3部作映画『世にも怪奇な物語』は、いまだ
に、私の心に鮮烈に映像・ストーリーが刻まれている。原作は、エドガー・アラン・ポーで、フランス・イタリアの監督が、それぞれの部を制作している映画。
「黒馬の嘶く館」「影を殺した男」「悪魔の首飾り」の3部構成。
 黒馬の~は、ジェーン・フォンダと彼女の弟ピーター・フォンダが共演。
影を~は、アラン・ドロンが主演、悪魔の~は、T・スタンプが主演と、かなり
の大物が若い頃に出演していることも、非常な面白みがある。
 特に、影を~の作品は、善なる自分と悪なる自分との戦い・葛藤を見事に
表現している。一緒に観ていた父が、幼少の私に、この映画の意味を教えて
くれた。そう言う意味でも、感慨深い作品である。
 自分ともう一人の自分、常に葛藤の相対の中に存在する。正しいことと悪い
こと。しかし、どちらか一方で、存在を完結できるものではない。正しいの対極
は、常に悪である。しかし、正しいものが定義されないと、悪も存在しえない。
無人島での一人の生活の中で、正しいこと・悪いことは、同時に存在出来るの
であろうか?正しい人が存在しないと、悪い人も存在しえない。要するに、
アイシュタインの相対性理論と同じであろう。ひとつの行為を、善・悪と区別する
ことは、双方を理解し、認識しているから、区分けできることなのです。
 善と悪、正義と不正義・・・・。自分自身の中での問題なのかも・・・・・?