Movieな空間

映画大好き人間の気ままな空間です!!

多忙な中で・・・。

2006年12月29日 03時52分37秒 | Weblog
 今日から、年末・年始休暇に突入した!しかし、のんびりしてはいられない。やることがめじろ押しなのです。家の掃除、買出し等やらねばならない事が多い。まずは、掃除により、形を整えることから・・・、これが精神の清廉、静寂を生むのでしょう!精神に及ぼすには、形から入らねばならない。それが、精神に波及していき、一体となった調和を生む事になる。
 とは言え、この忙しい中でも、我が家のCATVはフル稼働状態です。年末年始は、TVも盛りだくさんである。こんな中でも、やはり映画を観てしまう。ムービープラスで『シャイニング』が放映されていた。懐かしい恐怖映画。この手の恐怖ストーリーはおてのものの、スティーブン・キング原作を、スタンリー・キューブリック監督が映像化した迫力ある映画。兎に角、作家兼管理人ジャック役のジャック・ニコルソンが怖い。鬼気迫る迫真の演技に、思わず画面に吸い寄せられてしまう。華やかかりし時代を経てきた名門山頂ホテル、しかし、このホテルには、殺戮の歴史が隠されていた。人気のない山中のホテル、周りは深い雪に覆われている。やがて、この暗い惨殺の過去に管理人は犯されていく。奥さんや息子に危機が迫る。この、迫りくる重圧感と、なんともできない閉塞感が、本当に息苦しい。斧をもった管理人に追い詰められていく家族、瞬時も目を移せない映像に、体が凝固してしまう。この映画で、移動式撮影技術が確立した。今では、当たり前の、ひとが逃げるのをカメラマンに固定した移動カメラで追尾する撮影手法。俳優と同じように、カメラマンも走るのだが、そのことで生じる映像のブレを吸収する手法を使い、画面ブレが皆無である撮影が確立した。広いホテル内を子供が三輪車で滑走するシーンやホテルの庭の雪に覆われた樹木の間を逃げ惑う子供を管理人の目線でカメラが追尾しての撮影シーンは、まさに、この技術の賜物なのです。レール等を使わずに、人による撮影が、臨場感を増幅させる。本当に怖いですね。
 今後も多くの映画が放映されていくのでしょうが、自分のスタンスを堅持して、観賞していこうと思うのです!