AKB48をめぐる妄想

AKB48にハマった私「カギ」が、好き勝手なことを述べるブログです。

チームK、4thステージ「最終ベルが鳴る」公演最終日について・その2

2009-04-07 02:41:16 | Weblog
 断片的なことを書き散らかす形になるが、とにかく少しずつでも書き進んでおこうということで。

 おやつでアンダーの大家さんが、チーズカツバーガーの話で泣いた。聞いていれば、ああ、当時の思い出が象徴されていた味だったんだろうなと想像できたし、実際その通りで、話としてはむしろ「良い話」だったのに、それを説明し切らないうちに泣いて言葉にならなかったのは、ちょっともったいなかった。あふれる思いを客席にきちんと伝える前に、自分一人の感情に溺れてしまうのは、ステージの上から「伝える」ことが仕事である人としては、あんまりほめられない。

 AKB48 で良く言われる「ステージ上で泣くな」というのは、何があっても絶対に涙するな、という意味ではない。かつてのチーム A なんか盛大に泣いていたわけで。でも、ステージの上にいる人として、なぜ泣かずにいられないのか、それをちゃんと客席に伝えることが「先」にあるべきなのだ、ということだけは憶えておいて欲しい。

 それはそれとして、大家さんもまた、この K-4th アンダーによって、大きく実力を伸ばした一人だったと思う。大きな体をいっぱいに使って思い切り踊れるセットリストのおかげもあるだろうし、秋元さん・宮澤さんのツインタワーのおかげで大家さんの身長が突出して見えないことや、なちのんの存在のおかげで大家さんのバラエティを目指す路線が浮かずに済むことなどに加えて、ひまわり後のチーム K が持ち得た「チーム K 的な輪と和の中に新しい仲間を取り込む」という特性によって、暖かく迎えられていたということもあるのだろうと思う。K-4th というのは、こんな風に何人もの研究生を伸ばすことのできたチームとセットリストだったというのも、私たちファンにとって記憶の残る点になるだろう。

 ちなみにその直後にコメントした小林香菜さんが、天才の片鱗を見せた。というか、私は昔から、そして今でさえまだ「実は小林香菜は日常から馬鹿のフリをし続けているだけで、本当は他人の5倍くらい頭の回転が速い説」を捨て切れず、頭のどこかに持ち続けているのだが、このおやつ公演でのコメントは、さすがにそろそろ忘れかけていたその疑惑が復活してしまいそうなほどすごかった。そもそも、歌詞で「♪おお~ばっかで~」とまで言われ、最強無敵のゆとりっぷりを発揮している小林さんが、「エアーお手紙」などという即興性の高い芸風を淀みなくこなせるというのが変だ。

 しかも、大家さんのダンスに「魅了されて」いるなんて、どうしてそんな難しい言葉使いこなせるんだよ(^_^;)。それでもまあそこまでは、もしかしたら誰かに書いてもらった予定原稿を振り仮名で読んで頭に入れておけば可能かも知れない。しかし、直前の大家さんのチーズカツバーガーの話をその場で盛り込めるあたり、絶対ただものではない。しかもだ、その締めに「そのチーズカツバーガーの味を一生忘れないでください」って、どれだけ的確で、きれいで、感動的なまとめ方なのかと。そういうのは私あたりがブログで出来事を「物語る」ときに使う言い回しだぞ(笑)。いやもー、これほどの天才である小林香菜がいれば、妄想ブログなんぞ要らんじゃないかと思ったよ(^_^)。

 なお、仁藤さん、大家さんが出演したのはおやつ公演だけだったが、石田晴香さんだけは千秋楽にもアンダーとして出演した。私の勘違いかも知れないのだが、全員曲でのポジションが、おやつ公演では小野さんのアンダー、千秋楽では成瀬さんのアンダーと、それぞれ違っていたんじゃないかという気がする。

 そのせいか、千秋楽の頭数曲は、例えばポジションにより右から起動するか左から起動するかが異なる場面で、明らかに迷って周囲を見回していた。また、立ち位置の移動や入れ替わりで、一瞬動きが淀む場面が散見された。石田さんには悪いが、たった一人しか休演していないのだから、集大成であるべき千秋楽に、そんなに練度の低い人を無理に出さなくても良いのに…というのが正直な感想だった。ただ、ユニット後の曲あたりからは調子が戻って来たのか、そうしたぎこちなさは減って、少なくとも足を引っ張っている印象はなくなっていた。

 しかし一方で、石田さん自身も彼女にしては珍しく ( 失礼 ) 謙虚にコメントしていたように、この千秋楽の 1 回に出たことは、石田さんにとっても大きな収穫であり宝になったのではないかという気がする。16 人がそれぞれのポジションを担いながら、全体としてステージを大きな一つの力として成り立たせて行く、ということを、同じステージ上で演じることを通じて体験できるのは非常に大きい。

 そして特に、この千秋楽では、必ずしもセンター付近ではないポジションのアンダーだったのが、なお良かったのではないか。石田さんは持ち味から言って、センターもしくはそれに準じるポジションを担うことが多いだろう。逆に言えば、16 人で成り立たせるステージで、脇を固めることの大切さを学ぶ機会は、もしかしたらあまり多くないかも知れない。けれど、こうしてアンダーによってその経験ができ、そして自分以外は全員オリジナルメンバーの、しかも千秋楽とい最高の場でその経験をしたことは、石田さんにとっては財産になることと思う。ご本人もそれを身を以て実感したからこそ、あの発言になったのだろうけれども。

 というわけで、今夜はここまで。

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