AKB48をめぐる妄想

AKB48にハマった私「カギ」が、好き勝手なことを述べるブログです。

東京ドームコンサート2日目の感想・その1

2012-08-25 22:33:16 | Weblog
 2日目の今日、急に個人的な用事ができてしまい(土曜日だというのに!)、30分も遅れて観始めることになってしまった。ものすごく残念だけれど、私には私の生活があるので仕方がない。中で観られるだけ幸せなのだから、ぜいたくを言ってはいかんよな。

 昨日、立ち飲みでかなり辛口のことを書いた後、しばらくして席が空いて座れたのだが、さすがに改めてノートPCを出す気にならず、もう1杯。どうも納得できない思いがわだかまったまま、もう1軒ハシゴして、締めにラーメン屋に寄って(ええしかも替え玉までしっかり食べましたとも)から家に帰ったら、エントリを書く余力もなくコテッと寝てしまったのだった。今日は昼前に起きてから用事に追われて夕方まで。なので1日目の感想その2を書く時間がなかったという言い訳(^_^;)。そのまま今日、2日目を観てしまったので、先に2日めの感想を書く。実質的に昨日の続きだけれど。

 昨日、映画「マトリクス」風の特に意味のない映像を2分間流して大道具を用意していた箇所では、みぃちゃんとさっしーが出てきて「秋元先生から『舞台装置の入れ替え時間が長いので峯岸と指原、場をつなげ』と言われたので」とネタばれしつつMC。開演前の、そうでなくてもいそがしく、テンパっているはずの2時間前に急に言われながら、東京ドーム約5万人を前にあれだけのネタを作ってMCができるのは立派。私が見た限りみぃちゃん主導だけれど、さっしーも上手く流れに合わせて盛り上げたし、また、みぃちゃんも相手がさっしーだからこそあの運びができるのだろう。私の観点からは、今日のMVPはあの2人で良い。

 でも、やっぱりあのセット(舞台装置)が1日で根本的に変わるはずもなく(それはもちろん明日も一緒だろう)、演出も細部しか変えようがない以上、1日目と同じ問題点は払拭し切れないまま続くのだろう。

 今回、セットというか、大道具というか、舞台装置はかなり凝っている。ステージの合間合間でさまざまの舞台装置を用意し、あるいは片付ける黒子スタッフの数もタダゴトでなく多い。東京ドームという大きなハコで、ふんだんに金を使って、なかなか観られないようなすごいものを作ろうとした、という意気込みはひしひしと伝わって来る。

 たとえば2日めでは(1日目ではなかった気がするんだけれど、私が見落としていただけだったらごめんなさい)、曲の途中でステージの一角に、グリーンを背景としてジェットスキーを置き、それにメンバーがまたがったところをクロマキー合成して波乗りしているような映像を作り出し、その場で映し出すという演出があった。1日目のモーションキャプチャといい、これといい、撮りおきでなく、ライブのその場で合成するというのは、失敗が許されないという意味でかなり大変であり、リスキーでもあるので、作り手側が相当に「善意」でないと、まずやらないこと、のはずなのだ。

 だけど今回、そういった意気込みが、ちょっと見当違いの方向に行ってしまった気がしてならない。一番の間違いは、メインとなるステージの作り方だ。ドーム球場という、左右からの見込みがかなりある会場でありながら、メインステージはさながら凸という字のように、左右が張り出して、中央だけが奥まっているという作り。しかも左右から扉が閉まったり、開いても全開にならなかったりするので、1塁側・3塁側とも、ベンチの上あたりよりも両翼に振れると、メインステージの奥はまるで見えず、何が起きているのかさっぱり分からないのだ。いきおい、ステージで使われる部分は前方の限られた幅の平面部分だけになり、せっかくあれだけ大きい会場でありながら、メインステージの奥行き感や高さをまるで生かせていないのだ。メインステージの高さの使い方という意味では、西武ドームの方がまだ良かったくらいだ。

 なんでそんな作りにしたのか考えてみると、初日の最初にメンバーがずらっと鶏舎みたいに縦横に並べて入っていたセットをはじめ、数々の大物の舞台装置を収納するには、ああいうステージにせざるを得なかったのではないかと思えてならない。だけどさあ、それ違うでしょ、と私は思うのだ。私たちは凝った舞台装置を見たくてコンサートに行くわけじゃない。歌い踊る彼女たちを見たいからコンサートに行くのだ。夢の場所だったドームでのコンサートで、メンバーたちが、その後を追って来た研究生や他グループのメンバーたちが、どう輝くのかを観たいのだ。必要なのは彼女たちの輝きを引き出し、盛り立てるようなお膳立てとしてのセットであり、装置なのだ。主役たちをどう引き立てるかという原則を忘れ、技に溺れた演出をしてしまったと思えてならない。

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