AKB48をめぐる妄想

AKB48にハマった私「カギ」が、好き勝手なことを述べるブログです。

春風亭小朝「イブはアダムの肋骨」公演初日に寄せて・その1

2015-09-13 21:24:23 | Weblog
 まずまずおもしろかった。だけど、あえて先に文句を言う。これは「こじまこセンターの公演」とは言えない。その焦点を絞り切れなかったことが、この公演の全体の印象を散漫なものにしてしまった気がしてならない。もったいない、それが私の第一印象だった。

 AKB48を長年見続けていれば、頑張っているのになかなか陽の当たらない子、というのをしばしば目にする。あるいは、一瞬だけ陽の目を見られたか?と思っただけで、またずっと「干され」続ける子もいる。この子にも一度くらいはセンターを経験させてあげたい、この子にも久しぶりに良いポジションで演じさせてあげたい。それは私はファン目線であるから、良く分かる。いや分かるどころか、私自身が何度そう思ったか知れない。もしかしたら小朝師匠も、同じように陽の当たらない子を知り過ぎてしまっていたのだろうか。

 けれど、セットリストを構成する側になったのであれば、選ばなければならないと思うのだ。誰かをセンターに据えるのか、それともポジションの良し悪しを最大限、平均化するのか。そこを中途半端にしても、あいまいな印象しか残せないだろう。そしてもし、誰かをセンターに据えることを選択したのであれば、心を鬼にして、ユニット曲以外のセンターは、原則としてその人に固定すべきだったのではないか。

 私は一時、大家さんにかなり肩入れしていた時期もあるので、大家さんが「8年やっていて初めて(MCで本人談)」劇場でのセンターを何曲か務めたことが、うれしくないわけがない。峯岸さんの「あの一件」の直後、バッシング吹き荒れる時期に行われた雑誌BUBKAの座談会で、峯岸さん復活の道のりは「(当時の)研究生を峯岸チームXに引き上げること」と、事実そうなる何箇月も前に発言して応援し、期待を寄せ続けて来たくらいなので、峯岸さんが何曲かセンターを務めていることが、うれしくないわけがない。それでもあえて言う。この公演は、こじまこにセンターを絞るべきだった。

 こじまこがチーム4を離れて、それまで次世代センターと期待されていた輝きが次第にくすんで行ってしまった時期を経て、久々にはっきりセンターと銘打たれたこの公演。メンバー発表のVを見た時に私が期待したのは、そして今日私が観たかったのは、もう一度、AKB48全体を背負って立つ次期センターに返り咲くこじまこだった。漠然とした次世代ではなく、もう次の曲でシングルのセンターを奪いに行く!という、圧倒的な魅力を放つこじまこだった。そういうこじまこを観られたのは、てんとうむChu!の1曲だけだった。でもその曲でこじまこの魅力が引き立つのは当たり前で、もう分かってるんだよ。一応言っておくと、こじまこのパフォーマンスは全曲、決して悪くなかった。だが、大きくなり過ぎたAKB48のセンターを担うには、もっと突き抜けた何かが欲しいのだ。

 初日のメンバーで良かったのは、何と言っても岡田(奈)さん。やっぱりセンター脇あたりでものすごいパフォーマンスでファンの目線を奪っていくのが彼女の本領。でも今日は必死過ぎないのが良かった。茂木さん、大森さんもほどほど良いポジションで、魅力を発揮している。ひらりー、田野ちゃんも良いパフォーマンス。わかにゃん、あべまはポジションは地味ながら、しっかりと良い仕事。みぃちゃん、ゆりあは安定のクオリティ。

 とりあえず第一報としてはこんなところで。

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