北海道探偵(興信所)社長の独り言 (株)アイシン探偵事務所

北海道の探偵が、日々の出来事を綴っていきます。

探偵事務所・帯広市のよもやま話 お父さん、いつもありがとう

2017年04月03日 | 帯広
(株)アイシン探偵事務所  代表の高橋です。


当社は帯広市を含め、北海道全域で様々な調査を承っております。


6月19日 午後10時10分・・・・


探偵のケイタイが鳴る。


電話の相手は去年、ご依頼をいただいたМさん。


探偵も仕事がちょうどひと段落したところだった。


探偵  「もしもし・・・高橋です」


Мさん 「ウ・ウ・ウ・ウ・ウ」


探偵  「Мさん、どうしました?」


Мさん 「エ・エ・エ・エ・エ」


「あの・・・・・」


「手紙がですね・・・・」


「Tシャツがですね・・・・」


Мさんは泣きながら、何かを言っていた。


今日、8歳の娘のWちゃんから父の日のプレゼントを貰ったそうだ。


プレゼントは近所のリサイクル店で買ったTシャツ。


そして、手紙には「お父さん、いつもありがとう」と書いてあったらしい。


Мさんは当時、紆余曲折があり、Wちゃんを引き取り、奥さんと離婚された。


Мさんは離婚後、仕事をしながら、必死にWちゃんと暮らしていた。


朝、5時に起きて、朝食を作る。


Wちゃんが学校に行く前に出勤。


仕事を終え、職場より急いで学童保育所にWちゃんを迎えに行く。


そして、家に帰り、夕食を作る。


その後、食事の後片付けをして、洗濯をする。


週末はスーパーに一週間分の食料を買いに行く。


とにかくめまぐるしく日々が流れていたそうだ。


たまにそんな日々をМさんは探偵に話されていた。


6月19日・・・ 父の日。


Wちゃんが自分のお小遣いから貯めたお金で


内緒で買っていたTシャツと手紙を渡してくれたそうだ。


Мさんはうれしくて、うれしくて、うれしくて、涙があふれてきたらしい。


Мさんは泣きながら、その日の情景を探偵に教えてくれた。







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