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グリーンブレーカーズ by 高木肥料店

農業の現場の おはなしなどなど。

キャッチコピーを つけたーい。

2022-09-14 22:28:14 | Weblog
キャッチコピーを つけたーい。
宮崎県と鹿児島県の境に鎮座する霧島山の東麓から南麓にかけて
周回し、南下して鹿児島湾に到達する国道223号線。その223号
線でのもっとも見どころとなる円形の火口湖である御池[みいけ]
のそばに、この夏鹿児島へ行くたびに利用していた自動販売機が
あります。

それが こちら。


 

そして この左側の自販機で、私が毎回購入していたのが・・・


   


3段ある棚のうちの真ん中の2段目、しかもその中央にある

   

ほっとレモン に なります。 

       

なんといっても1本50円、100円玉一枚、 ワンコインで
2本買えるというコスパのよさ
 が魅力だったんです。あっと
もちろん冷たく冷やしてあり、ドライブ中に美しい景色を堪能
しながら、とてもおいしくいただきましたよ。

ただ心配になった点がひとつ。

それは・・・本年の7月から8月はじめにかけて、この223
号線を4度ほど通行して、そのたびにこのほっとレモンを購入
できたという点。そこです。

 このおいしさ、この価格なら すぐに売り切れるはず

だとふんでいたのに・・・、自販機のど真ん中・目立った位置
にあるのに・・・、なぜに売れてないんだろうと不思議に思い
ましたよ。

そこで [販売者でもないのに笑・勝手におもいいたったのが]
やっぱり 売り言葉というか、ここはひとつ キャッチコピー
が必要だったのではなかったのかという点。 それです。 
キャッチコピーとはご存じのように カラダにピース とか、 
お口の恋人 とか愛は食卓にあるとか、 水と生きる とか、
ああいう名調子なフレーズですね。

で、自分なりにかってに考えた キャッチコピーが こちら。

 ■ 夏なのに ほっとレモン。
 ■ 安心してください、冷えてますよ。

と こんなかんじになったのですが、いかがなものでしょう。
押しかけ女房ならぬ押しかけコピライタなのですが、もし来年
も販売の機会がありましたならば、ぜひ使ってほしいところ 笑。

ということで今回は 商品シリーズのキャッチコピーについて
のおはなしでした。


晴れ 商品のイラストに関する回は こちら、定番農産物の
  商品の回は こちら、江戸時代のイラストの話は ​こちら
  となります。 ひきつづきまして よろしかったら。



51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg夢で終らせない農業起業」「 本当は危ない有機野菜」




コガネムシ、コガネムシ、コガネムシ。

2022-09-12 10:43:11 | Weblog
コガネムシ、コガネムシ、コガネムシ。

秋の虫の声が大きくなってくる9月。そんな夏の終わりの夜の
窓辺にガンガンガンと響きわたる衝突音。灯りに引き寄せられ
てくるコガネムシです。

      

そんな夜に飛来したコガネムシが卵をうみつけることが多いの
が、窓辺やベランダにおいた植木鉢。ということでそんなコガ
ネムシにやられたお花のはなし。よろしかったら。。

 ↓

秋雨が続いて日照不足の影響が心配されるなか、日々のお手入れの
効果のおかげで順調にそだっている[と思っていた]、今年の挿し木
で育てたラベンダー。

いま9センチ鉢 → 

そんなラベンダーの鉢のうち、一本が 一本だけが なんとなく
水あげが悪い。

ん、んっ? おかしいなと思いつつ、長年の経験から土の表面を
触ってみる。けれど 不思議な柔らかさではないので、水の量を
やや多くすることにして、その後の一週間ほど様子をみていたと
ころ・・・・

残念なことに 水あげの状態はそれほど改善されず、試しにと株
を持ってうえに引き上げてみる。

と、

スポンと抜けて、手にしているのは まったくといっていいほど
地下部のない状態のラベンダー。茎のみ! という残念な結果と
あいなりました。

土の状態は 一週間前とちがって これが驚くほどの ふかふか。

そのふかふかの土を ザルにあげて ふるってみたところ

   

コガネムシが8匹。一鉢のなか、まるまると太っていてましたよ。

農業でいえば、インゲンやダイズのマメ科の作物、今回のラベン
ダーをはじめバラやボタンなどのお花類、秋の果樹類や緑化につ
かう樹木類まで、コガネムシが好んで食する植物は さまざま。

萎れが出始めたときの対処では手遅れといった状況・状態を作り
出す生物ですので、毎年被害のでる圃場ではやっぱり予防が不可
欠ですねぇ。


晴れ 前回の ハーブにも虫はくる は ​こちら​。 
  虫がでた鉢の 鉢土の再利用方法については ​こちら​。
 

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜




定番商品はもちろん強い。だがしかし。

2022-09-08 22:08:24 | Weblog
定番商品はもちろん強い。だがしかし。
前回は イラストになった薩摩藩維新スターのめんめん を使った
[鹿児島県産山芋使用という副題のついた] かるかん風蒸しパン
ご紹介[こちら]でしたが・・・そういった地方の特産農産物を使用
する商品って、やっぱり魅力ありますよ。

かくいう自分も前回のように菓子パンを買いにいったときに、見か
けたら買ってしまう定番商品が まずは こちら。

 

そう、北海道ミルクパン です。 そして、こちら。

  

こちらは 沖縄黒糖パン。。

北の白いイメージの北海道のミルクと南の黒いイメージの沖縄の
黒糖を使用していると謳った商品なのですから、ブランドとして
は文句なしの一級品。地方特産の農産物をもっているということ
は なによりの強みなのだなと思い知らされます。
そしてこういった定番のイメージに対抗するには、前回の “鹿
児島県産山芋使用のかるかん風蒸しパンだよ、しかもパッケージ
には篤姫もいるよ“といった工夫も、ある意味必要になるんだよ
なって、納得もしてしまいます。

さて、そんなある日。

買い物にいき、いつもどおりにミルクパンか黒糖パンを買おう
として菓子パン売り場の棚で遭遇してしまったのが、こちら。

     

チョコメロンクロワッサンという名前のパンです。

チョコパンなのか、メロンパンなのか、はたまたクロワッサン
なのか・・・食品なのにたとえていいのかどうかわかりません
が、妖怪でいえばヌエみたいな、このネーミングやいかに。。

そら買わされましたよ わら。


晴れ 謎のネーミングの威力っていうのも、素晴らしいパワー
  を発揮するものですね。ちなみにあなたは、このネーミ
  ングから どのようなパンを想像されますか?
  正解は・・チョコ味のメロンパンの皮をかぶせて焼き上
  げたクロワッサンです[といわれてもわかりませんよね、
  ふつう]。
  
51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg夢で終らせない農業起業」「 本当は危ない有機野菜」




イメージに仕掛けられる。

2022-09-05 22:46:45 | Weblog
イメージに仕掛けられる。
イラストがあります。


まずは 若き侍。


 
そこに洋装の紳士が加わります。


  
さらに 聡明そうな壮年のお殿さま。

   
加えて、快活そうなお姫さまに加えて・・・・

犬をつれた坊主頭の巨漢がくわわれば  + 

そうなんです、
篤姫さまというか維新というか   

とにもかくにも 薩摩藩/鹿児島を イメージする方も多いことだろう
と思います。
                 

 さらにこちらのイラストに加えて

鹿児島の山芋を使った素朴な銘菓である かるかん を持ち出されちゃ
ったとしたら、


   

歴史好きや 篤姫ファン、斉彬ファン、せごどんふぁん、さらには
かるかん好きな方も含めて、このパン見かけたら買っちゃいますよ。
工芸品好きだとしたら、パンの上部のむらさき色のグラディエーシ
ョン文様が そう伝統の斉彬由来の薩摩切子を連想させるという手
の込みようですし[凝ってます]。

実際に2018年当時、この絵柄のパン、自分は探してもなかなか
手に入らなかった記憶があります。そして。こんな強力なキャラが
いっぱいの隣県である鹿児島県が ほんっとにうらやましいなあと、
おもいしらされてました。

ということで今回は、イメージ戦略に仕掛けられてパンを探したと
いうおはなしでした。ちなみにパンは、触れ込みどおりの蒸しパン
風味でとってもおいしかったのを覚えています[おもいっきり仕掛
けに釣られてました/わら]。


晴れ イメージ戦略って、はまればほんっとにすごいパワーを発揮
  しますよね。とくに農産物関係の仕事してると、ひしひしと
  実感すること多々でありまして。。ちなみに江戸時代のイラ
  ストのはなしは ​こちら​ 。

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg夢で終らせない農業起業」「 本当は危ない有機野菜」




農産物向きの・・・イラストのはなし。

2022-09-05 14:56:11 | Weblog
農産物向きの・・・イラストのはなし。
次回分関連で、過去分ですが、よろしかったら。
 ↓

美術館で 新茶のころに開かれていた展示会のパンフから・・・

               へたうまな絵.jpg

日本の美・発見3 茶 Tea - 喫茶のたのしみ - 」で みかけた
渋いお茶いろの色彩に、ほっこりとお茶を楽しむ人物像・・。

このイラストふうの人物像は 田能村竹田の 『木米喫茶図』からの
抜き書き。しかし、わたくしには、とてもとても現代ふうに思えてな
りませんでした。というか、わたくしは拝見したときに、現代の方の
作品だとばかり〔単にもの知らずなだけかもで、すみません〕おもっ
てしまったのです。
田能村竹田さんが、江戸時代1823年の文政6年に描かれたと知っ
て、ただただ びっくり。

お茶色のグリーンっていう色は、心にやさしい色なんですよね。
農産物のアピールには、こんなイラスト使うのも よきかも。


晴れ 新規就農を目指されている方で、お茶の世界もお好きな方
  でしたら 茶の栽培ももちろんですが、
  作庭や庭園樹、さらには座敷に飾られるお花栽培などの分野
  から 農業の世界に入るのも一興かも。
 
 51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」