栄養分のやり過ぎでは植物にも支障がでる。
12月05日の本日が国連の定めた「土の日/世界土壌デイ」とい
うことで、たとえば新聞の論説が一斉に ●土が痩せる ●土壌の
3割が劣化 ●土が化学物質で充満 などという、通り一遍的な
論調で満ち溢れているようですが・・・そんな土ばかりではない、
まずは土づくりという国を挙げたスローガンのもと、長年にわたっ
て 抗生物質や成長ホルモンのはいった大量飼育された家畜ふんを
多量に施用された国があり、土が痩せるどころか肥満し、作物
の生育に支障がでている場合もあるのですよ、さらには施された
抗生物質の影響で耐性を持ったウイルスまででてきている[こちら]
そして井戸水だってのめなくなるケースまででている[こちら]ので
す・・・という例を、できるだけわかりやすくとりあげてみました。
やはり植物にも、養分を取りすぎて、生育がうまく行かない場合
がある。そのような作物を食べ続けることによってヒトに影響が
でることもあるというはなしですので、よろしかったら、ご参考に。
↓
土に栄養が過ぎる状態が続く 〔土に養分が溜まりすぎる〕状態
が続く と・・・つぎのような作物の症状が 表れることがまま
あります。
● サトイモのイモがまったくなっていない
● ミカンを植えたが、実がならない
● サツマイモのつるだけがのびる
● イネがのびて、穂は遅れてでたが倒伏した
● お花の咲く時期に花がこない
● 大根などの根菜の根がねじ曲がる
● キュウリなどの果菜類の果実が変な形になる
こういった状態の代表的な事象は「樹ボケ」や「ツルボケ」など
とよばれてきました。
● 養分があればあるほど、吸っちゃう
● 栄養成長へと偏る
● 吸われた養分の相性により微量要素欠乏が発現
といったような身体を大きくするだけの方向や、微量要素欠乏が
おこりうる状態へと生育が進んでしまうわけです。
→ミネラル不足の野菜のできる理由は こちら。
では、どうすればいいのでしょう。
最初に土の検査をやって、その作物にとって必要な養分を検査す
るという方法があります。その後、検査で必要とされた養分しか
やらない。
また、土壌の検査に頼らない、耕種的な こんな方法もあります。
それは 生育にあわせて肥料を分けてやる。こと。
植付け前にある程度施して
↓
樹ボケ、ツルボケにならない程度の生育をはかり
↓
花芽がつきはじめた時点から
↓
植物が利用できる程度に少しづつ
↓
生育に合わせて肥料 をほどこしていく
と、いうやり方ですね。
というふうに、植物が利用できるくらいの適度の養分を やって
いくということが、 植物にとっても、ヒトにとっても、自然環
境的にとっても やさしい[こちら]ということになります。
さて、そして・・・
「有機」なら話は別だろうと かんがえているあなた。
有機の元肥一発施肥が、樹ボケやツルボケをひきおこす危険性は
一番高いんですよ。注意が必要です。たとえ実がならない植物
〔葉物のホウレンソウやコツナとか〕でも、硝酸が過剰になる場
合が多々ありますから、気をつけてくださいね。そして 生ゴミ
リサイクル肥料をつくられている あなた。この場合も同じです。
→ 家畜ふんの連年大量施用による過剰カリや塩分対策はこちら。
→ 牛ふんたい肥から除草剤成分の回は こちら。
→ 生物の 食性・生態をもかえた例 は こちら。
いじょう今回は「栄養分をやり過ぎたら、植物にも支障がでる」
し、「その支障がでた植物を食べ続けると、ヒトにもいずれ支障
がでる」というお話しでした〔これは放射性物質にもカドミウム
や水銀にも通じる話ですよね〕。
クリーニングクロップを植えるといったふうの作物栽培
方法もあります。これは 土に溜まっている養分を
作物を収穫することによって抜く という農法/農業です。
「夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜」
のの
12月05日の本日が国連の定めた「土の日/世界土壌デイ」とい
うことで、たとえば新聞の論説が一斉に ●土が痩せる ●土壌の
3割が劣化 ●土が化学物質で充満 などという、通り一遍的な
論調で満ち溢れているようですが・・・そんな土ばかりではない、
まずは土づくりという国を挙げたスローガンのもと、長年にわたっ
て 抗生物質や成長ホルモンのはいった大量飼育された家畜ふんを
多量に施用された国があり、土が痩せるどころか肥満し、作物
の生育に支障がでている場合もあるのですよ、さらには施された
抗生物質の影響で耐性を持ったウイルスまででてきている[こちら]
そして井戸水だってのめなくなるケースまででている[こちら]ので
す・・・という例を、できるだけわかりやすくとりあげてみました。
やはり植物にも、養分を取りすぎて、生育がうまく行かない場合
がある。そのような作物を食べ続けることによってヒトに影響が
でることもあるというはなしですので、よろしかったら、ご参考に。
↓
土に栄養が過ぎる状態が続く 〔土に養分が溜まりすぎる〕状態
が続く と・・・つぎのような作物の症状が 表れることがまま
あります。
● サトイモのイモがまったくなっていない
● ミカンを植えたが、実がならない
● サツマイモのつるだけがのびる
● イネがのびて、穂は遅れてでたが倒伏した
● お花の咲く時期に花がこない
● 大根などの根菜の根がねじ曲がる
● キュウリなどの果菜類の果実が変な形になる
こういった状態の代表的な事象は「樹ボケ」や「ツルボケ」など
とよばれてきました。
● 養分があればあるほど、吸っちゃう
● 栄養成長へと偏る
● 吸われた養分の相性により微量要素欠乏が発現
といったような身体を大きくするだけの方向や、微量要素欠乏が
おこりうる状態へと生育が進んでしまうわけです。
→ミネラル不足の野菜のできる理由は こちら。
では、どうすればいいのでしょう。
最初に土の検査をやって、その作物にとって必要な養分を検査す
るという方法があります。その後、検査で必要とされた養分しか
やらない。
また、土壌の検査に頼らない、耕種的な こんな方法もあります。
それは 生育にあわせて肥料を分けてやる。こと。
植付け前にある程度施して
↓
樹ボケ、ツルボケにならない程度の生育をはかり
↓
花芽がつきはじめた時点から
↓
植物が利用できる程度に少しづつ
↓
生育に合わせて肥料 をほどこしていく
と、いうやり方ですね。
というふうに、植物が利用できるくらいの適度の養分を やって
いくということが、 植物にとっても、ヒトにとっても、自然環
境的にとっても やさしい[こちら]ということになります。
さて、そして・・・
「有機」なら話は別だろうと かんがえているあなた。
有機の元肥一発施肥が、樹ボケやツルボケをひきおこす危険性は
一番高いんですよ。注意が必要です。たとえ実がならない植物
〔葉物のホウレンソウやコツナとか〕でも、硝酸が過剰になる場
合が多々ありますから、気をつけてくださいね。そして 生ゴミ
リサイクル肥料をつくられている あなた。この場合も同じです。
→ 家畜ふんの連年大量施用による過剰カリや塩分対策はこちら。
→ 牛ふんたい肥から除草剤成分の回は こちら。
→ 生物の 食性・生態をもかえた例 は こちら。
いじょう今回は「栄養分をやり過ぎたら、植物にも支障がでる」
し、「その支障がでた植物を食べ続けると、ヒトにもいずれ支障
がでる」というお話しでした〔これは放射性物質にもカドミウム
や水銀にも通じる話ですよね〕。
クリーニングクロップを植えるといったふうの作物栽培
方法もあります。これは 土に溜まっている養分を
作物を収穫することによって抜く という農法/農業です。
「夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜」
のの