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農業の現場の おはなしなどなど。

TPP交渉参加に関する政府説明会についてのはなし。

2012-07-11 19:14:20 | Weblog
TPP交渉参加に関する政府説明会についてのはなし。

3月の記事ですが、よろしかったら。・・・そして あれから 4ケ月たち
ましたが、河北新報さんのこの記事をみるかぎり、「国民に説明する」
といった政府の意向は、一向に進展していないように思えてしまいます。

 ↓

『TPP交渉参加に関する政府説明会についてのはなし。』

全国の市町村長会が、TPP交渉に参加することに反対の姿勢を示して
いるという状況の中で、『TPPに関する政府説明会』が全国で開催さ
れています。
たとえば 2月7日には 高知、2月16日には 宮崎、そして3月15
日には 鹿児島で開催といった具合です。

ちなみに宮崎大会には、説明者として 内閣官房内閣総務官室企画官が、
随行者として 内閣官房副長官補付内閣官房主査と、 農林水産省国際
経済課国際交渉官が出席されましたよ。

そのような政府説明会において、気になるのは会の内容ですが、

10年以内にすべての関税を撤廃するのが原則」など、これまで日本
が守ってきた分野に重大な影響があることは否定しないという説明は、
まあわかるとして、

会における説明のあとの質疑内容でどうしても気になってしまう部分で
あることで問題となっている混合診療や政府調達や農業などの分野につ
いての質疑の回答に

 「明らかでない
 「対象となる可能性は否定できない
 「さらなる約束を求められる可能性はある
 

といったTPPを語るうえで定番になったともいえる言葉を説明として用
いることの多い回答には、正直いって落胆させられました。さらにダメ
押しには、こんな 常套句です。いわく・・・

 「議論にはなっているが、首相は守ると言っている

なんですもの/笑〔まるでひとごとですよね〕。

しかし、そんな会の内容であってもですね、参加して確信したことは
ありました。それはこの会についての認識です。

 会の内容がお粗末すぎると、「内閣によるTPPのPRの場であるは
 ずの説明会」は、県民あげてTPPに反対する姿勢を政府に示す会


に変貌しまうという事実です。これを知ったのは収穫でした。

ちなみに鹿児島の説明会を伝えたニュースは こちら 。


◎ とはいったものの会を重ねるうちに、内容が進化するやもしれません。
   お近くで開催される場合は、ぜひ、あなたも ご参加を。

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg 「夢で終らせない農業起業」「 本当は危ない有機野菜