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農業の現場の おはなしなどなど。

仏陀の乗り物といったら。

2023-02-16 17:22:06 | Weblog
仏陀の乗り物といったら。
神さま・仏さま の 乗り物シリーズ[前回分こちらこちら] として
2013年分ですが、よろしかったら。
 ↓

4月8日の花まつり、仏陀のお誕生日ともいわれるこの日『平山郁夫
/シルクロードの軌跡展』にでかけた私は、お目当ての仏像展示をし
げしげとみていたのでありますが、

          展示仏.jpg

この写真に写した像のお姿をみたときに、なにかただならぬ気配を
感じてしまったのです。 像というよりも、そう、この陰の部分に。

 ゾワッ.jpg


そしてそのただならぬ気配の原因は・・・影の形に加えて、像を正
面からではなく、斜めの方向から見たときにわかりました。


  坐像正面.jpg横から坐像.jpg

仏陀の頭にあるのは、まさしく目鼻に口もあり、しかもに視線をお
くっている生き物の顔。さらにはその顔から下の部分を確認すべく、
下の方向へ視点を動かしていけば・・・

   この生物は.jpg



仏陀の光背 だけではなく仏陀のお座りになっている台座もまた、
この生きものの身体であることが、やっと私にはわかったのです。


 ウロコのある台座 2.jpg

こちら、この台座の部分には、はっきりとしたしウロコの文様。
この長い身体を持ち、ウロコで覆われている生きものといえば
蛇/ヘビ

仏陀は台座に座っている・・・というよりは巻いたドクロの上に
乗っておられるのでした。

そうなんです、正式にはこのヘビの名前は蛇神ナーガ。仏陀は
「ナーガ上の仏陀坐像」と つけられた像のタイトルどうりに、
トグロを巻いたナーガの身体の上に乗られて座禅をされていた
というわけですね。

ちなみにカンボジアのアンコールトムから出土したとされている
この「ナーガ上の仏陀坐像」にみられる造形は、カンボジアやラ
オスなどの国々では、よくみかけられものだということで・・・


  ウロコのある台座.jpg

展覧会からかえって調べてみれば、今回ご紹介した「ナーガ上の仏陀
坐像」よりも、光背が よりヘビらしくあり、しかも台座にはもっと
はっきりとウロコ文様が確認できるという、わかりやすい仏像の画像
もたくさん発見したのでした。

そしてなかには仏陀というよりも蛇神ナーガを強調したかったような
こんなになった像[主客転倒な]もあるということで ↓






のののののののののののののの+ 主客転倒.jpg

ただただ びっくり。

いじょう今回は『平山郁夫/シルクロードの軌跡展』で見た「ナーガ
上の仏陀坐像」でであった仏陀の乗る蛇神ナーガのおはなしでした。


晴れ ちなみにナーガの伝説は・・・成道後の仏陀がなおも樹下で
  禅定を続けていると、風雨のひどくなることがあった。そこ
  へ蛇神ナーガが現われ、その大きな体で仏陀を七重に取り巻
  き、また七つの頭で仏陀の頭上に大きな傘を作り、仏陀を守
  ったということらしいですよ。最後の写真のどでかいナーガ
  であったなら、先日の爆弾低気圧でもしのげそう。ですよね~。

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg 「夢で終らせない農業起業」「 本当は危ない有機野菜

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