グリーンブレーカーズ by 高木肥料店

農業の現場の おはなしなどなど。

コウモリといえば益獣だったのだけれど。

2021-09-16 23:54:32 | Weblog
コウモリといえば益獣だったのだけれど。
昨日の夕方。

資材倉庫の電動シャッターを閉めようとして、倉庫の壁について
いる扉のスイッチを押そうとしたそのとき



8センチ四方のおおきさほどの、黒い布切れふうの物体が足下に
転がっているのに気づいた。



コウモリだった。

鼻の穴をまる見えにして、アゴをおもいっきり上につき上げる形
で、すでにこと切れている。みたところ、まだ若い個体。

そして気になるのは、今月にはいって2頭目の死体であることだ。

ひとむかしまえ、そう5年ほど前であるならば、まあゴム手袋を
装着するくらいの軽装備で拾い上げ、軽く掘った穴に土葬するく
らいのことが普通のことだったのだけれど、

 

今回は今月にはいって2頭目ということもあり、前回よりも万全
には万全を期して、 上下のカッパをきこんだうえに手袋+長靴
の完全装備で、

まずは遺骸と、遺骸があった周辺にまんべんなく消毒スプレーを
散布し、スコップや取りバサミを使って回収した遺骸をより深く
く掘った穴に埋葬しました。もちろん遺骸のコウモリに触れたか、
触れた可能性がある用具類すべてにも、まずは消毒スプレーを散
布したうえで洗浄。その後、用具を太陽光のもとで風乾したあと、
再度消毒スプレーを散布後に収納しました。

・・・今回のいっけん大袈裟すぎる対応をとった理由はもちろん
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策。『SARS-CoV-2
は中国のコウモリを起源とする可能性があり、ほかの動物を介し
てヒトに広まった』という説がある以上は、用心するにこしたこ
とないですものね。またヒトのコロナウイルスが逆にコウモリに
感染し被害を広げる可能性だってありますし、またひょっとして
この亡くなったコウモリが国外からやってきた個体である可能性
だって ないとはいいきれないはずですし[国外からやってくる
ウンカのはなしはこちらツマジロクサヨトウのはなしは​こちら​]。

もうしばらくの辛抱であるとはおもいますけれど、なんというか
心配しなければならないことが多い世の中になってしまったもの
ですね。


 晴れ 新型コロナウイルス感染症がおさまるまでは正義の
   味方だったはずのバットマンや黄金バットも いま
   は肩身が狭いことでしょうね~。じつにお気の毒です。
   いっぽうジョーカーや怪人ナゾーは おおよろこび?

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜