グリーンブレーカーズ by 高木肥料店

農業の現場の おはなしなどなど。

夏場の風物詩といえばホオヅキ。

2019-08-02 11:39:48 | Weblog
夏場の風物詩といえばホオヅキ。

夏場の7・8月期に出荷される宮崎県の代表的な農産物として有名
なのはなんといっても早期栽培の宮崎コシヒカリなのですが・・
それとは別に 県の中央部の日之影町・諸塚村・西米良村・日南市
北郷町、そして木城町山間部を中心に栽培されているのが こちら。


      

ホオズキです。
お盆用として栽培され主として県外に出荷されていきますよ。

さて、このホオヅキ栽培。たいへんなのはなんといっても高温。
トマトやキュウリにピーマンといった春の終わりまでに収穫が
終了する果菜類のハウス栽培とちがって]過酷ともいえる夏の暑
さのなかの栽培となるのですから、管理作業には骨が折れます。
またそれは 受粉作業に携わるマルハナバチ[​こちら​]にとって
も同様で・・・とく異常な高温がつづく年などの管理作業という
観点からみれば それはまあ いちかバチか みたいな、そんな
作型にあたるのかもしれません。

しかしそんな努力のかいもあって生産され出荷されていくホオヅ
キの需要は好調。あなたのお近くで毎年開催されているであろう
初夏の風物詩である“ほおずき市”のホオヅキのなかにも、きっと
宮崎生れがあることと思われますよ[生産量は全国トップクラス
といわれ
てますから]。

ちなみにこちらは今年のホウズキ。

    

今年の3週間も続いた長雨と、昨年に来襲した台風24号の激甚
災害被害を乗り越えられて作られたいっぴんとなります。

そんなホオヅキをシキミといっしょに仏花として飾ってみました♪

といったわけで今回は、お盆前に出荷される宮崎の農産物として
のホオヅキ。についてのご紹介でした。


晴れ ・・・市場において一定以上の評価を得る作物を育てる
  ためには努力がいること、これはあたりまえのことでは
  ありますが、ホオズキのこのあかいあかい色あいをだす
  のは生産者の血と汗なのかもしれませんねぇ。もちろん
  評価されて高値ともなれば、その先にまっているのは生
  産者の笑顔となりますけれど。

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染





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