グリーンブレーカーズ by 高木肥料店

農業の現場の おはなしなどなど。

山の伐採。その後。

2016-02-28 01:47:28 | Weblog
山の伐採。その後。

中国をはじめとする国々の要求/需要にこたえる形で、日本の木材の主産
県である宮崎県において ここ2年ほどの間に急激に進められてきた山の
樹林の伐採。

「2015年2月」と、その後1年間経過した「2016年2月」の山の
状態はつぎのようになります。


 山 1

 ↓
 北郷1

別の角度からみた写真がこちら。

 北郷2 北郷3

一時ほどの速さではないのですが、この山ではかなりのスピードで伐採
が進められているのがわかります。

・・・このまま伐採はすすめられていくのか、あるいは外電で巷に伝え
られているように中国経済の減速にともなって伐採のスピードがおちて
いくのか。

ある意味世界経済をあらわしているかのような来年・そして再来年のこ
の山の様子は如何に。


◎ バイオマス発電の振興にともなう、燃料としての木材資源の
  需要も伸びていたのですが、それにブレーキをかけた形とな
  っているのが世界的な石油価格の下落です。こちらのほうも
  これからのこの“山”のかたちに おおきな影響をあたえそう
  です。

 51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染




動き始めた木材需要。

2016-02-28 00:47:19 | Weblog
動き始めた木材需要。K

昨年の同時期の回ですが、次回の参考分として再掲載です。

 ↓


日本を代表するスギの丸太の主産県である宮崎県。 そんな宮崎県の[主要な
国道や県道ではなく
]山間部の農道などを走行していて目につく風景が、これ。

のの 山 4

そう、伐採された丸太。

 山 5

ちかよってみると、かなりの量であることがわかります。

のの 山 6

径もけっこうでかい んですよね。

この集積してある丸太のある場所から、車を離しつつ

のの 山 3

すこしづつ・すこしづつ 遠くに離れて

ののの 山 2

ズームアウトしていくと・・・

のののの 山 1

このように、あたり一面が伐採された[数年前には予想すらできなかった
このような光景が広がります。

そう、いま宮崎県では、丸太の需要が[急・急・急増というかんじで]急増
しているのです。

そして木だけに気になるのは、この丸太の需要急増の理由ですが

 ■ ここのところの円安による外国産材のコスト高による需要減
 ■ 低質材を原料とするバイオマス発電施設[現在県内5ケ所]の稼働開始
 
そして、なんといっても

 ■ 中国向けの輸出急増

などがあげられています。この中国向けの輸出を数字で追うと

 2012年  2013年  2015年
 6000弱  23910  50000強 [立法m]

となるのだそうで、そのあまりの増加ぶりには驚かされるしかありません。

それは、「伐採された山を みるようになってきたわけだな」と、だれしも
を納得せしめる数字でありました。

つづく。


◎ そして価格ですが 県の森林市場によれば 12年度・8300円、
  13年度・10300円、そして14年度は12000円になった
  のではないかと予想されています。 → 参考資料は こちら 。


 51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染