グリーンブレーカーズ by 高木肥料店

農業の現場の おはなしなどなど。

水田の水からも鳥インフルウイルス。

2014-12-09 10:42:04 | Weblog
水田の水からも鳥インフルウイルス。

11月30日に弱ったマナズルから強い毒性を持つ鳥インフルエンザウイルス
が鹿児島県で検出されました。そして12月6日。こんどはこのツルが見つか
った場所から西におよそ2キロ離れた水田の水から、同じ型のウイルスが検出
されました。 ニュースの詳細はつぎのとおり。

『鹿児島県出水市の、国内最大のツルの越冬地では、先月末、弱ったマナヅル
 1羽から強い毒性を持つ鳥インフルエンザウイルス「H5N8型」が検出さ
 れました。
 その後、このツルが見つかった場所から西におよそ2キロ離れた水田の水か
 らも鳥インフルエンザウイルスが検出されたため、鹿児島大学で詳しい検査
 をした結果、強い毒性を持つ同じタイプの「H5N8型」と分かりました。
 この水田はツルがねぐらにしていて、環境省は、最初に弱ったツルが見つか
 った場所や水田から半径10キロを野鳥の監視を強化する地域にすでに指定
 しています。
 鹿児島県などによりますと、今のところ、周辺の養鶏場や野鳥に異常は見ら
 れず、飲料水などへの影響もないということです。鹿児島県や環境省は、死
 んだ鳥や排せつ物に素手で触れないよう呼びかけるとともに、周辺での監視
 を強化することにしています。 → 映像付きのニュースはこちら。』

ということです。

ニュース中にもありますが、野鳥の監視を強化する地域を拡大するとともに、
周辺の養鶏場や野鳥の監視を強化することは、いつにもまして重要だと今回
は特にそう思います。


そう強く思う理由、それはふたつ。

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夏でも発生した韓国。

ひとつめは、狭い海峡をへだてただけの韓国で、鳥インフルエンザが夏でも
発生しはじめていること。→ こちら

そして、もうひとつ。

のののののののののののののの
最新施設でもPED

それはやはりウイルス性の家畜伝染病であるブタのPED/豚流行性下痢の
世界的な大発生のなかにあって、[口蹄疫を教訓にして最新の施設を擁して
いるはずの
]宮崎県の県畜産試験場においてさえもPED/豚流行性下痢が
発生してしまったという事実があるためです。

前々回・前回分は こちら と こちら です。


◎ いまや世界各国で勢いを増す[人畜共通となる可能性のある]感染症。
  鳥インフルエンザに関する厚生労働省のページは こちら
  米国でのPED/豚流行性下痢に関するページは こちら

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg 「夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜