グリーンブレーカーズ by 高木肥料店

農業の現場の おはなしなどなど。

ハーブな生活といえば。

2013-05-09 19:15:49 | Weblog
ハーブな生活といえば。

ハーバルライフといえば思い出すのが、これ。

修道院の薬草箱』という本です。    

修道院で栽培されてきた、伝統的な70種類の薬草を取り上げ、それぞ
れの働きや使用法、適応症について紹介した本です。
ハーブティーや入浴法など、植物の有効成分を最大限に引き出す100
以上のレシピが、頭痛、胃もたれ、風邪といった症例に応じて紹介され
ていますよ。

自然療法への関心が高まる現代において、家庭でも安心して実践できる
手引書として、私たちの心身にやさしく手を差しのべてくれる一冊であ
るといえるでしょう。興味を持たれた方は、よろしかったら。

  修道院 .jpg 

そして、修道院です。

遠い昔から修道院の施設で育てられてきた薬用植物は、本にもあるよう
に、修道士の手によって育てられるとともに、いろいろな病気の治療に
用いられてきた過去があります。そう、修道院の修道士はいまでいうと
ころの、お医者さん的な役目を果していた面があったのですね。

なかでも、とくに植物毒による死亡事故や事件に対して現代の法医学
者みたいな役割を果していた修道士もいたはず
・・・という前提のも
とで、書かれている物語があります。

それがエリス・ピーターズ作の 『 修道士カドフェル 』 です。 
この連作歴史ミステリーのテレビ版は、 こちら 。 

主人公のカドフェルは、イングランドの聖ペテロ・聖パウロ大修道院
の薬草園を管理してる修道士・・・薬草に関する知識が豊富で、自分
で調合した薬で治療も行い、治療を目的として修道院の外にもたびた
び出かけて
いきます。

修道士にしてはある意味世俗に長けた、裏の顔のありそうな人物とし
て描かれているのですが、が、そこは 作者のエリス・ピーターズさ
んもうまいもので/笑、「修道士になる前は十字軍に従事していた兵
士であり船員であった
」という粋な設定がなされてます〔おもわず納
得させられたり〕。

薬草や毒草、そしてミステリーとヒストリー好きな方にはお薦めの
物語です。

というわけで、修道院で栽培されてきた薬草を紹介した本と、その
修道院で薬草を扱った役僧/笑を主人公とした物語のご紹介でした。


◎ カドフェルのプロファィラーぶり。みものです。

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染