くも膜下出血で巨人軍の
巨人軍の木村拓也コーチが亡くなった とのニュースを知りました。
私はプロ野球には疎い人間ですが、
倒れられたニュースを聞いてからとても心配しておりましたが、
37歳という若さで亡くなるなんて、本当に残念です。
ずっと忘れていたのに、
20代の若さで、同じ、くも膜下出血で突然亡くなった
同級生も思い出しました。
これからという時に、いきなり命を奪われてしまう人たちの無念さ、
木村コーチのご本人の無念さと、
残された小学生のお子さん二人と3歳の幼いお子さんの
三人のお子様と奥様のことを思うと、
感情が凍結していて、他人のことではめったに涙が出ない私も
さすがに胸が締め付けられ、
自然に涙が出てきました。
謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
このことがあってから、
急に脳ドックの検査をする人たちが増えたと
テレビで報じていました。
若い世代のくも膜下出血はもともとあった、脳動脈留などの破裂が原因だそうで、
前兆は直前までほどんど感じないそうです。
ご家族に、過去に脳動脈留やくも膜下出血を発症した人がいる人は
脳ドックなどの検査での注意が必要だそうです。
その、直前まであまり感じないといわれるくも膜下出血の前兆というものを今回少しだけ
知りました。
その症状を知って
驚きました。
私が経験した脳脊髄液減少症の症状と、
とても似ていたからです。
くも膜下出血の前兆とテレビで放送していた内容と、
脳脊髄液減少症の私が経験した症状を並べて書いてみます。
( )内が脳脊髄液減少症の私の症状です。
1、バットで殴られるような、主に後頭部の今までにない頭痛
(脳脊髄液減少症の私の場合は前頭部の激しい頭痛、または激しくはないけれど、
いつも重い兜をかぶっている感じの頭重感がありました。
それも事故直後はなく、からかなり時間がたってからその症状が少しずつ現れてきました。)
2、突然起きる、肩や首の激しいこり。
(私の場合は事故後しばらくして、ガチガチの肩こりに苦しみました。
首から肩までの筋肉、背中の筋肉が硬直するかのようでした。
マッサージ師に、そのひどさに驚かれました。)
3、寝違えと違って、首を動かさなくても首がつったように痛む。
(私の場合、寝違えのような首の痛みが、常にあるような時がありました。
枕のせいかと、枕を何度も変えたりしました。)
4、片方のまぶたが開きにくい
(私の場合は両方のまぶたが重くて目が開いていられない症状がありました。)
5、光がまぶしく感じる。
(脳脊髄液減少症でも光が非常にまぶしく感じます。)
などなど・・・・・
同じ脳に関する病のせいか、
似ている症状があることに驚きました。
未破裂動脈瘤で起きるとされる、
物が二重に見える、と同じような症状も
脳脊髄液減少症の私は経験しており、
脳脊髄液減少症とわかる前は
一過性脳虚血発作(TIA)の症状である
片方の手足の脱力、
ろれつがまわらない、
などに、自分の症状がそっくりだったため、
脳のどこかで一時的に脳梗塞が起こっては回復することを繰り返しているのかもと思い、
検査を受けましたが異常なしでした。
今思えば、脳脊髄液減少症の症状だったのだと思いますが、
その当時は
一般的な脳CT検査、MRI検査では異常が発見できない、
脳脊髄液減少症などという病の可能性については、
脳外科医も気づけない時代でした。
まさか、脳脊髄液が漏れていて、そんな症状が出ていたとは、
複数の脳外科医も複数の神経内科医も、
そして何より患者の私も、
想像もしませんでした。
脳脊髄液は毎日変動し、気圧の影響などで、脳脊髄液減少症の症状も日々変化していたのだと思います。
激しい頭痛、
TIAのような症状、
脳神経外科に行って、脳の検査をしても異常なしと帰される。
脳ドックに行って検査をしても、
異常なしと言われるが、
光がまぶしい、
物忘れ、
原因不明の手足のシビレ、
ろれつがまわらない、
手足に力が入らない、
日常生活音が異常に変化して不快になるなど、聴覚が過敏になる。
など
おかしな脳神経症状が続き、
脳外科をはじめ、いろいろな科の医師の診察や検査を受けても
それでも異常なしと言われたら、
一度は脳脊髄液減少症を疑って、
脳脊髄液減少症の専門医を受診して相談することをお勧めします。
脳脊髄液減少症をたいしたことのない、死なない病だと
軽んじる医師もいるようですが、
決して軽んじられるような病ではないし、
早期発見、早期治療が大切な
時には命にかかわる病だと
私は自分の経験から思います。
くも膜下出血を未然に防止するため、
脳動脈留を発見するための
脳ドック検査も大切ですが、
その脳ドックでは見逃されやすい、
脳脊髄液減少症という病もあることに
注意してほしいと思います。
ここのところ、
生きていることに疲れてきたというか、
死にたくはないのだけれど、やりたいことはまだまだたくさんあるのだけれど、
この脳脊髄液減少症患者の置かれた厳しい現実の世界から逃れたいという思いで、
早く自分の寿命が尽きてしまわないかと、
早く人生が終わってくれないかと、
願ったりしていた私でしたが、
自分の意思とは無関係に、
いきなり命を奪われてしまう人を知り、
改めて、ご本人の無念さと、ご家族の悲しみを想像した時、
少なくとも自分は生かされているのだから、
苦しくとも、負けずに、精一杯人生を全うしなければいけない、
とりあえずでもいいから、
とにかく生きなければいけないと思い直しました。
不思議な半身麻痺
脳脊髄液減少症患者さんへ
「くも膜下出血 前兆」で検索してみてください。
脳脊髄液減少症患者と似たいくつかの症状が
見つかると思いますから。