突然・春日記

2006年の4月からはじめた
このブログ。
よく続いてるもんだ!

な~んだッ

2007年01月14日 | 植物
やっと更新ができます。しばらく接続不能でしたから…
家に帰って数日ほど光に接続できたので安心して病院で使ってたモバイルを解約したとたん接続不能状態におちいり「??なぜ??」と相変わらず使いこなせていないアタシは「分からん…」とお手上げに。それでもモバイルが解約できるまで数日は遅いながらも接続できてたんですけれどねー。
はっはっは。光に接続していた無線の電源がOFFになっちゃってました。てっきり変な操作をして繋がらなくなっちゃったんだと思い込んでて電源なんて考えもしませんでした。
こんなオトボケのアタシがPC教室に通ったとして…う~ん。もしかして初級教室からのスタートになるかもしれません電源の入れ方から教えてくれると聞きましたそれもイーかも。

そんなこんなの数日間、何をしていたかというと多肉ちゃん達のカビ取りです
(小さくて軽いからね)
ちなみにカビも取れたけど美しい銀の粉もふき取られて別の品種のようになっちゃった子もいます。
入院中に母にメールで多肉ちゃんを室内に入れておいてとお願いしていたら、なんと小さなビニールハウスが縁側に設置され多肉達はそのハウスの中でカビてたんです白カビ黒カビ緑カビとオールスター総出演の豪華さに加えて、プクプク太った白ダニ(?)も特別出演。
一番ヒサンだったのは小梅ちゃんにもらった花筏ちゃんでした。花も咲いてるのに思わず顔を背けてしまう豪華さ。小梅ちゃんゴメンなさーい
こんな真冬にカビ取りと称して触りまくったので葉がポロポロと取れちゃいました。セルトレイやプリンのカップに葉っぱを並べまくってまーす春には寄せ植え作るのだ。増えろ~多肉ちゃん達

  マンリョウ
万両はヤブコウジ科ヤブコウジ属の常緑小低木。正月の縁起物ですね~。
夏に白い小さな花を咲かせますが、ちゃんと見たことがありません
ウチではなぜか千両が上手く育たないけれど、いまのところ万両と同属の十両(ヤブコウジ)は順調に育ってくれています。
(ただし十両は花も咲かなければ実もなりません。もしかしてニセモノ!?)
以前「千両と万両の違いが分かんない」と話題になったときに「千より万の方が重い。実が重くて葉の下についたのが万両」と覚えるように教えてもらいました。なるほどね~
そぅそぅ、だれか百両(カラタチバナ)育ててませんか~種まきしてみたいです

早春の花

2007年01月09日 | 植物
そして寒い中 咲いていました♪久々に我が家の花です
ロウバイ
蝋梅はロウバイ科ロウバイ属の低木。梅と書いてもウメではありませーん。
新春に輝くように咲くこの小さくて爽やかな香りの花が大好きで、今の場所に引越ししたときに一番に植えました。随分と大きくなったわ~風格が出てくるのにはあと10年くらい待たないとダメですけれどねまだチビちゃんです。
ウメ・スイセン・ツバキと並んで雪中の四花と呼ばれています。
我が家で四花を愛でたいと思っていたんですがウメがね…咲かないの。敗因は花梅ではなく実梅を植えちゃったコト花期が違いました。

植物の話題は少しずつねっ。多肉ちゃんがカビだらけですからうひー

帰ったぞ~♪

2007年01月09日 | 健康
退院しました(^^*)ノ

なかなかPCをさわる事ができなくてブログの更新ができないまま2日もたってしまいました。しかも光に再接続できません。ダイヤル回線で繋いでいるので速度が遅いままです
退院日は爆弾低気圧と言われた例の寒波が広島を襲った日朝は一面の銀世界でした。
迎えに来てくれた母曰く、地元・愛媛しまなみ街道も雪の気配は全くなかったのに本州に着いてみたら雪がチラつき高速のインターは広島が通行止めで大渋滞だったそうです。
帰り道こそ渋滞は無かったけれど大雪。車は冬使用(チェーンも無い)じゃないもんね~怖かった。やっぱり愛媛は南国なんでしょうか。雪なんて降ってませんでした。
帰った日は疲れてパタン キュー
自宅で松葉杖を使うのは至難の技ッス。
「物に杖がぶつかって危ない&杖無しで歩いたほうがラク」ってことが発覚しました。
最初から予想(↑)してたけど…足に荷重をかけないために自分との闘いになりそうな雰囲気になりつつあります。キヲツケロ!!


愛犬 百合ちゃん
大喜びで出迎えてくれたのアタシを忘れてなかったのね
(相変わらず写真写りが…いつになったら可愛い写真をアップできるのか?)

そして寒い中 咲いていました♪久々に我が家の花です
ロウバイ
蝋梅はロウバイ科ロウバイ属の低木。梅と書いてもウメではありませーん。
新春に輝くように咲くこの小さくて爽やかな香りの花が大好きで、今の場所に引越ししたときに一番に植えました。随分と大きくなったわ~風格が出てくるのにはあと10年くらい待たないとダメですけれどねまだチビちゃんです。
ウメ・スイセン・ツバキと並んで雪中の四花と呼ばれています。
我が家で四花を愛でたいと思っていたんですがウメがね…咲かないの。敗因は花梅ではなく実梅を植えちゃったコト花期が違いました。

植物の話題は少しずつねっ。多肉ちゃんがカビだらけですからうひー

骨髄移植について ①

2007年01月07日 | 健康

最近、私のブログが突発性大腿骨頭壊死症という同病患者さんの目にとまっているのかもと感じています。私が病名も受けた手術方法についてもブログできちんと書いていなかったにもかかわらずデス。
少ないキーワードから検索され、訪れてくださる方々の努力には頭が下がります。私がそうであったように皆さん大きな不安を抱えて治療方法を探している状態なのでしょう。
ところが辿り着いてみたら病気や手術に関する情報が少ない&知りたいことが書かれていないとガッカリされたことと思います。
情報を求めているであろう方々のため今回、私がわかる範囲で情報をプラスし、同病患者さんが集う掲示板へも勇気をだして書き込みしてみます。掲示板からこられた方、私PCもネットも初心者でイタズラ等あった場合は対処不能ですから、凹むほどイタズラが多くなればコメントなど削除・書き込み不能の措置をとらせていただきます。超・優良スレの板でも2chですから心配なんです。杞憂におわりますように…。


私が選択した手術治療・手術適用範囲
自家骨髄液を用いた細胞治療です。広島大学病院にて手術を受けました。
正確な手術名かどうかは不明ですが「骨髄単核球(骨髄単核細胞)移植術」と呼ばれているようです。広大で大腿骨頭への骨髄単核球移植がスタートしたのは2005年夏ごろと聞いた記憶があり、私が手術を受けた2006年11月末で症例としては20関節未満の臨床試験段階の術式です。
 ※この単核球を用いる術式以前にも前段階として単核球以外の自家骨髄液を移植した症例が数関節あったようです。現在はおこなわれていません。
手術の適用範囲はタイプにかかわらず、ステージ1~2で骨頭圧潰前の初期段階が望ましいとのことです。私は紹介状を持って広大の初診を受けたとき両股関節ともにタイプC1・ステージ2でした。
ステージ3Aでの手術の適応は微妙。強く希望して手術を受けた方もいらっしゃいます。また場合によっては骨切り等との併用手術が選択されるかもしれません。
3Bや4になると教授は骨髄移植手術を選択しない確立が高いと予想されます。

両股関節ともに治療が必要な場合、骨頭温存術でも人工関節の手術ででも片関節ずつ、ある程度の期間をおいて手術しますから治療に複数回の入院&リハビリが必要ですけれど、骨髄移植の単独手術は両関節一緒に一度に施術できますから手術台へのぼるのは一度で済みます。
手術で使うのは自分の細胞ですから移植片対宿主病(GVHD)の心配はありません。もちろん免疫抑制剤の投与もありません。

片関節へ骨切り術を施術したついでに、切った骨へも同時に骨髄移植を施術することも可能です。片関節に骨切り術(or人工関節置換え術)を施術したついでに、もう片関節には骨髄移植術という方法もあります。
同上の併用手術については「ついで」という書きかたは悪いですが理解しやすいかと…。手術時間は骨切り術などの手術所要時間に+40分(片関節あたり)の移植手術時間がプラスされるだけなのです。
 ※私の手術時間3時間のうち半分は細胞を機械で分離しているだけの待ち時間です。
また、この骨髄移植術は壊死のタイプ(範囲の大きさ・広さ)で適用不可ということはありません。壊死範囲が広いタイプC-1やC-2など圧潰リスクが高くなる患者へ適応されます。もちろんタイプAやBでも適用されるでしょうが、通常このタイプは免荷にて自骨温存をはかり経過観察を続けることが多い症例でないかと感じます。
手術などの話にならなければ広大へはたどりつけないのでは?ということもありそうで、単に広大でAやBの方の症例が無く手術に至っていないのかもしれません。医師には未確認の私の想像です。
適用範囲とは話題がズレますが今現在、骨髄移植後の経過観察中の症例においては、細胞治療という性質上か年齢は若い方が治療の効果(血管新生)が早いという結果がでているようです。
ちなみに骨髄移植術は大腿骨頭へは保険適用のない臨床段階ですが、別の患部(部位は詳しく聞いていません)では、すでに保険適用がある術式だそうです。
適応範囲について40歳代までという書き込みをいただきました(2007/9/5)。
病型C1~2の場合でも適応外になる場合があるとの書き込みをいただきました(2008/9/5)。

(私の状態による)骨髄単核球移植術の手術方法
麻酔は脊椎麻酔という下半身麻酔。両関節一度に移植術を受けて所要時間は3時間。
自家骨髄液を採取し骨髄単核球細胞(BMMNC)を機械で分離します。
採取した700ml程度の骨髄液から単核球を60ml程度分離し移植に使用しました。
 ※使わない骨髄液は戻されます。
大腿部の切開は大転子の下あたりを8㎝縦に切開。大腿骨正常部分(転子下骨)から壊死部分(骨頭)へ2ヶ所ドリルで孔を開けます。骨孔のサイズは片関節に1センチ径×深さ7.5センチと0.8センチ径×深さ8センチの2ヶ所。開けた孔の先端は1つが壊死と健常骨の境界部分、1つが壊死中央部分に到達しているようです。
細胞移植といっても移植した細胞が骨の患部に留まらなければなりませんから人工骨(ネオボーン)ハイドロキシアパタイトの円柱状のブロックに骨髄単核球細胞(BMMNC)を浸して孔に挿入するという移植方法です。
人工骨の長さは1個が3センチです。孔の径より1ミリ小さい径の単核球細胞を浸した人工骨を各孔の長さにあわせて2~3本挿入・移植しています。
 ※想像ですが、筑波大学の骨髄血移植療法とは使用される細胞や移植方法に違いがある可能性があります。
術式が違っており筑波では保険適応されるという書き込みをいただきました(2007/10/20)

(私の場合の骨髄単核球移植術による)入院期間・手術費用
私の住まいは愛媛県です。そのため術前に頻繁に通院できず検査のため1週間ほど前に入院し まとめて検査しました。
 ※1週間というのは膠原病関連の血液検査にかかる期間とも関連していると思います。
 ※検査の結果によっては手術中止になる可能性もありました。
術後は約6週間の入院。合計7週間の入院でした。
通常はある程度、通院して手術に必要な検査を終え計4週間の入院予定となるようです。希望すれば2~3週間の入院で済むようです。
特発性大腿骨頭壊死症の医療受給者証をお持ちなら、骨髄移植手術以外の入院・治療など医療費は公費負担され受給者証に記載されている自己負担限度額ですみます。
骨髄移植手術は保険適応外の臨床試験のため手術に関して公費負担が受けられず実費負担が必要です。
当初は保険適用になった場合を想定した時の手術代の3割程度を患者が自己負担、7割程度を大学側(講座)が負担するということでした。
受け取った明細書の内訳によると、両関節への骨髄単核球移植手術は49298点。約50万円と言うことのようです。
詳細は書きませんが手術に対する自己負担額については3割以下ではないでしょうか。医療受給者証の自己負担限度額は7段階あります。想像ですが、この7段階にあわせて個々人が自己負担する手術代が決定されているのかもしれません。
高額な手術代を請求されることは無いようです。概ね数万円以内であると思います。
同様の手術を受けた方によると、手術に関する部分の費用は全額大学負担になるとのことです(2007/1/20)。

術後~4週間
突然・春日記のブログ内こちらに術後の様子や入院中のリハビリについて記載があります。
2006年11/20~2007年1/5は入院中の日記です。【カテゴリ】から【健康】を選んでいただくと入院中の日記を含めて病気に対する日記が比較的多くなっています。


人には様々な立場・状況があります。
治療を受けるにあたり、タイプ・ステージ・年齢はもちろんのこと、医療機関・医師・選択できる治療方法はじめ、個々人の環境(家族や仕事・経済事情)や希望(手術時期・自骨か人工骨か)など何一つとして同じ状況の方はいないでしょう。また積極的な治療を受けず経過観察する選択肢も存在します。
そんな中で私たちは少ない情報を頼りに、何かを決断し選択しなければなりません。
情報量は少ないより多いほうが結果的には良いハズ。私がそうであったように、人はどんな基準で治療方法を決断するのか知りたいハズ。
そんな気持ちでブログ内ではありますが公表してみることにしました。
私は決して骨髄移植術がベストな術式だと同病の方へすすめているわけではありません。自信を持ってすすめるには、いまだ症例も少なく長期の経過観察データーが存在しません。
骨髄移植については、できるだけ客観的に書いたつもりですが、医師から受けたはずの(うろ覚えの)回答や話し、私自身が調べた範囲での内容ですから正確さを問うのはご容赦ください。ご質問などはコメントで受け付けます。

情報を求める方・治療方法を探しておられる方、そんな同病患者の方々へ希望を捨てないよう改めてエールを送りたいと思います。
みんな負けるな。がんばっていきまっしょい

                  2007年02月16日 ゆりりん拝


骨髄移植について ②

2007年01月07日 | 健康

手術によって予想される効果
まず移植された単核球は大腿骨頭の健常部分と壊死部分の境界あたりで血管の壁を作るため活動します。
私の場合、術後1ヶ月のRI検査(骨シンチグラフィ)で人工骨付近に細胞の集まりが確認できました。
みた瞬間、ハイドロキシアパタイトと周辺が真っ黒だっので引っくり返りそうになりました。衝撃的な画像です。その後「良い兆候だ」と説明を受け安心しましたが。
今までの症例で平均すると術後約6ヵ月で血管の新生が画像確認できるそうです。早い人は4ヵ月で確認できたようです。
血管ができ血流が再開されると骨再生がはじまります。
タイプで表すならC-2→C-1→B→Aというように再生により壊死範囲が縮小し、圧潰リスクも減少すると考えられます。
術後2年で圧潰のリスクは減り、3年で全荷重で活発に活動できる状態に骨頭が再生されると考えられています。
 ※経過観察は現在いまだ2年未満のため予測です。
 ※単核球移植によって今のところ骨頭の圧潰が発生した症例はありません。
 ※経過観察中、特に術後半年間は骨頭の圧潰れを防ぐため
  両松葉杖などによる免荷が必要です。
 ※圧潰がおきても骨再生は進みます。ただ圧潰した形で再生されるようです。
  
私が骨髄移植を選択した理由
私には膠原病という持病があります。今回の特発性大腿骨頭壊死症(ION)はその治療過程において発症した薬剤性(薬の副作用)の疾患特発性ステロイド性骨壊死症(IONF)と思われます。
IONもIONFも診断基準や治療法は同じです。一般的に、タイプやステージによって経過観察の場合もあれば手術を勧められる場合もあります。
現在、主流とされている手術は骨切り術(骨頭回転骨切り術:前方回転・後方回転・弯曲内反骨切り術など)・骨移植術・人工関節置換術(人工骨頭・人工股関節)などでしょうか。他にも保険適用されている術式があるようです。
私は当初、確定診断を受けた医師に「ステージが進行して(:骨頭が潰れること)歩けなくなったら人工関節置換術」と言われました。地元の大学病院の医師には「経過観察で自骨温存できるかも、もしくはステージが進行する前に骨頭回転骨切り術」と言われました。
希望としては丁寧な対応をしてくださる地元大学病院の医師を信頼していましたし骨頭回転骨切り術を受けたいと考えていたのです。
無論、回転骨切り術に伴なう一般的なリスクは百も承知でした。
私の大腿骨頭壊死は両方の足にあるため最悪の場合、手術は大小合わせて計4回受けなければならず、長期間の入院を要すこと、長期間の辛いリハビリや在宅療養が必要であること、入退院を繰り返すこと、そもそも非常に難易度の高い手術であること、手術が成功しても骨頭の圧潰というリスクが残ること…などなど心配は尽きません。
しかし手術を受ける上で一番心配だったのは骨頭回転骨切り術が大きな侵襲(ストレス)を伴なう術式であるということでした。持病である膠原病はストレスに非常に弱く火傷や切り傷も厳禁などと言われたりするほどです。常用している薬の関係上、治癒も遅い…果たして「手術を受けた・持病が悪化した」という事実に伴なう様々な精神的ダブルパンチに耐えられるのか?薬の副作用によるIONFを発症した今「持病の悪化による薬の増量」と「壊死部分の拡大」や「多発性骨壊死の発症」という恐怖や薬の増量に伴なう骨以外への数々の副作用。また(薬の副作用)将来的に骨粗鬆症の発症リスクもある私は老いて我が身や人工関節を自骨で支えられるのか?
私は自分で歩きたい。
同病患者さんが取り組まれたりもしている加圧トレーニングですら私には持病によるリスクが付きまとう。
そんな不安と原疾患の悪化による体の痛みに耐えかねていた頃、ネット掲示板で骨髄移植を受けた方から広島大学病院の受診をすすめられました。渡りに船とか藁にもすがる状態とは少し違っていました。
上記のような私の心配や不安を相談するためのセカンドオピニオン感覚です。骨髄移植については私にするとおまけ。とりあえず話しを聞くだけのつもりだったのです。
結局は初診で手術の予約を入れてしまったわけですが…。
説明を聞いて同席した私の家族も医師とグル(?)になって「手術を受けろ・ベストだ」と言い、ノーコメントの私に医師は「キャンセル可能・質問はいつでもお気軽に・手術までの2ヶ月間考える期間がある」などと甘い(?)言葉で予約をすすめます。
1ヶ月前はステージ1だったのが広大でステージ2と判明しショックが大きく、また拒否できる状況でもなく、つい予約してしまい現在に至りました。
こう書くと単に症例を増やしたい&手術したい医師の腹黒さが際立つように感じる同病患者の方がいらっしゃるかもしれませんから、以下にあえて書いておきます。
広島大学病院股関節班の、N永教授・T山医師・Y崎医師にはもちろん親身になった対応をしてもらいました。私は数々の誤診にあったため医療不信があり滅多なことでは医療関係者を信じません。初診の医師などまず疑いの目を向けています。広大の初診では私自身(疾患に対する)認識不足もあり不信感は拭えず正直イヤイヤ予約したわけですが、その後の診察・対応において信じるに足る医師だと感じました。
こんな凝り固まった疑心暗鬼に彩られた私が、ひとまず納得して手術予約したのには以下の理由もあります。
まず第一に骨髄移植は非常に低侵襲な術式であること。私には一番大きな魅力でした。そして同じ原疾患を持つ方がすでに手術を受けていたこと。
また、もし思うような効果(骨再生)がでる前に骨頭の圧潰がおきても従来の骨切り術や人工関節置換術が受けられるということ。
結果の分からない臨床試験の術式にもかかわらず、骨髄単核球移植手術を受けても良いと思った最大の理由はこの2つでした。ストレスが少なく結果的に運の悪い治療成績になったとしても他の治療が受けられるという理由があったのです。
小さな理由は他にもありますが長くなりますから端折ります。
骨頭壊死が両方ともタイプC-1の私にとって、自分だけは圧潰しないと信じるほどオメデタくもなく、疑り深いくせに根は楽観的なおひつじ座のO型。骨頭が圧潰してから選択する術式は持病の悪化ウンヌンで悩む段階を過ぎて選択肢が無いかもしれない…ならば骨髄移植で「一丁運試し♪」という感覚です。ステージ2の私にとって骨髄移植が今しか出来ない術式なら「今してみよう!」と言うわけだったのでした。
※1/21加筆※
膠原病を持つ方々へ
必ずしも骨切り術などによって原疾患の悪化や再燃がおこるわけではありません。
私の必要以上の心配は、手術について考えはじめた昨年夏、原疾患の悪化で全身の痛みが強くなり寝返りも出来なくなったことがあったためです。ですから骨切り術に対して(ある意味勝手な)強い思い込みによる拒否反応がありました。
あのSLEによる体中の痛みさえなければ時期を見て普通に骨頭回転骨切り術を選択していたと思います。
加圧トレーニングについて、私の場合は抗リン脂質に異常があったためリスクがあるということで、膠原病の方すべてにリスクがあるわけではありません。

人には様々な立場・状況があります。
治療を受けるにあたり、タイプ・ステージはもちろんのこと、医療機関・医師・選択できる治療方法はじめ、個々人の環境(家族や仕事・経済事情)や希望(手術時期・自骨か人工骨か)など何一つとして同じ状況の方はいないでしょう。また積極的な治療を受けず経過観察する選択肢も存在します。
そんな中で私たちは少ない情報を頼りに、何かを決断し選択しなければなりません。
情報量は少ないより多いほうが結果的には良いハズ。私がそうであったように、人はどんな基準で治療方法を決断するのか知りたいハズ。
そんな気持ちでブログ内ではありますが公表してみることにしました。
私は決して骨髄移植術がベストな術式だと同病の方へすすめているわけではありません。自信を持ってすすめるには、いまだ症例も少なく長期の経過観察データーが存在しません。
骨髄移植については、できるだけ客観的に書いたつもりですが、医師から受けたはずの(うろ覚えの)回答や話し、私自身が調べた範囲での内容ですから正確さを問うのはご容赦ください。ご質問などはコメントで受け付けます。

情報を求める方・治療方法を探しておられる方、そんな同病患者の方々へ希望を捨てないよう改めてエールを送りたいと思います。
みんな負けるな。がんばっていきまっしょい

                  2007年02月16日 ゆりりん拝


骨髄移植について ③

2007年01月07日 | 健康
③では気になる症例数や術後の経過を書き込んでみます。
どうも経過の報告は学会はじめ各方面へ数ヶ月単位で発表されているんですが、なかなか患者の目にとまることはありません。もちろん受診していますから聞いてはみるんですが正確なデーターを受診中に聞きだすことは困難です。…特に教授は“数”は気にされてないような印象を受けますデス(笑) おまけに発表時点=現時点=雑誌や会誌への掲載時点など一致してないということが判明し、入手できた発表内容を並べてみても日付順に並べることが出来ませんでした(爆)
ということで、今まで入手できた情報の中できちんと数がでていた詳細なデーターが以下になります。

【骨髄単核細胞移植術】
骨壊死部への血管・骨再生を目的として、骨髄単核細胞(BMMNC)を骨形成の足場材料としてハイドロキシアパタイト(IP-CHA:IHA)を利用し2005年7月から臨床応用開始。

【手術の症例数(2005年7月~2007年2月まで)】
骨髄単核細胞とハイドロキシアパタイトを利用した骨髄単核細胞移植術のみの単独手術 17例22関節。これは私のように両股関節に骨髄単核細胞移植術のみの単独手術を受けた症例があることを示します。1例(1人)で2関節(両股関節)ということです。1人=(最大)2関節ですからね。
大腿骨頭回転骨切り術と骨髄単核細胞移植術の併用手術11例11関節。これは例えば右に移植術・左に骨切りということではなく、1関節へ骨切り&移植を同時に行った症例ということです。

【術後6ヶ月以上経過した症例&短期報告】
骨髄単核細胞移植術の単独手術:12例16関節
病因=ステロイド性6例10関節、アルコール性5例5関節、特発性1例1関節
病型(タイプ) =C-1:7関節、C-2:9関節
病期(ステージ) =2:12関節、3-A:4関節
手術時の平均年齢=43(18~64)歳
壊死体積率(Steinbergらの手法) =20.2(5~36)%
経過観察期間=平均11(6~19)ヵ月
そして両側発症者における反対側の股関節へは、血管柄付き腸骨移植術を1関節。大腿骨頭回転骨切り術と骨髄単核細胞移植術の併用手術を5関節。人工股関節置換術を1関節。これらの両側手術例のうち血管柄付き腸骨移植術の1関節以外は同時手術。
現在、これら骨髄単核細胞移植術16関節中1関節にて壊死部の陥没の進行あり。この1例は術前病期3-A・ステロイド性・術後3ヶ月で数ミリの陥没進行・術後8ヶ月の現在陥没進行なし・現在疼痛なし。
全例で術後3~6ヶ月頃より移植部および修復層の骨陰影が増強、造影MRIにて移植部周囲および骨壊死領域の一部に造影効果を認める。
大腿骨頭回転骨切り術と骨髄単核細胞移植術の併用手術:11例11関節
病因=ステロイド性3例3関節、アルコール性7例7関節、特発性1例1関節
病型(タイプ) =C-1が4関節、C-2が7関節
病期(ステージ) =2:2関節、3-A:6関節、3-B:3関節
手術時の平均年齢=33(18~48)歳
壊死体積率(Steinbergらの手法)は23(8~40)%
経過観察期間=平均14(10~18)ヵ月
そして両側発症者における反対側の股関節へは、血管柄付き腸骨移植術を2関節。骨髄単核細胞移植術の単独手術を3関節。人工骨頭置換術を2関節。
現在これら大腿骨頭回転骨切り術と骨髄単核細胞移植術の併用手術をおこなった症例11関節中、移動した骨壊死領域に圧潰の進行あり2関節。5関節で術後3~5ヶ月頃より移植部での骨陰影増強を認めた。細胞移植を小範囲にしか行えない例が多く短期成績では明確な画像評価が困難な例が多い。

【結果&考察】
現在のところ軽度の疼痛を訴える例は大腿骨頭回転骨切り術と骨髄単核細胞移植術の併用手術例で圧潰の進行を認めた2関節。人工股関節置換術などの追加手術を必要とする症例はなし。術後の感染など合併症はなし。
評価方法としては、臨床評価の方法としてJOCスコアを、画像評価として単純X線・CT・造影MRIを用いて観察。
骨髄単核細胞には血管内皮前細胞や間葉系幹細胞が含まれており、血管新生因子の存在も報告され、骨壊死部分に移植することは血管・骨再生の観点から有用な細胞源であり今後、病型・病期および壊死体積率より手術適応を明確にする必要があるが、大腿骨頭壊死症に対する低侵襲な関節温存手術として確立できる可能性がある。

などとなっていました。ふむふむ ニヤリ。
いくつかのデーターを比べてみても、おおむね半年もすれば骨陰影が増強され大なり小なり良い状態へ変化していることが確認できているようです。大なり小なりの個人差がなぜあらわれるのかは…不明。年齢だけの問題ではないのでは? とアタシは感じます。
例えば壊死の発生から発症にいたる期間にも大きく個人差があります。術後の経過にも個人差がある。そういうことなのでしょう。
とにかく可能性を信じて骨頭を潰さないよう免荷した生活を送りたいと思います。評価については各患者によって色々ありそうですね。実際アタシも造影したのなんて8ヶ月後だしJOCスコアでの評価なんて受けてません。あわてずに のんびり骨ができるのを待ちましょう♪

一応ご質問もコメントで受付けますが、今回の③への突っ込んだ質問には回答できませーん。壊死体積率についてはコチラをご覧くださいね。

             2007年 7月27日 ゆりりん拝

退院まで あと2日

2007年01月05日 | 健康
広大でのリハビリも今日が最後。
正月休みが6日間あったのでリハ室で大汗をかくハメになりました。
自主トレしてたんだけどなぁ病室のベットがウォーターベットだから揺れて安定感が無かったせいなのかも。疲れっぷりがリハ室のマットの上とは違った。
リハ担当のM本ちゃんに「くれぐれも く・れ・ぐ・れ・も」全荷重で歩くな。必ず両松葉で歩くよう何度も念押しされました。耳タコです。
よっぽど信用されていないのか、心配してくれているのか半年は両松葉で乗り越えようと思います。きっと…ね

さてさて、年末の術後4週目でのレントゲン・三次元CT・骨シンチの結果は良好でした
血管新生に向けて良い兆候がハッキリ見えるそうです。やったー
移植した単核球という細胞は血管の壁を作る働きがあるらしく、今回のCTや骨シンチなどで細胞が頑張ってる(頑張りはじめた?)画像が確認できました!アタシが見たら単なる黒ずみなんですけれど…。
頑張れ♪アタシの細胞
今後予想される壊死部の再生に関することを聞いてみました。結局いつまで我慢すれば圧潰の心配なく普通に歩けるようになるかがポイントですから。一日も早く百合ちゃんと散歩に行きたいし重い赤玉土の袋を持って歩けるようにならなければ
担当のY崎Drは「骨頭の圧潰が一年無ければその先は圧潰の心配はないだろう」と言っています。
T山Drは「三年乗り切れば全荷重で何しても大丈夫」と言います。
Y永教授は…ノーコメントかな「(松葉杖で)歩けばー」と言ってます。
う~ん。Drに話を聞いてもアタシに心地よく響く言葉しか印象に残らなくて他にも色々と言われたんですが…。
とにかく「半年間は両松葉杖 右:全荷重 左:1/2荷重」で歩くよう指示を受けています。
松葉杖は(非常に)不便だけど頑張ってる最中の細胞ちゃん達を無にしないよう免荷に努め骨頭を保護することにします!
広大を退院後、地元の病院に転院するのは止めて在宅療養することにしました
痛みも特に無いしリハビリも筋トレ程度だしね~家で筋トレします。
あと家においてきた大事な子たちの様子が早く知りたいよーー。チビちゃん達はホントに心配。まさか全滅なんてことは無いハズと信じたい
七日の退院が待ち遠しいよ~

2007年きた年♪

2007年01月03日 | 健康
  新年 明けまして おめでとうございます

2007年になりました~
元日は良い天気でバッチリ初日の出を拝むことができました♪
何年振りに日の出を見たのか…お部屋で同室の方と見た朝焼けは感動の美しさでした
残念ながら初夢は覚えていませーん。
今年はどんな年になるのかなぁ。
とりあえず一年は無理をせず骨頭の保護に努めます。
あとは草モノ盆栽(?)にチャレンジしてパソコン教室に通いたいと思っています。
思い描いたようにいくのかどーかのんびり頑張ってみます

久しぶりの花の画像はコ・チ・ラ♪
何の花か分かりますか~アタシはじめて見ました。
なんと観葉植物としてよく見かける 幸福の木(ドラセナ)の花なんです。

縁起の良い画像をいただいたので了解をいただいてアップしてみました
育てること驚きの25年!お花はジャスミンのような香りだったそうです。
アタシ過去に幸福の木を腐らせるという非常に縁起の悪い経験があるんですが(…去年はお金のなる木を瀕死の重症に追い込んだ)何事も根気と愛情なんだろうとこの花を見て改めて思います。素敵な画像をありがとうございました

今年一年みな様に幸多かれ~これからも宜しくお願いいたします

SLE・ION・SS・APSについて

上記疾患について検索でたどりつかれた方へ… 非常にブログ内検索がしにくくなっています。 ひとまずカテゴリーの「健康」欄にあつめてますのでご覧くださいね。