粗忽な夕べの想い

落語の演目(粗忽長屋)とモーツアルトの歌曲(夕べの想い)を合成しただけで深い意味はありません

橋下市長の世論調査批判

2014-02-26 12:27:32 | 反原発反日メディア

橋下徹大阪市長がツイッターで面白いことをつぶやいていた。


そしてもう一つ。新聞社の入社試験って難しいって聞いていたけど、情けないほど、というよりも笑ってしまうほど、ほんとロジックに弱い。世論調査で、大阪都構想についての賛成・反対の数字がよく出るけど、笑っちゃう。賛否は拮抗しているけど、中身が分からないが8割。こんな結果ばかり。


ちょっと待ってよ。論理的には、大阪都構想を理解していますか?が先でしょ?そして理解している人に賛否を問うべき。理解していない人に賛否を問うてどうすんのよ?世論調査の質問事項を見たけど、大阪都構想についてはほとんど説明なし。


橋下市長が大阪都構想をもう少し市民に理解してもらえるよう広報活動に努力する必要があったかもしれない。しかし、彼の主張していることは確かに正論だ。大阪都構想の分からない人に賛否をとること自体おかしい。少なくとの質問の前振りにその説明をしておかなければ質問にならない。それが難しいというのなら、大阪都構想を理解している人だけに設問すべきだろう。

橋下市長が感じた世論調査への疑問は、昨年末大騒ぎした特定秘密保護法についても同様に見られたといえるのではないか。この法律が国会で論議され始めた頃から、左派系の新聞やテレビ番組が執拗にこの法案の否定的に取りあげていた。

国民の知る権利が奪われ戦前の暗黒社会が訪れる。最初から廃案にすべきという扱いであった。やたらとこれに反対する芸能人や知識人の声ばかりを紹介していた。そして法案を是認する記事やコメントが全く排除されているケースも多々あった。

こんな一方的なイデオロギーが先行した報道によって、国民は特定秘密保護法を「理解」できただろうか。はなはだ疑問である。この法律をどこか自分たちを束縛する恐いものというイメージで捉えていた国民が少なくなかったはずだ。そんな本当の「理解」とはほど遠い意識で世論調査を行えば、その結果は自ずと予想されたものとなる。

政府も法律をできるだけ分かりやすく説明する責任はあったろう。しかし、マスコミも同様であったのに、それを放棄したばかりか、むしろ特定のイデオロギーを押し付ける禁じ手さえ行なった。そして世論調査さえもそのために手段に使われたというのが実態ではないか。



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