粗忽な夕べの想い

落語の演目(粗忽長屋)とモーツアルトの歌曲(夕べの想い)を合成しただけで深い意味はありません

落ちぶれ×落ちぶれ=消滅

2015-11-14 10:46:44 | 国内政治

民主党の前原誠司元代表が、岡田代表に解党的出直しを求めたことが波紋を呼んでいる。前原氏は維新の党を巻き込んだ新党結成が念頭にあるようだ。

読売新聞の世論調査では民主党の支持率はわずか7%、共産党が5%で肉薄している。かつては自民党もしのぐ支持率があったのに、この凋落ぶりは目を覆うばかりだ。しかし、貧すれば鈍すで、こんな解党話が浮上するようではこの政党の消滅も近いのではないかと思う。

安保法制では「代案より廃案」といった民主党首の頑迷な態度にには国民は支持しなかったばかりか、辟易してしまった証拠だろう。反対だけの政党だったら専売特許の共産党の方がまだ取り柄があるというので、同党が民主党の支持者を奪い取ったということだろう。

その共産党から野党の大同団結を呼びかけられて岡田代表がその気になっているようではこの政党も終わりだと自分自身感じた。しかし、維新の党と新党結成といった前原元代表の方向性も同様にお寒い話だ。読売新聞の世論調査では維新の党の支持率はなんと0%だ。支持率7%+0%=7%というより7%×0%=0%と見た方がいいのではないか。この維新の党というのが何とも情けない党だ。すでに落ち目となっている橋下徹大阪市長に造反され、いいように振り回されている。

維新の威信は完全に地に墜ちているなんて冗談はさておき、民主党と維新の党による新党結成は完全な野合でしかない。こんな新党なら以前に野党が集まってつくった民主党となんら変わりがない。過去の失敗を見るまでもなくいずれこうした党は空中分解し弱体化すだけだ。そして今後はそのスピーだが速まるのに違いない。

前原元代表に求められるのは、まず主義主張を同じくする同士のコアな新党である。少数政党でもかまわない。そして与党とも政策面で是是非で対応することだ。時に自民党と連携するのもよい。特に憲法改正など国政の根幹に関わることにも積極的に関与して欲しいと思う。


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