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粗忽な夕べの想い

落語の演目(粗忽長屋)とモーツアルトの歌曲(夕べの想い)を合成しただけで深い意味はありません

中川郁子バッシング

2015-03-15 12:48:22 | 国内政治

自分自身、電車に乗って一番不愉快に思うのは、若い男女が人目も憚らず抱き合っていちゃついている姿だ。自制が効かないルーズさがだらしなく獣の欲情にしか見えず、こちらの方が恥ずかしく感じてしまう。そんなことはラブホテルか自分の部屋でやってくれといいたいくらいだ。そこに水が入ったバケツがあったら、思わずそこに水を投げかけたい衝動に駆られる。

それと比べたら、路上キスならまだ許せる。まして黄昏あるいは真夜中なら「問題ない」だろう。本人たちは少しは人目を忍んで行為に及んでいるはずだから。薄明かりのなか特に大人の男女がスマートに収まっている様は絵になりそうだ。その現場に遭遇したら、ちょっと得した気分になるといったら、三流の恋愛映画の見過ぎだといわれてしまうだろうか。

今国会議員同士の路上キスが世間を騒がせている。中川郁子農水政務官と門博文自民党衆議院議員だ。失礼ながら二人とも美男美女という感じはしない。ただ、路上キスはなかなか様になっている。酔った上での行為であってそれ以上でもそれ以下でもない。世間でいわれるような不倫とはほど遠い気がする。

こんなことが、どうして国会で追求されるのかさっぱりわからない。もっと議論することがたくさんあるはずだ。

むしろ、このニュースは春の慶事といってよいだろう。今年に入って、中東の人質事件や川崎の少年殺害など暗い話題が続いた。暗い冬で気が重かったときに、この路上キスだ。やっと春が来たと思わせるような話だ。人間にも盛りがある?路上キスを春の季語にしたいほどだ。

多少道徳的に問題があるが、政治家にそんな厳しい道徳を求めるのはどんなものだろう。こんな話、政治家の間ではありふれている。むしろ、50を過ぎたおばさんたちには勇気を与えたかもしれない。

中川郁子政務官は見た印象では、女のけばけばしさがなく普通の女性のようだ。ただ年より若くみえてる。そんな冴えないがどこかかわいらしさも感じられる女性が酒の勢いで及んだ行為に過ぎない。別にそれよって仕事に支障があったわけではない。今回のバッシングにめげず政務に励んでほしいと思う。


小沢一郎<志位和夫

2015-01-28 19:31:44 | 国内政治

貧すれば鈍す、ということなのだろうか。小沢一郎氏の政治家としての存在感が薄れる一方だ。そもそも、あのド素人で反日が取り柄の山本太郎参議院議員と連携して新党を起こしたこと自体、既にアウトである。そして、今度のイスラム国日本人人質事件で早くも、小沢氏は「山本太郎病」にいともやすやすと「感染」してしまった。

小沢、山本両氏は記者会見で、民主党や共産党など他の野党がイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」による日本人殺害脅迫事件の解決を目指す政府への追及を抑えている現状をそろって批判した。(産経新聞)

小沢・山本両共同代表もイスラム国に乗り込んで人質を解放する手腕があるのなら、そんな発言も結構だ。しかし、何もできないくせに今政府が解決に向けて全力をあげている最中に、政府の足を引っ張ることをしてどうするつもりなのかと怒りを覚える。

まして、「『今は心を一つに』というような同調圧力がつくり上げられている。この件を利用しながら、海外派兵や集団的自衛権などに足を踏み入れようとしているのは明らかだ。上げるべき声は上げていかなければいけない」(山本氏)と発言したり、「安倍さんが大きな一線を越えた形で集団的自衛権の事実上の実行に踏み出した」(小沢氏)と集団的自衛権と絡めて政府批判するのはお門違いだ。

国の一大事にを自分たちの主張を宣伝していることこそ、まさに政治利用そのものである。おそらくイスラム国の指導部はこうした日本国内の政府批判を見てほくそ笑んでいることだろう。日本の結束が綻びることを何よりも工作しているからだ。そして、安易に政府を批判する日本国内の反政府勢力を声援しながら、一方でそれに踊らされている人々を内心では軽蔑しているに違いない。

その一方で、共産党の志位和夫委員長は自党若手女性議員がツイッターで「安倍政権の存続こそ言語道断」とこの事件での政府の対応を酷評したことに対して、政府が全力を挙げて取り組んでいる最中だ。今あのような形で発信することは不適切だ」と述べている。共産党委員長にしては非常に理性的な姿勢をみせている。小沢一郎共同代表が極めて異常ともいえる反応を示しているのとは対照的だ。

これも先の選挙で議席を伸ばし、本格的な政治攻勢をかけようとする政党の代表とじり貧で命取りともいうべきババを引いた政治家との大きな違いというべきか。今はこんな素人議員と心中しようとする小沢氏には暗い末路しか想像できない。かつて日本政界で影でコントロールした実力者の面影は皆目みられないのは寂しい限りだ。


日本は悪い方向に向かっている?

2014-12-29 17:04:54 | 国内政治

最近、メディアなどでこんな「懸念」を口走る知識人や学者、ジャーナリストが少なくない。今朝ラジオで聞いていたら海外在住日本人による同様の声が紹介されていた。ラジオではその具体的な「悪い方向」で言及はなかったが、どうも想像する印象では現在の安倍政権の「右傾化」が対象のようだ。

安倍政権が誕生してちょうど2年になる。この間、特定秘密保護法を成立させ、集団的自衛権行使容認の憲法解釈も打ち出した。中韓との隣国関係が摩擦が続き、特に中国とは緊張状態が高まっている。こうした状況は安倍政権の右傾化が原因ではないか、おまけに最近の総選挙では与党が対大勝し、その傾向に拍車がかかっている、と一部言論界で盛んに喧伝されている。

確かにその言論の代表というべき朝日新聞などで安倍政権の政策が具体化する度に、その危険性が声高に叫ばれる。社説、天声人語は言うに及ばず、読者投書でもフルに利用される。そして特に注目されるのは左左派系知識人や学者ばかりではなく、人気の映画監督、俳優あるいはお笑い芸人まで総動員していて大キャンペーンを張る騒々しさだ。

特定秘密保護法成立の際は、国民の知る権利が奪われ、表現中言論の自由も制限された戦前の暗黒社会に訪れる。集団的自由権行使が認められれば若者が戦場に駆り出され多くの死傷者が出る。こんな「懸念」さらには「恐怖」が盛んに叫ばれた。

そして、安倍政権はそんな朝日の懸念をあざ笑うかのように次々と自分たちの目論む方向に着々と進みつつある。同時に靖国参拝も辞さず、慰安婦問題でも従来の低姿勢から日本の立場を強く打ち出す態度に転じた。憲法改正の意思も隠さず、教育でも自虐史観からの脱却を堂々と打ち出している。

右傾化した安倍政権はやりたい放題でこの先「末恐ろしい」というのが朝日新聞の認識ではないか。おまけに当の朝日新聞自体が安倍政権の意向もあって、過去の捏造報道が糾弾されその間違いを認めざるを得ないほどに窮地に追い込まれている。

安倍政権の攻勢と左翼言論の挫折によって、こうした言論にシンパシーを持つ人々にとっては、まさに「日本は悪い方向向かっている」と思えてくるのではないか。しかし、ちょっと待ってほしい。自分自身、現在の方向性はそんな危惧してはいない。といってすべてよい方向に進んでいると楽観はしていない。

よく言われる例だが、1960年の安保条約が改定されて集団的自衛権が前提となったころが話題にされる。当時東西冷戦が激化した時代で今にも日本が戦争に巻き込まれる恐怖が叫ばれたが実際は杞憂に終わった。今回の騒動もそれと大してかわらないと考えている。今日中国が軍拡を続けているが、経済大国同士が自国を破滅に追いやるような深刻な軍事対立は起こらないと思う。中国の挑発行為はエスカレートするだろうが、日本がこれに屈しない防備は怠らなければ本格的衝突など起こらないと見ている。

逆に日本が軍備の対応を疎かにして、ひたすら観念的な平和にばかり捕われていると、中国が「その気」になってしまう。そちらの方がずっと問題だと思う。よく「平和主義者が戦争を引き起こす」といわれるが、確かにそれは言える。フィリッピンで以前のアキノ政権が米軍基地を撤退させたことが今日の南シナ海の危機を引き起こしているといえる。

集団的自衛権の行使も特定秘密保護法も自国防衛の積極的な政策であって、決して「日本が悪い方向に進む」手段ではない。まして政権の右傾化などといったものではありえない。「悪い方向」というとどうも日本が一方的に悪いなっていくというような印象がある。しかし、むしろ自分には中国や韓国の方こそずっと問題があると思う。

中国が日本に対して南京事件などで過去の歴史に言いがかりをつけたり、韓国が未だにありもしない慰安婦の性奴隷をもちだして日本に謝罪と補償を求めるなど理不尽としか言いようがない。自国民の平和的な政治デモを自国の軍隊で容赦なく粉砕する政府に日本の過去の歴史を云々する資格などない。

したがって「日本が悪い方向に向かっている」というのは自分にとっては「悪い冗談」にしか思えない。そしてこうした認識は多くの日本人がもっているのではないか。今回の選挙で曲がりなりにもそれが実証されたともいえる。安倍政権はある意味では国民が誕生させたものであり、その国民の判断は決して間違ったものだとはいえないと考えている。

 

選挙最大の敗北者は投票率

2014-12-15 16:55:54 | 国内政治

盛り上がらない選挙だった。投票率52.6%は戦後最低だ。結局組織力を持つ政党や政治家が選挙を有利に進めたことになる。共産党が大幅に議席を伸ばし、公明党が前回からさらに議席を増やした。自民党は2世議員や後継議員が先代の堅い地盤を引き就いて安泰であった。あの小渕優子は2位に9万票の大差をつけて圧勝した。父親の時代からの揺るぎない地盤にしっかり支えられていた。

組織票が見込めず浮動票が頼りの政党、政治家は選挙の風に乗ることもなかった。4ヶ月前に誕生した次世代の党は、組織力もなくイメージ選挙も演出することもできず完敗であった。一番の敗者になってしまった。

しかし、最大の敗北者は「投票率」そのものであったと思う。メディアが大義なき選挙だと盛んに喧伝した影響も大きい。結果的に政治の争点がぼけてしまい国民の間にしらけムードが蔓延してしまった。

浮動票が働かず、組織票が威力を発揮した選挙だ。これを良く解釈すると、国民、特に投票を放棄した多くの若者たちは、多少不満はあるものの現状に満足していることの反映とも考えられる。一部貧窮者はいることは確かだが、日本人の多くは日本という比較的平等な社会を享受している。世界的にどこの国も国民間の格差が酷くなっているが、まだま日本はましであるともいえる。

反面現状に安住して今後起るであろう危機には背を向けている。超高齢化社会がもたらす深刻なひずみ、経済が停滞し国力が衰退していき、そこを近隣の軍事大国がつけ込み日本の存立が脅かされる危機。投票権も放棄し現状に甘んじる国民にこうした迫りくる危機に対処できるのか。

 


ああ、無風選挙区

2014-12-04 18:13:52 | 国内政治

衆議院選挙が公示されて、各メディアが早速選挙の当落予想を掲載している。自分自身、日頃左翼メディアの報道には眉唾の感覚でみているが、選挙予想に関しては唯一といってよいほど信頼を置いている。その予想はすぐに投票結果によって精度が評価できるので、メディアはいい加減な報道ができないからだ。概ね客観的にならざるを得ない。

そういう意味で、朝日を始めとしてほとんどのメディアが「与党圧勝、自民党300議席確保の勢い」といった分析をしているのは現時点で妥当というべきであろう。それというのも、わが街の選挙区(埼玉2区)の候補者を見て思わず納得してしまったからだ。すなわち自民党と共産党の「一騎打ち」なのである。

これまでの選挙では自民党と民主党の常連議員がしのぎを削っていた。特に過去の2回の選挙では政権交代で与党になった候補者が当選していた。しかし、今回は常連の民主党議員が立候補していない。海江田民主党代表がすでに政権交代を断念しているが、その無気力さがこの選挙区でも現れている。

といって、維新の党が代わって立つわけでもない。野党協力もあったものでもない。志位共産党委員長が自党を「自民党に対抗する唯一の党」とが豪語している。その「志」は評価するが、如何せん現実問題、自民党の強力な対抗馬にはなり得ない。次世代の党などが出てきて欲しいがこれもないももねだりなのか。かくて言葉は悪いがわが選挙区は「無風選挙区」の様相を呈してきた。

もちろん、それでも自分自身棄権などせずベターな候補者に投票するつもりだ。メディアが「大義無き選挙」などと盛んに喧伝しているが、そんなことは全くない。安部政権になって、与野党が政策を巡って激しく対立したことはいくらでもある。これら日本の将来を左右する課題に国民が意思表示する絶好の機会だ。

メディアの偏向報道で政策論争がややもすると歪められてきた。メディアが演出した浮ついた民意など歯牙にもかけず自分本意の判断で投票をしたい。選挙の勝者敗者は最終的に国民そのものだといえるのではないか。