沖縄出身の人気女優仲間由紀恵がドラマで共演した俳優と結婚した。世の男たちの多くはショックだろう。自分自身も特別ファンでもなかったが、なぜかショックだった。彼女は俗にいう「いい女」ということに尽きるだろう。
ただ、相手が同業者で真面目そうな男優なのが救いだ。これが、訳の分からないロックシンガーとか、IT長者の社長なんていうことならどうも納得がいかない。文句あっか?失礼しました。
人の幸福をこれ以上未練がましくいうのもこれくらいにして、彼女の郷里、沖縄の歌の話をしたい。
「花」…この歌すきだなあ。特に石嶺聡子の歌が最高だ。これはフォークシンガーの喜納昌吉が作詞作曲し、自身も歌っている。、彼の歌も味わいがあって素晴らしいが、やはり石嶺の女性として花のある美声、特にその透明感には強く惹かれる。
二人とも沖縄出身で、彼らの歌唱はいかにもリズムや抑揚が沖縄風のこの歌にマッチしている。背後に南海の大自然で育まれる生活空間がある。敢えていえば「沖縄時間」というのだろうか。おおらかでのんびりしている県民性がこの曲にも見られる。
やはり、この歌の神髄はサビの部分「♪泣きなさい、笑いなさい」に尽きると思う。小さいな部屋でめそめそ泣いたり、あるいはこそこそ笑うのではない。南海の大自然の中、思い切り大泣きし、心の底から大笑いしよう。それによって心が浄化していく。♪いつに日にか、いつの日にか、花を咲かそうよ。心の花を咲かせることで本当の自分を見いだしていく。
沖縄はそんな心を育むパラダイスであってほしいと思う。しかし、今沖縄は新基地騒動で騒然としている。どうも反対を騒いでいるプロ市民の姿は殺伐として酷く無機質の感じがする。とても「うちなんちゅう」のぬくもりが感じられない。「やまとんちゅう」のギスギスを持ち込んで汚してはいけない。