今朝たまたまラジオを聞いていたら、ジャパネットの高田明社長が番組の通販コーナーで特売商品を紹介していた。今回はローヤルゼリーであった。彼の説明を聞いていて、さすが通販での語りの巧さに感心させられた。
まず、今日のホットニュースが話題になる。それはフィリッピンを襲って大被害をもたらした台風のことであった。これを今年日本の異常気象へのつなげていく。夏の猛暑、秋の台風が尋常でなく、同時に温度の寒暖差も著しい。師走の寒さがあったと思ったら、突然一月前の熱さが戻ったりで体調を崩し結果風邪をこじらせたりしている人も少なくない。
そんな健康不安に悩まされる昨今、ここで本題として健康食品の王様ローヤルゼリーが登場する(自分の拙い解説では高田社長の商品紹介の妙がなかなか伝えにくい)。確かに社長に話は巧みだが、話に派手な抑揚があるわけではない。どちらかというと淡々と説明が進んでいく。
ただ、社長を10年来このローヤルゼリーを飲み続けこの間風邪をひいたこともない、海外に行く時にはパスポートとともにこの健康食品を持参する、といったプライベートの話を何気なく盛り込む。それがまるで親しい知人に勧めるような親近感を与える。つまり、会社の通販であることを忘れさせるような身内話に引きずりこむ話法といえる。
これは別の日に同じ通販コーナーで登場する同社の若手社員の説明と比べたらよく違いがわかる。社員の場合、話に力みが感じられてどうしても通販ということを意識してしまう。
したがってどうしても高田社長あってのジャパネットという印象が強くて、今後いかにそこから脱却するかが課題といえそうだ。ここ最近はアマゾンなどのインターネット通販が圧倒的な扱い物品数で既存の通販会社を圧迫しているようだ。媒体もテレビ・ラジオ・チラシなどから、スマホやタブレットといったネット販売が主流になりつつある。
どうしても既存の通販会社は商品開発などの企画力で対抗せざるを得ない。今回のローヤルゼリーでも7ヶ月分8000円の破格値、市販にものが1ヶ月分4000円もするらしい。おまけにこのゼリーにはビール酵母とサメ軟骨エキスも含まれているという。こんなこと延々と書いているとジャパネットの回し者のように思われてしまうそうだ。もちろん同社からギャラなど一切もらっていないので悪しからず。
通販の「アナログ」全開の高田社長、今後どんな戦略をを考えているのか。それはさておき、ホットな話題に敏感な社長のこと、植毛カツラが通販に登場するのもそんなに遅くない?