アプリリア。（番外篇vol.405）

イタリアの比較的新しいバイクメーカー「アプリリア」ですよ。

創業は68年からで当初はモペットやモトクロス系のバイクを生産していました。

70年代はこのモトクロスレースで数々の優勝を飾っていたようです。

さらに80年代後半からは、2サイクル系の125cc、250ccのロードバイクを開発し、

WGPへも参戦を果たします。

これはブランドの知名度を広げる目的とレースから得たデータを

市販車に活かすという方針があったようです。

それだけに市販車のデータは当時の国産125cc、250ccと比べても、

規制基準がないこともあり、かなりハイパワーなものになっていて、

さまにリッターバイクと同等に走れるバイクでした。

「アプリリア」社としては90年代より実用的なスクーターの販売も始まり、

そのお陰で業績を伸ばし一時期はモト・グッツィ、ラベルダなどを買収しますが、

その後の経営戦略の失敗により、04よりピアッジオ傘下に入ってしまいます。

また、05年にはBMWとも提携を結び技術協力をしてるようです。

ロードレースでの成功の反面、モトクロスレースは陰りを見せ、

現在はどちらも参戦していない状態が続いています。

基本的にはエンジン開発から自社で行ってる「アプリリア」ですが、

4サイクルに関してはあまり強くない感があり、

それがこ今日の状況を作ってしまったようです。

日本でも比較的有名なメーカーですよね！