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ジム・レッドマン。(番外編vol.350)

2013年09月28日 10時28分32秒 | Weblog
またまた60年代に活躍したイギリス人ライダー「ジム・レッドマン」選手ですよ。

59年よりノートンチームからWGPにフル参戦を果たし、

61年からまだ出来たてのホヤホヤだったホンダチームに移籍。

マシンとの愛称が良かったのか、すぐに頭角を現し、

62年に250cc、350ccクラスでWシリーズチャンピオンを獲得。

翌年の63年も同じクラスでWチャンピオンに輝きます。

その後も、64年、65年と350cc連続チャンピオンに。

引退の年となった66年にはホンダに始めてWGP最高峰500ccクラスでの初勝利をもたらします。

現役中、6度のワールドチャンピオンに輝き、

一般公道レースのマン島TTレースでもトータル6回の優勝を果たしています。

この時代は今と違い複数の排気量カテゴリーに同時参戦することが出来たので、

速いレーサーはチャンピオン回数も凄いですね。

「ジム・レッドマン」選手の場合もそんな中での1人と言えます。

最高峰の500ccクラスでのシリーズチャンピオンは無かったものの、

特に350ccクラスでの速さは凄まじいものがあったようで、

63年シーズン全12戦中、半分の6レースで優勝、

残りのレースもすべて表彰台という完璧なレースをしています。

またこの時代のマシンはタイヤパフォーマンスやフレーム剛性など、

今と比べ、かなり性能で劣る部分があったため、

ライダーの力量で勝負が決まるケースが多かったのですが、

「ジム・レッドマン」選手が他のライダーたちより確実に速かったことが伺えますね。

特に60年代は安全性での配慮がかなり少なかった時代で、

ライダーの根性も今以上のものがあったと言われいます。